Question Mid Performance Review
「”Answe”の前に”Question”だよね。」
Answerの時にも書かせてもらったんですけど、私は当時中学生。
「Iversonという凄いやつがいるぞ!!」という話は聞いてたのですが、当時はNBAなんて一部の衛星放送が見れるお家でしか拝見することもできず、まぁ例に漏れず私の家で見る事なんてできなかった訳で。
そう考えると今はとても良い時代になりましたよね、ブロードバンドのお陰でいつでも最新の情報を、ゲームを見れる。
何ならオフシーズンのDrew Leagueの様子や高校・大学の注目選手のプレーも見られれば、スキルトレーニングを教えてくれる動画もあるんですから。
「当時にこんな環境だったら…」ってそりゃなりますよええ。オジサン妬けてしまいますよええ。
はい、脱線しまくった与太話はここら辺にして、本題としては実は私「何故”Answer”なのか」を当時は何も知らなかったんです。
当時を生きていた諸先輩方からすれば耳タコな内容だと思いますが、一応シューズメディアでもありますし、私の備忘的な意味合いも含めて。
時は1996年、しかもドラフト1位指名をされたIverson。
同期がやべー時代のドラフトで、Ray AllenやKobe等がピックされた時代ですね。
そんな中小柄なガードプレイヤーが1stピックを受ける訳で、まぁ周りからは「あんなので大丈夫か?」って言われる訳です。
Reebokは彼の身体能力を買っていたのでルーキーシーズンから契約をし、周囲の”疑問”つまり”Question”として彼のシグネチャーシューズを誕生させました…というのがルーツな訳です。
結果は皆さんご存じの通りで、ルーキーシーズンからまぁ派手に暴れまわり、新人王を獲得。まさに結果で答えを出した彼を称え、”Answer”へと移行していきました。
そう、つまりこのQuestionがIversonにおける1stシグネチャーシューズな訳です。
という訳で、今回は”Reebok Question Mid”を見てみようと思います。
上ではあんなに偉そうにルーツを書いていますが、実は私、「Questionというモデルは元々Reebokに存在した見た目が大分"あれ"なシューズ」
「これを履いてIversonが活躍したから、その改良を加えたIversonモデルがAnswer」
とか最初は思っていました。バスケに戻ってきて色々なルーツを知る前のお話。
中学・高校の時代でもReebokのQuestionというモデル自体は知っていたんです。とても見た目が特徴的じゃないですか。特にサイドから見える六角形のあれ。(あれとFlght Vの目玉のアイコニックさは似たような物)
今考えてみるとAnswer 1はルックスをしっかり引き継いでいたんですね。機能はさて置き。
ではでは早速見て行ってみましょう!
今回は…ちょっと豪華なご案内です。
1色目はYukibearさんから頂いたPacker Shoes x Reebokの "Saint Anthony High School"という貴重なカラー。
もう1色はご存知Iverson x Hardenなダブルネームな”CROSSED UP, STEP BACK”という、豪華2色を見ていきます!
■ディティール
まずは外観から。
もうね、豪華賢覧です。
まずはPacker Shoes別注のカラーから見てみようと思うんですけど、もう本当に凄いとしか言えない…。
このカラーはアメリカ ニュージャージ州に拠点を置く老舗シューズショップ「Packer Shoes」別注で作成されたカラー。
カラーテーマはネームの通り、ニュージャージーの地元バスケ強豪校「Saint Anthony High School」の2007-2008シーズンのTeamカラーを再現したもの。
この年、調べてみるとSt. Anthony High Schoolはレギュラーシーズンを全勝で勝ち進み、見事州の優勝を勝ち取った年でした。
全面がゴールドのレザーで覆われ、トゥ部分はマルーンのスエード。
各部レザーの質がとても高く、かなり拘られた意匠を感じます。
ヒールバックのReebokのマークとアルファベットのQを合わせた独特のマーク、これ恰好良いんですよね。
この部分にもスエードのレザーが奢られ、ゴールドの刺繍で描かれています。
しかもアウトソール側のナンバリングもスエードと刺繍。
え、地面に滅茶苦茶近いところまでそれやられると怖いし勿体ないし履けないんですけど…。(履きますけど)
ライニングも格子パターンの入った独特のものが使われています。
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