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第19話 少しずつ行う手続き

母が病気になりました。
病名は急性骨髄性白血病でした。
2018年11月2日母は旅立ちました。

人が生きていくっていうのは、こんなにも大変なことなのか。
手続き変更をしていくと本当に実感します。

今回は急ぎではありませんが、行わなければならない手続きについてまとめていこうと思います。

まずは、お金にかかわることからです。
銀行関連はまた別でまとめます。

1、クレジットカード

クレジットカード嫌いの母でしたが、2枚だけ所持しておりました。JRのジパング倶楽部とANAのカードでした。旅行好きな母らしいチョイスでした。

クレジットカード会社には裏面記載の電話番号、明細書などあればそちらに載っている電話番号に電話をしてください。カード会社にもよりますが、あちらから解約の書類を送ってくれます。

私の場合は、2社とも除籍謄本、私の免許証のコピー、送られてきた書類への記載と捺印、1社だけクレジットカードを同封で済みました。

2、携帯電話

母の携帯電話には、頑張って母が登録した友人の名前が数人ありました。メールのやりとりも数件ありました。生前、母が何かあったら連絡をして欲しいリストを作っておりましたので、こちらと照らし合わせ、全員リストに名前があったので、解約致しました。

ずっと携帯を持つのを嫌がり、渡した後も操作がわからないとしょっちゅう喧嘩をしました。でも入院した後は持ってきて欲しいものを伝えたり、友人と話したりするのに重宝したようです。解約した時には何も思いませんでしたが、オリンピックのメダルになってくれればと区役所のボックスに投入した時には、いろいろな思い出が一瞬でバーっと頭の中をかけめぐり悲しくなりましたね。

3、パスポート、免許証

母の場合、パスポートは期限切れ。免許証は、返納済でした。どちらも期限がある場合は、パスポートセンターや警察署に除籍謄本と一緒にお届けください。

4、固定電話

固定電話がある方は、毎月の通知が届きましたら電話件の相続の手続きをしてください。窓口に電話をすると書類を送ってもらいますので、そちらを記入の上、必要な書類と共に送り返してください。

なんと、昭和という時代は個人情報という概念がなかったため、うちの固定電話の権利はなんと祖母の名義でした。祖母が亡くなったのはもう30年も前ですが、名義はまだ祖母の名前でした。

電話口で、担当の方に名義の名前が『〇〇〇さん(母の名前)ではないようです。』と言われ、とても驚きました。登録の住所も祖母の住所だったようで、番地変更で、もうわからず、かろうじて名前と町名を言えたのでオマケして、手続きを進めてくださいました。

こんな例は滅多にないかもしれませんが、区画整理や、番地変更などを経験された方は、生前に確認をした方がいいかもしれません。(こちらもエンディングノート欄でまとめます。)

5、電気、ガス、水道、インターネット

これらも請求書や、引き落とし明細書などが届くタイミングで順次変更の届けをするとよいと思います。

まとめ

郵便物が届いたら名義変更をする、または死去のしらせをして、次回以降の送付を停止してもらう。そして手続きが済んだら、その名前をメモしてリストにするとよいと思います。

ご年配の方や、パソコンを使わない方は、本当に何十通もの郵便物が来て大変だと思います。ですが、放置すると翌月号が来て、どんどん整理が大変になります。その都度、その都度、面倒ですが、電話をして停止をお願いするのが良いと思います。

(続く)

イラストは元吉茉莉花さんです。twitter(‏@marika_3o210 )


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