昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 どこからか 陽の光が強くなって 目を閉じたとき ふと幸せを感じます。 なんだか自分も生命体の一つで 孤独のなかに 世界を見た。 人間の人生は修行で、猫の一生は散歩。 MEW.
昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 忘れられないこと。 ひとつや ふたつは 誰にだってあること。 だいたいは、こころの傷かしら もう戻れない後悔。 私たちには未来しかないから 過去を変えることはできないのだけど 誰にも気づかれない触れられないところの話。 これを読んでくれた貴方には 今日どこかで幸せに感じる何かを プレゼンとします。 空を見て、 世界のだれかと微笑み合って欲しい。 一人前の人間みたいな心の揺らぎを 抑えきれない猫。 今日は何
昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 体験したことのない世界 目にして 口にして 新しいものを選ぶ喜び。 気持ちも、 瞬間、瞬間変化していく。 私は、お天気の子。 でもね 立ち止まって一息、 変わらないことを大事にできる あの子。 ひとつのこと大事にできる あの子。 あの子と私にある一線。 小さく胸を突かれた気持ち。 でもね 私は、新しいものが好きなんだ。 MEW
昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 山手線の丸の真ん中、緑の中にてお昼寝中。 山に囲まれた田舎を飛び出して 5度目の冬。 背伸びをした暮らしにも慣れてきた頃 新しい風を感じるふりして 好きなものに囲まれ 何不自由なく 暖かい追い風のなか過ごす 理想の世界に浸る 現実に目を向けない時間。 それから、 ゆっくりと理想と現実を中和させて また立ち向かう前の呼吸。 深呼吸して自分と手を繋いで進む。 MEW
昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 首から右腕にかけてピリリと痛む。 昨日、うどんに唐辛子を入れすぎたからかしら。 お腹が日に日に膨れて まんまるの満月みたいになりました。 たらふくという言葉は、鱈のお腹が たんまりと膨らむことから リスのほっぺみたいなことね。 どうしてこの世の中には 太いや細いの言葉があるのかな。 猫背で丸くなって一日中、 布団に溶け込んで過ごす。 たらふくのお腹を撫でてもらいながら ゴロゴロするの それが幸せ。 MEW
昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 何もしないことに罪悪を覚えた自分を叱り。 この寒さのなか、ただ生きているだけで御立派なのです。 呼吸をして 目を開いて 指動かして 四六時中、猫じゃらしと戯れる時間を大切にしたい。 休日なら休もうよ。 何もしないで、呼吸だけ。スーハー。 休日じゃないならサボろうか。 MEW
昼下がり、いかがお過ごし野良猫日和。 どこからか聴こえるサイレン。 自分はただそこに一人座っているだけなのですが、 まわりは騒がしい。 世話しなく行きかう人に、取り残された気分。 遠い空を眺めてみましたが、特に思うことなく 時間が過ぎるのを待っています。 ここの日当たりはいつまでか。 あそこの日当たりはいかがか。 正しい生き方を誰も教えてくれなかったので 間違えた道を歩いているのか。 ただ暖かいところで寝るだけの幸せ。 MEW