BRANDED SHORTS 2023 受賞作品
Branded Shorts of the Year インターナショナル部門
作品名:Me, My Autism & I
Tom Hooper/3:40 / イギリス / 2022
企業名:Vanish & Ambitious About Autism
広告会社:Havas London
制作会社:SMUGGLER London
選定理由:
単に自閉症の抱える主人公の辛さを描くだけでなく、それを支える家族や友人のリアルな姿など、様々な立場や思いが昇華されていたこと、そして圧倒的なリアリティが高く評価されました。これだけの作品を作り上げるためには、出演者とスタッフの間で十分なコミュニケーションが行われたはずで、そのプロセスやクリエイティビティも含めて受賞に相応しいとの結論に達しました。
Branded Shorts of the Year ナショナル部門
作品名:恋するチャミスル2
ジョン・ウンヒ/6:30 / 日本/2022
企業名:眞露株式会社
広告会社:株式会社ジェイアール東日本企画
制作会社:株式会社AOI Pro. / 株式会社FIELD MANAGEMENT EXPAND
選定理由:
BRANDED SHORTSが映画祭の中にある一部門という性質上、広告を越えたブランデッドムービーと言えるかについて議論がありました。しかし、最終的には他の作品を寄せ付けない「面白さ」が光りました。この作品を見ると、なんだかハッピーになり、他人とシェアして感想を言い合いたくなります。韓国コンテンツの盛り上がりに沸く今の日本を的確に捉え、ある意味での国際交流とも言える次元まで、解像度高く捉えたクリエイティビティと時代性を評価しました。
Deloitte Digital Award
作品名:米津玄師 x PlayStation®️
児玉裕一/2:03 / 日本/2022
企業名:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
広告会社:SIX/博報堂/博報堂ケトル
制作会社:ギークピクチュアズ/Khaki/IMAGICA/ Omnibus Japan/MARK 選定理由:
本アワードの指標の中でも特にPurpose(存在意義)、Design(デザイン)が優れており、 映像表現、メッセージ、ブランドらしさが作品の中でしっかりと描かれている。プロダクトがユーザーに与えるブランド体験をそのまま映像に落としこんだような作品で、見ているだけで世界にどん どん引き込んでいく、まさに同社が目指す世界観がみごとに表現されている点を評価しました。
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作品名:WEBTOON新人編集者 密着ドキュメント
Tommaso Barbetta /8:41 / 日本/2022
企業名:株式会社ソラジマ
広告会社:株式会社映全社
制作会社:株式会社映全社
選定理由:WEBTOONという一見華やかなものを支える編集者の日々の働く姿を映像にした本作品。編集者の仕事だけでなく、会社の雰囲気や文化をも映し出し、純粋にこの会社で働いてみたい、と思わせた秀作でした。
第12回観光映像大賞 歓呼庁長官賞
作品名:からっぽ
藤代 雄一朗/ 23:28 / 日本 / 2022
自治体名:青森県
選定理由:
青森のここへ行って欲しい!これを食べて欲しい!こんな風に楽しんで欲しい!」と、高らかに観光を謳う映像ではないものの、青森という場所(風土)が、人と触れ合う旅、自分を見つめ直す旅、そしてそれが出来る場所である事を垣間見せる新しい形の観光映像でした。今まで、人気(ひとけ)の無さや有名な観光資源の無さといったネガティブさを逆手に取った観光映像は数多有りましたが、ここまでシネマチックな描き方で上手くその奥深さを秘める事に成功した作品は無く、第12回観光映像大賞 観光庁長官賞に選出しました。