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韓国・釜山の国際広告祭AD STARS 参加レポート①
東京と同じぐらい暑い釜山で8月24日から26日まで開催された、韓国最大級の国際広告祭「AD STARS」に参加してきました。3日間に渡って開催されたイベントのレポートを二回にわたってお伝えいたします!
【AD STARS 基本情報】
開催時期:2017年8月24日から26日まで
開催場所:釜山国際コンベンションセンター(BEXCO)*アジア最大の釜山国際映画祭と同じ会場です。今年で10回目を迎える国際広告祭。アジアだけなく、世界中の広告を取り扱う。今年のエントリーは約2万にも及ぶ。日本は韓国に次いで二番目に多い。
ホールの中には、一般向けゾーンとパス保有者しか入れないゾーンの二つに分かれています。一般向けのゾーンには、アドテクやスタートアップ企業のブースが多く並んでおり、今年のノミネート作品や過去9年間のグランプリ作品などが展示されています。またパス保有者は、一日中プレゼンテーションが開かれているステージに入場が可能で、一日中途切れることなく、ワールドレベルのクリエイティビティに関するプレゼンテーションが行われていました。
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日本のPSAを紹介する展示も
3日間の間、いくつかプレゼンテーションに参加できたので、ご紹介します。
「Always Be Creative – Why Creativity and Film Craft Matter in Advertising」というトピックでプレゼンテーションを行ったのはオーストラリア ブリスベン/シドニーを拠点におくVFX会社Alt.vfxのTakeshi Takada氏とDave Kelly氏。Altは、ペプシの桃太郎シリーズや、最近話題になった故松田優作が再現されたウィルキンソンのCMなどを手がける、世界中で活躍するVFX会社の一つです。限られた予算、時間のなか、クライアントの期待に如何に応えるために必要なのはクリエイティブである、というメッセージを過去手がけた作品の紹介と共にお話をされていました。制約があるからこそ広がるクリエイティブの世界を垣間見ることができたプレゼンデーションでした。
ちなみにAltのShowreelが本当にかっこいい! ぜひこちらからご覧ください!
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「#ProductionLife – From an Agency Producer’s Perspective」で登壇したのは、Publicis One JapanのBrendan Cravitz氏。エージェンシーのプロデューサーとは何をするのか、何が必要なのかをお話されていました。TV局でリアイリティショウを手がけていた時代からユニバーサルスタジオで長編作品のトレイラー制作、そして現在Publicisでプロデューサーとして活躍している経歴から、あまりわかっていない「プロデューサー」の立場をよく知ることができるプレゼンテーションでした。
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最終日には審査員長たちによるパネルディスカッションが開催されました。タイの広告を世界に知らしめた第一人者、タイのレジェンドと呼ばれるSuthisak Sucharittanonta氏(BBDO Bangkok)を始め、審査員のラインナップも豪華です。近年、VRやAIなどテクノロジー一辺倒の広告の世界で、原点に戻ったと感じられる作品が紹介され、そういった作品こそ多くの人々とのエンゲージメントを得ることが出来ると話されていました。
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レポート第二弾はこちらから!