第8回 横浜トリエンナーレ(BankART、黄金町バザール編)へ :DAY2
BankART STATION
2日目は、みなとみらい線の新高島駅にある「BankART STATION」からスタート。
駅の構内にこういうスペースがあるのは良い。
(名古屋でも駅の中にこんなアートスペースができると良いけど、名古屋の地下鉄の駅にはできないよね。。。)
有料スペースの展示も良いし、ショップも良いです。
横トリは横浜美術館にショップがまだ戻っていないため10種類ほどの横トリグッズを細々と販売してたが、BnakARTのショップにはアーティスト関係の書籍などが充実している。
STATION内は有料ゾーンと無料ゾーンがあり、有料は単独チケットと横トリ+黄金町バザールとのセット券もある。
また、有料チケットでガイドブックをもらえる。このガイドブックは結構充実した内容。
ちなみに横トリはガイドブックはなく作家作品の解説は現地のキャプションのみ。公式WEBにも訪問時には見当たらなかった。
展覧会のタイトルは「UrbanNesting 再び都市に棲む」。
展示は見やすく、個々の作品も楽しめた。
横浜の都市の変革をテーマにした作品など、この地で活動してきたBankARTらしい丁寧な展示でした。
ここにはカフェ?もありアルコールも飲めるようだったが、先は長いため残念ながら次へ向かう。
BankART まちなか展示
新高島駅から横浜市中央卸売市場方面へ徒歩で向かう。15分程で市場付近に到着。
いきなり「宇宙人とは接触しないほうがいい」という青看板!これは「島袋道浩」の屋外作品。
他にも市場周辺の店舗にメッセージ作品があり、普通に営業している喫茶店の店内にもあった。
次は「光岡幸一」の巨大な壁画?作品。「あっちかも?」という文字がビルの壁面に。
また老舗の海苔店舗(出川哲朗の実家)内に「蔵 真墨」の作品がある。
再開発がギリギリ行われていない場所に「ヤング荘」の作品「スナックフェンス」が置かれている。これも、なんだこれは!という作品で面白い。ストリート感もあり、めちゃ良いです。ここで呑みたい。。。
ポートサイド地区は人工的で、これ一体誰が暮らすことを想定しているんだ?っていう街だが、この辺り(ポートサイド地区のギリギリ外れ)は好きです。近い将来なくなるであろう光景だが、本当に残ってほしいと思いました。この光景が見られるだけでも、ここで展示をすることの意味はあると思う。
他にもポートサイド地区はじめ関内地区などにも多数展示があるが、時間の都合上、次の目的地の黄金町バザールへ向かう。
黄金町バザール
日の出町の駅で降り、まずはインフォメーション兼ブックショップへ。
横トリとのセット券にて入場。マップをいただく。
黄金町地区はもともと違法風俗街で2003年頃から浄化されていった。そのため狭小物件が多く、そこにアーティストのアトリエやギャラリーが入っている。
黄金町バザールの会場もそのような場所がほとんど。中には入ってよいのかためらうような所もあった。作品も自ずと小さなサイズのものが多い。
そんな中でアパートの屋上にある「井上修志」の作品は圧巻。エレベーターはなく、階段で手上げしたであろう鉄骨などの物量はなかなかのものだった。
屋上という空間を活かした作品で、これを観られただけで満足。
まとめ
今回初めて、横浜トリエンナーレ、BankART、黄金町バザールを同時に回った。
美術館での展示が中心の横トリと、アトリエベースの黄金町はある意味、対極だったのに対し、BankARTはギャラリーとまちなかでの展示で両者の中間的な印象。
それぞれのカラー、コントラストが楽しめるので、時間があれば横トリだけでなく、3つ回ることを強くお勧めします。
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