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オオカミ少年は愉快犯じゃなく、工作員

【計画を確実に実行する方法
        オオカミ少年】


計画を確実に実行する方法を、
思いつきました。

なぜこんな簡単な事に
今まで気づかなかったのか。


オオカミ少年の話を思い出してみましょう。

「オオカミが来る。」という嘘つき少年。
信じて武装したら何も起こらない。

数日そのような事が起こった結果、
誰もオオカミを警戒しなくなり、
大損害を被る。


この話、「嘘つきは良くない」
という結論でしか
見られなくなっていたから、
こんな簡単な事にも気づきませんでした。


【オオカミ少年は
     嘘つきの話ではない】


1番得したのは誰でしょう?笑
明らかに得した存在がいますね。

村人?違いますよ。
少年を嘲笑う事はできたかもしれませんが、
彼等も道連れ。大損です。

オオカミ側は?
全く犠牲もなく、
ノーガードの村へ攻め込めましたよね。
あれ?


この話はオオカミ側から読むべきです。

実は、少年はただの愉快犯ではなく、
オオカミ側の工作員。
ではないですか。

オオカミ側からすれば、
最低限の労力、犠牲で、
村一つを侵略できた話になりませんか。

実行に移しづらい計画を実行する
一つの手段
として、大変有効です。



誇大な広告を打っておいて、何もしない。
そのうち人々は「何もする気がない。」
と思います。
その状態に慣れる訳です。

どんなに困難な計画でも、ノーガード。
反対派や、対抗勢力はゼロになります。
遥かにハードルが下がるでしょう。

そこでいきなり実行してしまう訳です。



【油断させるより遥かに効果的】

「油断させる」と言うのに似ていますが、
ちょっと違います。

「この村はオオカミが来ても大丈夫。
 強い村だから。」
と言うのが油断させる方法。

相手の慢心を狙う訳です。
言葉だけで済みます。




しかし、このオオカミ少年の場合では、
行動が伴う。

武装させ、
何も無かったと言うのを
経験させなければいけません。

実際にデモンストレーションを行い、
あえて失敗を繰り返す必要があります。



その状態に慣れさせ、
普通になるまで
繰り返さなければなりません。

ちょっとハードルが高い。
しかし、その分、気づいたときには
言葉ではなく、経験として
体に染み付いている。
確実に目的を達成してくれるでしょう。

思い返してみれば、
「太王四神記」の
タムドクの幼少期もそうですよね。


そして、いつまでも建物の建たない
建設予定地なんかもありますよね
しかし、急に工事が進んだりして…


ハードルをなくすための、
「計画された失敗」

意外と存在しているのかもしれません。



【お知らせ】

この話は小説にしました
「オオカミ少年 part3」 ぜひご覧ください


アルファポリス Grisly







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