槍一本で解決するならアリエルの努力は何？けど理由がある 【リトルマーメイド考察】
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【リトルマーメイドの疑問】
これは昔も書きましたが、
リトルマーメイドを見た人は
必ず同じ疑問を思い浮かべるはずです。
トリトン王のポセイドンの槍で一振り。
アリエルは
最後足をもらってハッピーエンド。
いやいや。
そんな簡単なら、声を失い、
命まで取られそうになってやってきた
今までの努力は何だったんだ。
私も、最初はそう思いました。
しかし、これが1番深いテーマであり、
リトルマーメイドの核心だと分かりました。
【実は全くハッピーエンドじゃない
原作以上の毒を盛り込んでいる
リトルマーメイド】
これはミスでも、
設定の穴でもなんでもない。
狙って書いているのです。
これは、本当に簡単な
ちょっとしたことのために、
命を賭けなければならない苦労
というテーマ。
考えてみましょう。
トリトン王に素直に頼んで
アリエルは人間になれたでしょうか。
なれません。
行動としてはいくら簡単な槍の一振りでも、
それは、死ぬほど難しい。
トリトン王の考えを変えるのは難しい。
（リトルマーメイドIIでは、
そんな彼の過去が描かれています。
王妃を船舶事故で亡くした悲しい記憶…
まぁ、それは続編なので置いといて）
アリエルが槍のことを知っていても、
やっぱり、アースラと
命懸けのギリギリの交渉をして
生きるか死ぬかのところで命を張って
勝ちとらなければ人間にはなれない。
はたから見れば、何でもない
本当に簡単なことのために、
命を投げ打ち、生きなければならない苦労
と言うのも
この作品には描かれているのです。
考えてみれば、我々皆がそうです。
側からみれば簡単で
何でもないことのために
命を賭け、時間を費やし
生きていかなければならない苦労。
原作をハッピーにしたように見えて、
原作以上の
とんでもない毒を盛り込んでいるのです。
まぁ、そこが良さなのですが…笑
書いていてなんか虚しくなってきた笑
【次回】
Part Of Your Worldは、
超危険な歌
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