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異能β-16: 2024年Indy 500に期待を込めて
佐藤琢磨が2010年よりIndyに挑戦して大分経つ。
2010年2月KV RacingよりIZOD Indy Car Series(アメリカのミッドレンジ衣料品会社)に参戦することを発表。このシーズンは大した記録は残していない。
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2013年4月Indy Car Series第3戦のLong BeachでA.J.Foyt Racingから参戦、Indy Carによる初優勝を記録した。
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2017年5月のIndy 500で日本人初の優勝。
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2020年のIndy ではフロントロウからのスタートで2回目の優勝を遂げたのは周知の事実である。数日前、後期高齢者となった記念にeBayで落札した品が到着した。2020年に優勝したGREENLIGHT(GL)製の1/18モデル。もう米国で発売されて大分経つ、最初はSpark(SP)辺りから発売されるのを期待していたが、結局SPは1960〜70年台の車は何台も発売しているが、その後は音沙汰無し。
2023年3月noteに記載した「事実は小説より奇なり12: 佐藤琢磨という生き方」では2回目優勝車は写真を資料とするしかなかった。
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今回、eBayより「こんなモデルは欲しくないか?」との宣伝があった、新古品だが琢磨のサイン入りが売り物らしい、初めは触手が動かなかったが、値段も適当でサイン入り、即決したのは言うまでもない。
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最近のIndy車はシャーシが指定されていて、それに其々のエンジンを乗せて、後は細かなところを其々の設計思想で工夫している様だ。
F-1(2021年のSP製Red Bull Honda)と比べてみると幅は若干広めで全長は大分短い。
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後輪で合わせると、前輪でこんなに短い
昔のIndy車(1978年Carl Haasと組んでLola T500にCosworth DFXを積んだChaparral)と比べるとホイールベースは同じ位だが、全長は長い。
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ホイールベースはほぼ同長、フロントのウイングがかなり先に付いている
それと2020年からコクピットにエアロスクリーン型保護デバイスが付いたのはF-1同様安全性を考慮したものである。
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ここの構造はF-1と若干異なる、どちらが良いかは判らないが冷気はどうしているのか
この記事を書いている時、Face Bookに2024年版の琢磨が駆るIndy車の写真がでていた。
2012年と18年から21年まで在籍していたRahal Letterman Lanigan Racingに復帰での参戦、日本でもお馴染みの世界的な工作機械メーカーであり、サプライヤーでもあるアマダ現地法人AMADA AMERICAがスポンサーの様でロゴもお馴染み、期待したい。
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琢磨は予選10位で決勝は14位であった (追加の画像)
編集後記
最初は2023年3月noteに記載した「事実は小説より奇なり-12: 佐藤琢磨という生き方」に追加文章として記載する予定であったが、同じ1/18モデルを並べて比べてみると歴史の流れが結構な違いとして目で見ることができる。これもモデルであればこその醍醐味かも知れない。
2024.02.17
一部追加 2024.06.20
参考文献:・Wikipedia last edited on 1 March 2023
・佐藤琢磨 インディ500制覇 auto sport vol:1458、 2017.6.23
三栄書房 東京
・Auto Sport Webより 2024.06.20の画像