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NoTicketでWWDC24に行った話

「いつかシリコンバレーに行ってみたい!」と願った夢が、つい最近叶いました。
私はとある企業の会社員で、ITやテクノロジーに興味はあるのですが、開発者ではないので深い知識は全くありません。そんな私がなぜシリコンバレーに行くことを夢見ていたかというと、
世界最先端の技術やサービスが生まれる場所ってどんなところ?
という疑問を持っていたからです。

今では当たり前のスマホや最近アツいAIサービスを生み出した天才たちが集まるシリコンバレーって一体どんな所?
何か町全体で取り組んでいることがあるのか?
そんなことが気になって、周りの友人に「シリコンバレーに行くことがあれば誘ってほしい!」と言っていました。

すると今年の4月にある友人がWWDC24のチケットが当たったので、一緒にアメリカ・サンノゼに行かないか、とお誘いがありました。
※WWDCとは:Appleの新製品発表会

円安だし、1週間も会社休めるかな、、、と行かない理由を挙げることもできましたが、またとないチャンスに乗っかることにしました。
サンノゼ・サンフランシスコ旅行の記録は別記事で公開予定で、この記事ではWWDC24のサイドイベント:One More Thingに関する情報のみ記載しています。

サンノゼ・サンフランシスコ旅行記はまた次回

WWDC24のサイドイベント:One More Thing (OMT)

WWDC24は2024/6/9~6/11の3日間で、アップル本社があるアップルパークにて開催されました。WWDCには主にディベロッパー(開発者)や記者の方などApple社から招待されて入場チケットを持つ方でないと会場には入れません。筆者はチケットを持っていなかったのでWWDCの会場には入れませんでした。
せっかく渡米したので何かしら参加できるイベントは無いかな~と探していました。過去のWWDC期間にもチケットなしで参加できるサイドイベントがいくつかあったようです。
渡米前にWeb上でサイドイベントを調べてみても見つからなかったのですが、WWDC24に参加される日本人の方に運よくお話をする機会があり、今年はサイドイベントとして「One More Thing」があるよ~と教えていただきました。

早速調べてみるとOMTには3つの種類のチケットがありました。
・Ultra: 限定イベントへの参加、プレゼンの権利があるチケット($850)
・Max: 指定席、オフィスアワーへのアクセスが可能($500)
・Pro: 先着順、海外からの渡航者向け(Free)
※OMTとは:https://omt-conf.com/

私は海外からの渡航者なのでFree ticketで参加を申し込むことができました。サイドイベントに無料で参加できるなんて、それだけでサンノゼに来た甲斐がありました!

実際にOne More Thingに参加して

OMT初日の6/10(月)はApple's keynote & State of the Unionのストリーミングを参加者全員で視聴するというイベントでした。会場はResidence Inn.という建物の中の会議室を貸し切って行われました。
受付窓口にチケット登録画面を見せると、ネームプレートとグッズを受け取り、会場の中に入っていくことができました。その日の参加者は全員で約50名くらいで、皆さんディベロッパーなのでPCでメモを取ったり、中にはコードを書きながらKeynoteを視聴している方もいたりで、気取らない雰囲気で参加できました。

Appleの発表をライブ配信で視聴、皆で新機能に盛り上がる様子

Keynoteの発表で一番盛り上がったのはiPadに計算機の機能が付いた時です!(笑)
「やっと実装されたか!」「待ってました!」という掛け声が飛び交い、会場は最高に盛り上がりました。私もiPadユーザーだったので、この発表に会場の皆さんと一緒に盛り上がることができて、とても楽しかったです。

Keynoteの後は1時間ほどのお昼休憩があり、その後State of the Unionを同じ会場で視聴しました。Keynoteの時はかなり盛り上がっていたのに対し、State of the Unionは静かで、技術的な話が中心だったという事もありますが、お昼後だったこともあり、居眠りしている人もちらほら…笑
初日はAppleのストリーミング同時中継でイベントは終了しました。
WWDC24に参加した友人の話では、WWDCでもOMTと同じように収録済みのkeynoteの映像をみんなで見守り、発表される新機能に驚き喜ぶという様子だったようです。


2日目以降はOMTが主体となって様々なトークセッションを企画していました。初日にたまたま主催者の方とお話する機会もあり、自身がディベロッパーではないがITに興味があることを伝えると、技術者でなくても楽しく聞けるセッションをいくつか紹介してくれました。
・Women's Lunch
・Collaboration & Career Growth
・Awards are fun

残念ながら、6/10の午後以降は先に予定があったので、他のセッションに参加することは叶いませんでしたが、もしWWDC25のチケットに外れてもOMTがあれば5日間は退屈することなくイベントを楽しむことが出来ると思います。(むしろWWDCは3日間なので、OMTの方が長いです!)
ただ、OMTはWWDCに合わせて毎年行われているというわけでもないため、参加を検討されている方は行く前に調べてからの方が良いかと思います。

OMTでは様々なセッションが用意されており、退屈することはありませんでした。

OMTに参加して良かったことは3つ

①Appleの新機能発表をリアルで聞ける
日本でも夜更かしをすれば中継を視聴することができますが、現地の方と一緒になって新機能の発表を喜べるので、楽しさが段違いです。

②Appleの発表以外のセッションも盛りだくさん
これまでのAppleの機能開発の歴史を解説したり、賞を受賞した開発者さんのアプリを深堀りしたりなど、勉強になるセッションがいくつもありました。

③普段会えないような人と交流できる
ディベロッパー同士の交流はもちろんですが、私のような初心者でも皆さんフレンドリーに話しかけてくれたり、ディベロッパーならではのこだわりや開発の話を聞くことが出来ました。

もし今後WWDCのチケットが外れたとしても、OMTのようなサイドイベントはあると思うので、思い切ってサンフランシスコ旅行に出かけてみてはどうでしょうか?
また自身がディベロッパーでなくてもITや最新技術に興味がある方であれば、存分に楽しむことが出来ると思います!

最後に、この記事がだれかのお役に立てれば嬉しいです。


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