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岸田文雄首相という「世襲3代目の政治屋」の「空虚さに富んだ」為政は,国利民福路線とは真逆でした
自民党の歴代首相のなかでもその「カラッポさ」を観たら天下一品,さすが伝統ある「世襲3代目の政治屋」の立場から「異次元的な摩訶不思議さ」を自証した岸田文雄君の存在は,この日本国をさらに品質劣化させつつあることは確か……。
※-1「自分で何を言っているかわかっていない岸田さん【金子 勝】-大竹まこと,室井佑月,金子 勝,鈴木純子・出演」『【公式】大竹まこと ゴールデンラジオ!』2023年10月20日,https://www.youtube.com/watch?v=zhKEmXh_j10&t=643s
現在「チャンネル登録者数 3.54万人」だと公表されている,この公式名「大竹まことゴールデンラジオ」「大竹紳士交遊録」は,文化放送のラジオ番組である。テレビではなく,ラジオの放送のなかで大竹が,自分の個性に乗せるかっこうで,毎回呼ぶゲスト識者たちに語らせる番組である
2021年10月4日,岸田文雄が念願の首相になってからの話題であった。ある時,子どもたちから「首相としてやりたいことはなにか」と質問されたのに答えて,彼は「政権人事をいじくることが一番の関心事だ」といった。
政治家が国家最高指導者の地位に立ったとき,「あなたはどのような使命や理想,主義・信条などを抱いて,自国を導いていくつもりか」尋ねられたさい,前段のように岸田が「真顔で応えた」という事実は,どうやら,確たる「自身の政治路線」に「特定の実体=中身」が用意されていなかったことを教えていた。
安倍晋三政権の時期もそのデタラメ政治を徹底的に批判してきた金子 勝は,岸田文雄がそれに輪をかけた体たらくぶりを発揮するばかりの采配ぶりには,相当に呆れはてていた様子である。
岸田文雄がこれまで披瀝してきた「首相の指導性」,この実力がいかほどのものであったかは,いまとなってはバレバレのみえみえになっている。彼の政治手法はこのように,ボロクソにくさす以外,評価に値するような実績・成果はなにも上げえていなかった。
ただし「法人税の低率ぶり」「増税・防衛費倍増」「原発の稼働・新増設」だけは,しっかりと維持・実行していきたいが,「減税・消費税の撤廃」は「法人税率の上げ」とともに絶対にやる気がなかった。ただし,一時的・臨時的な減税対策で庶民の鼻先が向かうところを惑わせようとする戦術ならば,自政権の維持・長期化を図りたいがゆえ,衆議院の解散総選挙を含みもたせながらも,限定的にだがやる気だけはみせてきた。
それにしてもこの岸田文雄君は,日本の政治家でありしかも,例の「世襲3代目の政治屋」である以外,なんの取り柄もなかった。とりわけ,国際政治の舞台ではまったく通用しない資質であったせいか,外交の領域で発揮すべき才覚にももともと恵まれていなかった。
ただ,「東洋の端に位置する島国」の平々凡々たる「ボンボン指導者」だという印象しかもたれていない。その「▲ホさかげん」については,つぎの『Smart FLASH』2023年7月23日, 16:05 に掲載された記事がうまく説明していたので,これを紹介してみたい。
そういえば,だいぶ以前「岸田文雄は検討使」とヤユされたことがあったが,最近はほとんど指摘されることがなくなっていた。岸田が首相としていうこと・やることの圧倒的な部分は,国民の立場からすると「検討にさえ値しなかった」ものばかりであった。
つまり,「検討しようにも」「しようがない」というか,それこそ「箸にも棒にもかからない」ことしか口から出てこない「日本国の総理大臣」であったゆえ,国民たちの立場からは最近,この人のいいぶんにまともに耳を貸さなくなっている。
※-2「岸田首相『国会も変わらねば』発言に『どの口が言う』『いちばん変わるべきはアナタ』SNSでツッコミ殺到」『Smart FLASH』FLASH』2023年7月23日, 16:05 がこう酷評していた
(なお上記の引用は『YAHOO!JAPAN ニュース』からである)
a) 岸田文雄首相の「国会軽視」ともとられかねない発言が物議を醸している。
〔2023年〕7月22日,岸田首相は,政策提言組織「令和国民会議(令和臨調)」の第2回会合に出席。15分ほどあいさつしたあと,令和臨調の4人の共同代表から質問を受けた。
補注)なお「令和臨調」とは,「自分たちの社会を自分たちの力でより良いものにしていこう」,その強い意志こそが民主主義であり,つぎの時代に持続可能な日本社会と民主主義を引きつぐため,世代や立場を超えた有志による会議体〔のこと〕を指している。
そのように説明されていた令和臨調であるが,安倍晋三が2010年代の強権的な圧政を重ねてきた結果を,疑うこともなく継承している岸田文雄のもとで,そのような令和臨調をウンヌンされても,まともに聞く国民・市民・庶民がいるのか?
その同代表の1人,佐々木毅元東京大学総長が,「国会運営は明らかに行き詰まりをみせ,さまざまな問題も生み出しつつあり,国民の不満に答えるには不十分な状況にあると思う」とし,「政治全体の新しいエネルギーを生み出すような状態を作りだす」ことへの所見を問うた。
この質問に,岸田首相はこう答えた。
「国会の運営については,長年の蓄積があるわけだが,時代が大きく変化しているわけだから,それに答えられるような議論をおこなうために,国会の運び方やありようも変わっていかないといけないと思う」
「決断をし,結果を出す重要性を申し上げたが,少なくとも国会の議論においても,批判にとどまるだけではなく,国民に対して選択肢を示すことができる議論,こういった議論は国民にわかりやすいかたちで示していく努力をし,そのために委員会や本会議をどう運営していくか考えていくことが大事だと思う」
「歴史の転換点にあって,政治や国会の役割が物足りないというご指摘を謙虚に受けとめながら,いまいった方向で努力をしていきたいと思っている」。
b) この発言に対し,時事通信は「行政府トップの首相が立法府のあり方に言及するのは異例で,野党から批判が出る可能性もある」と報道。実際,SNSでは批判的な声が多くあがった。
前兵庫県明石市長の泉 房穂氏は同日,自身の Twitter にこう書きこんだ
『岸田首相が「国会も変わらねば」と “異例” の言及をした』とのニュースだが,『多くの国民は「総理こそ変わらねば」と “普通” に思っている』ように思う・・・〔と〕。
立憲民主党の大串博志衆院議員は同日,自身の Twitter にこう書きこんだ。
どの口がいうのか。国会は黙っていろといわんばかり。まともな総理の発言ではない。私たち野党側が提案している議員立法をことごとく審議しないままたなざらしにしているのはどこの誰だ!
佐々木共同代表が「総理総裁としての所見を聞きたい」と質問していることから,「自民党総裁として答えた」といういいわけはなりたつだろう。だが,岸田首相からそうした言及はなし。
「岸田首相は,これまでも『国会軽視』と批判されてきた過去があります。岸田首相は,2022年7月8日の安倍元首相の死去から約1週間後に記者会見で『国葬』とすることを表明しました」
「8月10日に第2次岸田改造内閣が発足すると,閣僚と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との『接点』が問題視され,国葬に反対する声が高まりました」
【参考画像】
![](https://assets.st-note.com/img/1697948660084-0PRyNpWhNW.png?width=1200)
「8月18日,野党5党が臨時国会の召集を求めましたが,臨時国会が召集されたのは9月3日。閣議決定のみで国葬を決定した岸田首相には『国会軽視』との批判が渦巻くこととなったのです」(政治担当記者)
c) さらに今回の「国会は変わらねば」とする異例の発言に,SNSではツッコミが殺到している。
行政トップが立法府に口出しするとか異常過ぎる。自民党は日本を権威主義国家にしたいのか。
あるべき姿は閣議決定連発し,国会では同じ原稿を読み続けて議論せず答えず,ただ数の力で淡々と採決していくその運び方のことですか。それは民主主義ではありません。
この発言はおかしいかと。政府は議会にて審議される側,批判を受けるのは当然で,議会に対して丁寧な答弁を心がけるのは政府の方です。立法府の方ではありません。
国会での議論を軽視している輩がなにをいう。変わらなくてはいけないのは,国会ではなくあなただ。
安倍元首相は過去4度も自身を「立法府の長」といい間違え,批判を浴びた。SNSでは「岸田文雄氏も安倍晋三氏同様,自分を立法府の長だと勘違いしてないだろうな?」という声もあがっている。(引用終わり)
--岸田文雄は安倍晋三第2次政権の時期,このアベにはさんざんコケにされまくっていたが,そのときはじっと「我慢の子」にみえていたけれども,この観察は全然,観ている側の勘違いであった。
岸田はおそらく,アベに対してとくにはなんとも感じていなかった節があったようである。それゆえ,そのガマン,つまりアベから受けてきた屈辱を耐えるといったたぐいの意識を抱く余地など,初めからなかったことになる。そのように観察することも可能であった。
岸田文雄はその程度・種類の無神経さならばよく備えていた。だからそれでこそ,自分がこんど首相の地位に就いた段階になってからは,アベの二番煎じになる立場,そのヌルいお茶みたいな,別言すると「〈猫的な立場〉から」だと,前段で形容してみた「ガマンのそんなもの」は「跨いで通り過ぎてきただけでよかった存在」でしかなかった」。
いまの首相の岸田はそもそも他者から自分に返された評価そのものさえ,まともに感知も理解もできていなかった。ある意味でその「鈍感さ」は最良の妙薬なのである。したがって,その程度の自己認識しかもちえない,つまり,ろくでもない為政のダラダラした進行ならば,現在においてもなお,まことしやかに持続可能的に継続できている。
d) 21世紀の現状にあってこの国「日本」は,世界全体に通じる国際政治舞台におけるその存在感を確実に薄めてきた。なんといっても,例のアベノミクスが日本経済をみごとなまで不調にした。
安倍晋三の第2次政権を経てからというもの,最近における円ドル相場:為替水準「1ドル・150円」がしごく当たりまえになってしまい,「日本経済の実力」がその程度にまで格落ちしている。「この国全体の評価基準」が相当に損価されてきたなかで,日本の国民・市民・庶民たちの生活実態は,いよいよ本格的に下落させられ,なかでも底辺の低所得層は困窮化を余儀なくされている。
しかも,旧・アベノミクスのリフレ目標(インフレ率の設定)は,完全に失敗に終わっていた。2022年2月24日に開始された「プーチンのロシア」によるウクライナ侵略戦争は,2010年代において日本の経済政策として期待されたそのリフレ率2%を,いきなり突破してしまい,一気に上まわる経済状況をもたらしたからには,労働者階級に属する人びとの実質賃金はこのところ継続してマイナスである。
アベノミクスがぐだぐだと失敗を山積してきたその間,日本の経済はデフレ傾向を維持したままこの基調に足をとられていたせいで,世界経済におけるこの国の購買力平価の実力は,ひたすらダダ下がりの一途とあいなっていた。いまや,庶民の台所はズタズタにされ,消費経済はボロボロ状態ゆえ,われわれの日常生活はその苦しさばかりが前面に出ている。
政治家としての素養に決定的な不足があった点はもちろんのこと,政治屋としての基本発想すら知的に欠落状態であった安倍晋三が,2012年12月26日から7年と8カ月もの長期間,日本の政治における「世襲3代目の政治屋」の代表格となって,この国の運営を担当してきた。その結果,とうとう,この国のことは先進国とは呼びにくい程度にまで,国家の政治と経済の《品質を劣化》させた。
※-3『毎日新聞』が2023年10月20日の朝刊と夕刊にそれぞれ,つぎのごとき「文字数の多い記事」が,識者の見解を聴くかたちで出ていた。岸田文雄「政権」体たらく状況を中心に,日本の現状を考えるために有益な議論が開陳されていた
『毎日新聞』2023年10月20日朝刊11面の左右に述べられていた「上西充子」と「金田一秀穂」の意見は,「岸田文雄の政治」がどれほど「カラッポ」さに富んでいるかを説明していた。
a)「上西充子」の意見
![](https://assets.st-note.com/img/1697941279336-6fdpT1UjbQ.png?width=1200)
b)「金田一秀穂」の意見
![](https://assets.st-note.com/img/1697941334594-JNgd27efp7.png?width=1200)
金田一秀穂
c)「山崎 拓」の意見
![](https://assets.st-note.com/img/1697942370809-j74oRFSWIi.png?width=1200)
結論を一言で下してしまえば,だから「岸田内閣,何をやっても “支持率ダダ下がり” となる,当然の理由」『郷原信郎の「日本の権力を斬る」』#280,https://www.youtube.com/watch?v=qHcWW9d_jqo が十分にあったということになる。
郷原信郎が,上のユーチューブ動画サイトのなかで,こう酷評していた。
「岸田文雄はナメクジ……」。
あの人には夢がない。
なんとなく世襲で出ていただけの政治屋。
キャラが不明。安倍晋三とは悪い意味で好対照。
若者の支持がない。ウンザリ,将来に希望がない。
アドリブなしの岸田文雄,なんの面白みがない
本ブログ筆者的に “いうとしたら” こうなる。
岸田文雄君はなにからなにまで実は,なにも分かっていなかった「世襲3代目の政治屋」であった。安倍晋三よりももっとデタラメであるほかない政治しか推進できない男であった。
とくにめだったのが,国家官僚から仕入れた聞きかじりの片言隻句をすぐに,いかにも自分の創見であるかのように騙る(騙れる)技巧ならばあった。その程度に終始した「いまどきのこの総理大臣」である。
この岸田文雄君は,この日本を舞台にした一国の最高指導者として,いったいなにをどのようにやりたかったのか?
首相就任からすでに2年が経った時点になっても,いまだに〈謎中の謎〉であるかようにしか他者には伝ってこなかった。断わっておくが,彼には〈秘中の秘〉に相当するような高度の政治手腕は,もちろん最初からもちあわせていなかった。
要は,文雄首相もアベ君と同じであった。たとえ「政治家以前の政治屋であた」にしても,それなりにいいかげんでもよかったのかもしれないが,自分なりにともかく,なにかの勉強でもまともにしっかりやっていて,これが自分の為政の少しでも反映・活用されていた風が全然みえていない。
そうした御仁たちであったからには,実際に首相をやらせてみたら,それこそみるもむざんに,自分たちの〈負の素性〉を露呈させていくだけで,ほかに方法が採りえなかった。
日本の政治全般はいままで,自民党的な「世襲3代目の政治屋」たちに壟断されているごとき「現状の体たらく政権」を現象させてきた。歴史をまともに継承し,創造的に前進させうるための内部「蓄積力」は,いまの自民党内にはなにも残っていない。あとは自壊が俟たれるだけのこの政党・政権である。さっさと退場してもらったほうが,この国のために望まれる。
野党側における四分五裂状態も問題であって,日本の政治のこのさきはまことにきびしい状況に追いこまれている。だが,そうだからといって有権者諸氏が黙っていたまま,いまの政権そのもので,おとなしくしていていい理由などなにもない。
本日(2023年10月22日),国会の補選が2件ある。衆議院長崎4区と参議院徳島・高知選挙区の2補欠選挙が,いまも投票時間内である。のちにこの結果をみれば,前段に語ってみた期待がどの程度応えられるか,おおよその予想はつくはずである。
どうしてここまで本当にこの国は,だめ,ダメ,駄目だらけの国になったのか?
敗戦以前の大日本帝国はホラ話で大東亜共栄圏という政治思想を騙り,八紘一宇のわが神州は,世界に冠たる神聖なる「天皇を戴く御国」であると,異常心理的な病理の症状もたくましくして叫んでいたものだが,21世紀の現段階になると最近,その極致とみなせそうな新党「日本保守党」を立ち上げられたという報道があった。
その日本保守党は,百田尚樹(1956年生まれ,ウィキペディア的仕事の常連・放送作家)と有本 香(1962年生まれ,雑事的に担当分野ある評論家)と河村たけし(1948年生まれ,名古屋地方専念の反動政治家)たちが集い,発足したらしい。すると早速,こういう種類の雑音:騒音が発生していた。
それにしても,すでに以前からなにかと,ただやかましかっただけの連中が「日本保守党」? 「保守の立場」のその「保守のなんたるか」を,はたして初歩からして理解できているか,この点からしてあやしい連中が,つまり「自分の観念の保守管理」もできていない状態で,またもや世間を騒がすだけの活動をやらかすつもりである。
高須クリニックの院長先生が早速,つぎのごとき反応を披露していた。参考にまで挙げておきたい。なにやらわめき立てていた。
⇒ https://www.j-cast.com/2023/10/20471332.html
ここまで書いてきたところで,本日(2023年10月22日)『毎日新聞』の別刷り版『日曜くらぶ』B面(2頁目)につぎの記事が出ていたことに気づいた。
この寄稿の執筆者・松尾貴史は,安倍晋三の第2次政権が「日本における民主主義の状態」を決定的にまで下落させ,さんざんに破壊してきた「負の実績」を踏まえた議論を披露していた。
![](https://assets.st-note.com/img/1697946819087-BfMkep9EVO.png?width=1200)
「25万円」にそれを想定して国会で話題にしたことがある
しかしその賃金「観」がいかに現実からは遊離
していたか説明を要しない
岸田文雄もまたその安倍晋三と同一路線に立つ
やはり
「世襲3代目の政治屋」の1人に過ぎなかった
日本の政治が自壊してきたのは理の必然
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