国家基本問題研究所理事長櫻井よしこは古代風現代的オカルト世襲自民党政権の巫女か?
※-1 21世紀中,統一教会味自民党+創価学会風公明党の合体・野合政権が,この日本国をますます腐食・溶融させてきた
国家基本問題研究所理事長櫻井よしこは,時代錯誤的なエセ・インテリ風にあるが,あの「元安倍晋三政権支援」を熱烈に支持・応援する人物であった。
付記)冒頭の画像は途中に出ている出所から借りた。
ネトウヨ政権大好き・原発推進支持の錯乱イデオロギーが乱舞するこの日本が,いつの間にかというまでもなく,目にみえてどんどん非一流国に後退(転落?)してきた「この国の惨状」をもたらすためであれば,それなりに意義ある貢献をしてきた。
その問題が展開する舞台に登場していた人物の1人として,ジャーナリスト出身の櫻井よしこがいた。
なお本稿は,2020年8月14日に旧ブログで公表していた記述を,本日2023年9月8に再掲するが,もちろん,内容じたいを更新させる努力もくわえた中身になっている。
この記述は以前,安倍晋三第2次政権が終わった時期,2020年9月16日のほぼ1ヵ月ほど前に公表されていた。しかし,安倍が狙撃され死亡した2022年7月8日の事件発生を契機に暴露されたのが,自民党の議員の多くが統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との親密な関係をもっていた事実であった。
そして,いまだに根絶されていない「自民党・自堕落政権のオカルト性」は,政治社会問題そのものになっているものの,その対応において岸田文雄政権は煮えきらない態度をとりつづけている。
結局,たいした宗教心などもちあわせず,ただ票集めの手段として悪用してきたに過ぎない統一教会との腐れ縁が,単に自民党政権の中枢にまで蚕食していた事実が暴露される顛末となった。
実は,安倍晋三の自民党政権は,この「世襲3代目の政治屋」のボンクラで「それはダメ」的な為政しかできなかった「ぼくチャン」風の政治過程を進行させてきた。
しかも,この安倍の2次にわたる政権そのものが,統一教会員が地方の自民党員に潜りこんでいて,これらの勢力が総裁選のさいには大きな集票力を発揮し,安倍を首相の座に就けさせるために実効性ある働きをしていた。
安倍晋三が「統一教会・2世」の山上徹也に射殺される事件が発生していたが,この犯人の動機は,その統一教会と安倍晋三との腐れ縁にこそあった事実を,安倍自身が統一教会の指導者韓 鶴子あてのビデオメッセージを,それも1日だけ限定で流したところを,山上が視聴していた出来事に由来する。
21世紀のいまどきになってもまだ,旧安倍晋三政権を後継する自民党政権のために熱心に発言し,必死になって支援する櫻井よしこの「立ち位置」は,この女史の政治的立場が極右国家全体主義思想,つまる完全なる反動形成のベクトルを,非常に高水準にかつ真正直に堅持する思想的な立場(?)を表現していた。
※-2 国家基本問題研究所の理事長は実は「日本という国家が基本に抱えている難問」を認知できていない
前段※-1の議論はともかく,本稿の記述は,国家基本問題研究所が大手紙に「意見広告」を継続的に出稿しつづけてきた事実に注目する。最新のその手の意見広告が,『産経新聞』と『日本経済新聞』にだけ出したという,つぎのものであった。
たとえば,つぎの専門家たちはトリチウムの危険性を的確に簡明に指摘しているし,さらにには,それ以外の放射性物質の「核種」が「処理された汚染水(まさに核汚染水)」のなかには,まだま多く含有され残留している事実をしれば,
このように稚拙かつ無知の誤解を原動力にしたかのような,それも「あるものをないものと観念でのみみなす」妄言を,大真面目に堂々と吐ける人はその神経が疑われるだけでなく,最低限の知性すら不在である「自身の立場」をみずから告白している。
以下に(少し後段に配置してあるが),その専門家たちから発せられていた警告を,ユーチューブ動画サイトから3点紹介しておく。このうちには,長い視聴時間を要する小出裕章の動画もあるが,真剣に学ぶべき内容:事実が解説されている。
それらの動画を視聴してもらう前に,くわえて以下の追言をくわえておきたい。
「処理水という名の汚染水」は,まだ完全に「核・汚染水」状態のままであるにもかかわらず,2023年7月24日から海洋放出をはじめておた。ここでもう一度,「トリチウム理解」に関していえば,「日本の常識」が「世界の非常識」である点を確認しておくために,つぎの事実を引用しておきたい。
以下に,トリチウムの危険性を科学的に説明したユーチューブ動画サイトを挙げる。
--ここで,話題を戻す。
国家基本問題研究所の理事長である櫻井よしこ「女史の衣服(ファッション)」が,十年一昔に同じものを着用しているだけでなく--同じお召しものの写真をかかげてきたという事情があって,この写真じたいは年をとらないとはいっても
その政治イデオロギーは硬直した状態のまま,もちろんなにも変わっていないといった「この種の事実」にはとてもビックリさせられつつ,感心すると形容する以前に,
この元ジャーナリストがいまだに抱いているらしい「頑迷固陋で時代錯誤,状況認識錯乱の政治的な感性」には,呆れるという意味でとらえれるならば,それなりに感心できるかもしれない。
※-3 国家基本問題研究所という安倍晋三応援団体・組織のマドンナ所長
「櫻井よしこの意見広告『もんじゅ』稼働は政府が決めろ~名前を連ねる人そして外れる人々」『やっぱり,みんな楽しく Happy ♡ がいい ♪ 』2015年12月12日,http://blog.livedoor.jp/kiiko_/archives/51841467.html は,
国家基本問題研究所理事長「櫻井よしこの意見広告」として2012年から2015年までの現物を7点,画像で紹介していた。興味ある人は,同研究所のホームページのなかには,それら一連の意見広告がもちろん収納されているので,参照するようにしてほしい。
本ブログ筆者が,2020年8月14日の『日本経済新聞』朝刊19面にかかげられた,国家基本問題研究所のつぎの「意見広告」(題目は「日本の政財界指導者たちへ」)をみて,この記述(の初出)を書いてみる気になっていた。
この意見広告をけさ観たとき「あれ,また同じ写真(櫻井よしこ自身の画像)が使われているぞ,とすぐに分かった。本ブログ筆者の手元にある関連の画像資料では,つぎの2点がとりあえず出せるものだが,こちらの意見広告は2015年と2016年のものであった。戦争ものと原発ものであるこの2点となる。
国家基本問題研究所理事長である櫻井よしこが,どのような国家思想・政治信条の持ち主であるかについては,のちに若干触れることになるが,ここでは「彼女がこの意見広告用に着ている衣装(上着)」に注目する。
国家基本問題研究所が新聞に出稿した,この意見広告に登場する櫻井よしこの衣装は,いつも同じものである。この種の全面広告にマドンナ理事長として登場している彼女は,それこそ10数年前のお写真をいまも使いまわしており,いささかならず違和感=感覚のズレを抱かせる。
本ブログ筆者の手元にもちあわせているこの意見広告のうち,いちばん「昔のもの」を参考にまでかかげておく。
この2009年11月13日の意見広告,題名は「日米同盟は戦後最大の危機です」であったが,当時成立したばかりの民主党政権・鳩山由紀夫内閣を攻撃する内容になっていた。鳩山政権は当時,アメリカ側の裏攻撃もあって,またとくに,外務省がまるでアメリカ国務省の支所であるみたいに暗躍してつぶしにかかっていた事実は,現代日本政治史において周知に属する出来事であった。
前段のごとき,そうした当時の日本側にはウヨウヨいた売国奴的な対米服属分子たちの「アメリカ政府へのご注進ぶり」に,側面から支援射撃をしていたのが,この国家基本問題研究所理事長の櫻井よしこであった。そういう事実を踏まえていえば,ここでこの研究所がかかげる「国家」とは,いったいどこの国のことを指していたのか,なにがなんだか頭のなかでは混乱するばかりであった。
要は,10年(一昔)以上も “同じ写真” を,一連するこれらの意見広告に使いつづけてきたという事実は,いくらなんでも “古すぎる画像” を使いまわしていたと理解されて自然である。
女性だからというわけではなく,ほどほどに「現実の年齢に即したお写真」を使用するのが順当(妥当)である。これでは,他者の側における受けとり方において “要らぬ誤解” (?)を生むおそれ「大」である。
この印象は “なきにしもあらず” という以上の含意を確実にこめたうえで,「老婆心」ながらもいわせてもらう。
よりくわしくは,国家基本問題研究所ホームページの「月別アーカイブ」を参照すれば分かるところだが,ともかく,本ブログ筆者が確認できた範囲内でも「足かけ15年もの長きにわたり」,櫻井よしこは意見広告用に充ててきた「衣装:お写真」は,同じ画像を使いつづけてきている。
女性だからというわけではないが,ふつうの感覚をあてはめていえば,女性のファッション感覚としていささか異様な印象を受けて当然である。蛇足手とは思わないで,つぎの画像資料2つを並べてみて,註記のなかでいくらか語ってみる。
※-4 安倍晋三君とは親しい間柄にあった櫻井よしこ女史の立場
ここではひとまず,2020年8月14日時点の話となる。その日,ネット上で「首相動静 櫻井よしこ」のことばの組み合わせで検索したところ,その「記録と情報」が,いくつかの源泉(報道資料)からとり出せた。
そのなかから文章(文字:テキスト)として,ここで関心のあった「櫻井よしこ」関係の項目を抜き出し,書いてみた。これらの内容は,2019年11月までさかのぼるかたちで,櫻井よしこに関連する記載に注目したうえで,「安倍晋三 ✕ 櫻井よしこ」という “親しい間柄” をよく分からせてくれる情報となっている。
以下,特定の期間における出来事だけになるが挙げてみた。時系列は逆順に並べてある。
以上,安倍晋三の為政そのものが「私物化政治」だと呼称されるほかなかった「交遊関係」が読みとれる。自分のオトモダチだとみなせる人びと(仲良しこよし同士)を相手にしてしか,どうも “まともに会話(対話)する” ことすらできなかった「世襲3代目のお▼カ政治屋」であった。そのようにヤユもされ指弾もされてきた彼であったけれども,結局,それもむべなるかなという印象になった。
安倍晋三は第2次政権も終わりころになると,それもとりわけ,2020年6月18日以降は,「大東亜戦争・末期」に広島・長崎に投下された原爆戦災の追悼式にだけは,お義理程度に出席した以外は実質,引きこもり状態にあった。2020年のこの広島・長崎の慰霊行事に出席した安倍の態度は最悪だったと酷評されていた。
ところで,最近(首相を辞めた直後における話題であったが)の安倍晋三君は,自宅と官邸を行き来する以外,どこにも出かけられないでいた(われわれ庶民がしりうるかぎりでの話題となるが)。今夏は別荘にもいけず,好きなゴルフもプレーする機会がなかった。
補注)最近(当時のことで2020年中に)観られた安倍晋三の頭髪(整髪)の状態が気になったので,理容にいついっているか調べてみたところ,5月16日(2ヵ月ぶり),6月27日,8月2日という日付がみつかった。もっとも,美容室にいって理髪しているらしい。われわれ庶民は理髪にいく間隔が非常に長くなっているので,晋三君のその整髪機会の間隔はまだ短めに感じられるが……。
いずれにせよ, 「安倍氏は検察の掌握に失敗して,ウラガネつくりのシナリオがばれることを死ぬほど恐れている:今,総理を辞めたら逮捕されるのか」『新ベンチャー革命』2020年8月12日 No.2683,http://blog.livedoor.jp/hisa_yamamot/archives/7082602.html というみかた(分析・推理・予測)もあるくらいだから,当時,安倍君の心中穏やかであるはずがなかった。
さて,櫻井よしこの親族が死去したさいこの葬儀に安倍晋三は参列していた。それゆえ,仮にお義理で焼香にいったとみなせても,両名のかなり近しい関係は,櫻井自身が国家基本問題研究所理事長として「安倍晋三の為政(死物化政治)」に,側面から全面的かつ強力に支援してきた実績も併せて考えれば,それも安倍の為政全体を観察するにつけ,けっして軽視できない「現実的に重要な関連性」を有してきた。
※-5 従軍慰安婦問題で植村 隆に提訴された件で勝訴したと自慢する櫻井よしこの倒錯した立場と混乱した思考
a) 日本の裁判所は,検察庁(とくに特捜部)が「国策捜査」を得意とするのに酷似して,最高裁事務総局の明示的かつ暗黙的な意向に沿った法廷指揮をもっぱらするほかない「犬のような裁判官」を大勢抱えている。原発訴訟で住民側が本格的に勝てるにようになった判例が登場したのは,なんといっても「2011年の『3・11』以降であった事実」を忘れてはならない。
櫻井よしこは原発推進の立場からも,国家基本問題研究所理事長の思想として,その考えを意見広告として披露してきた。だが,いまどき,核兵器を日本はもて(!)という意図が絶対的にないかぎり,時代錯誤もはなはだしいエネルギー政策に関する素っ頓狂な意見を抱いている。
この※-5の話題は,櫻井よしこが「従軍慰安婦問題」に関して提訴された自分が,その裁判で勝利したと自慢する立場を,国家基本問題研究所のホームページで開陳している。
しかし,安倍晋三が日本の政治そのものを私物(死物)化してしまい,三権分立もガタガタに壊してきた結果,いいかえれば,その恩恵のいったんに授かることができた櫻井は,いかにも得意に,原告となった植村 隆(元朝日新聞社記者)を非難・攻撃していた。
註記)「札幌高裁控訴棄却判決について」『国家基本問題研究所』2020年2月18日,https://jinf.jp/news/archives/28739 を参照されたい。
それは,国家基本問題研究所のホームページのなかで,「植村 隆氏による札幌高裁控訴棄却判決について」2020年2月7日(櫻井よしこ弁護団)に詳細に書かれているが,『国策裁判で勝たせてもらった自身の立場』をめぐる状況の有利さ:ありがたさは,櫻井よしこが暗愚な人間でなければ確実に意識しうる「国家側からの恵み」であった。
b) 安倍晋三は2020年8月ころは,,自身をとりかこむ政治事情に対してビクビクしている最中であった。人前に出られなくなっているごとき一国の首相は,以前からそうなりつつあった事情,
換言すると「安倍1強〔凶・狂〕」による専制的な独裁志向態勢が揺らいできた「現時点(当時!)の政権内力学」のなかでは,もはや「ご臨終の段階」に突入していたと観察されてよかった。しかし,弱小でバラバラの野党群に幸いにも(!)助けられて,まだなんとか延命できていた。
とりわけ,2020年になってからというもの,新型コロナウイルス感染拡大「問題」に対する安倍政権の対応ぶりときたら,ハチャメチャな指揮ぶり(実質的に司令塔不在という意味であるが)をみせつけてきた。
安倍晋三自身がこのコロナ禍の問題で,最近(2020年中の夏までのここ数ヶ月という期間で),国民たちの前に出てきて,政府は「どうする・こうする」といった発言が全然できていなかった。無能・無策の亡国・国恥の国家最高指導者だと批判されるゆえんであった。
それでいて,「新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣記者会見」『首相官邸』2020年5月25日,https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2020/0525kaiken.html は,まだ「第1次のコロナ禍が下火になった時期であった」に過ぎなかったにもかかわらず,「オレ様の手腕」のおかげで,こうなったと豪語していた。
冗談ではなかった。これ以降も新型コロナウイルス感染症は何波にもわたて押し寄せてきた。このことは説明の要もあるまい。2023年9月現在でもまだその余波は強く残っている。病院関係でマスクをしないで玄関から入ったら,まず「マスクを着用してくれ」と注意される。
c) 安倍晋三はそもそも, “肝っ玉が小さい” “一国の首相として使いものにならない” などと指弾される以前から,もともと「その玉じたい」を備えていなかった「世襲3代目のお▼カ政治屋」であった。
それゆえこの首相は名ばかりの存在であって,日本の為政にとってみれば「〔万事に〕百害あって〔森羅万象に〕一利なし」だったごとき,完全に凡庸以下の人物だったというほかない。
安倍晋三は,この日本を壊した首相だったと,これからの歴史のなかで永遠にいわれつづけるに違いない。
2012年12月26日に発足した第2次安倍政権の「国民生活に対する加害性・有毒性・破壊性」は,今日の時点になってもその後遺症的な悪影響が,かぎりなく過大かつ深刻に浸透している。櫻井よしこは国家基本問題研究所の理事長として,この日本国首相を支援し,増長させる役割を果たしてきたとすれば,なにをかいわんやのトンデモ女史であった。
参考にまで言及すると,たとえば『日本経済新聞』2020年7月26日朝刊5面のコラム「風見鶏」がこう議論していた。
「危機でも支持〔率〕 低迷の妙」という題名で書かれていたこのコラム記事は,トランプ大統領と安倍晋三首相の場合,メルケルなど各国首脳と異なっていて,「国家が危機的状況に遭遇させられた状況のなかでは,指導者の支持率が上昇するという一般的な傾向」にしたがわず,「支持率が低迷している点」を指摘していた。
また当時において,モーニング・コンサルトがおこなった「主要7カ国でイタリアを除く6カ国とオーストラリア,インド,メキシコ,ブラジルの計10カ国対象の調査結果」を引用し,安倍首相は支持率がもっとも低く,支持率から不支持率を引いた「純支持率」の年初比の下落率が最大だったと報じていた。
とくに「安倍首相は,西村康稔経済財政再生相や政府新型コロナ感染症対策分科会の尾身 茂会長に任せすぎだ」った。日本リスクコミュニケーション協会(RCIJ)の島田久仁彦理事(元国連紛争調停官)は,こう指摘する。「日本は感染者数が極端に少ないことで海外では『ジャパン・ミラクル』と評されているが安倍首相がなにをしたのかは明確に伝わってこない」と続けた。
補注)ただし,この段落は2020年8月までを踏まえて聞くべきものであった。
d) こうしたコラム記事の指摘よりもだいぶ以前,安倍晋三は首相の立場から2020年5月25日,新型コロナ緊急事態宣言解除にさいして,前述のように「日本モデルの力」があったと自画自賛していた。
しかしその後(現在まで),そのコロナ禍の第2波に襲われている日本国内の状勢に鑑みるまでもなく,この国の首相の脳天気ぶり(指揮能力の不在?)といったら,もう極限にまで到達していた。2023年8月時点ではその第9波が来たと観測析されていた。
つまり,現状のごときに「まことにあわれでかつみっともなく,そして締まりもない」「日本の政治状況」をみせつけられてきた国民たちが「責任者! 出てこーい」と大声叫んでみたところで,いままさに「逃げまわっているのが」実は「〔当時の〕この安倍晋三君」とあいなっていたのだから,なんとも形容しづらい現況になってもいた。
そして,その約2年後の2022年7月8日,安倍晋三は死んだ。この人が死んで日本の政治社会からは一部分であっても〈重し〉が取れたごとき雰囲気が生まれた。つまり,そのフタに押さえられていた「日本特注型のパンドラの箱」が一気に空けられた,とでも評すべき現象も出ていた。
21世紀の初めに登場した小泉純一郎の自民党政権は「自民党をぶっ壊すつもり」であったものが,日本の政治全体をつぶすハメになっており,実際にその仕事を継承したのが安倍晋三君であった。
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