東京都知事選2024年7月7日を控えて再度,小池百合子のたぬき&キツネ性を解析した本ブログの既述一覧
※-1「G7から落第するか日本」
小池百合子がほぼ3選を実現させるのではないかという予想が濃厚になっている本日は,2024年6月26日である。東京都知事選の投票日は7月7日とになっているが,七夕だけ顔をみせてくれればいいような,この「雌狸」候補がすでに優勢である,という情勢分析が観測されている。
今回における都知事選では,無党派層の3割から4割ほどの票のゆきさきはひとまず除外した予想になっていたが,「小池百合子4割,蓮舫3割,石丸伸二1割」という推測が提示されている。
東京都知事選の場合,現職候補の強味がいつも生きてきた過去の実績があった。今回における小池のカイロ大学卒業をめぐる疑惑問題を,まともにとりあげ報じる大手新聞社がまったくない事実は,読売新聞社をはじめ朝日新聞社がそうであったが,
体制側に片足を突っこでいた〔すでにその足をつかまれた〕状態にすでになりはてていたゆえ,いまさら「社会の木鐸」たる役割などとはほぼ無縁になりはてている主要報道機関(とくに大手の新聞社やテレビキー局)は,
小池百合子の異様なまでの喰わせ者ぶりにこそ集中的に反映されている「虚偽体質」を,まともに注目し,批評する報道をしない(本当はできない)。カイロ大学卒業疑惑問題をとりあげる姿勢すらもまったくない「大手新聞紙・テレビ局のその報道の無視ぶり」は,まるで小池を裏舞台から支援したいかのような立場を明示している。
言論機関は,よくいわれるように「第4の権力」であり,「社会の木鐸」たる基本的使命・任務を果たすことを期待されているはずであった。だが,主要な先進国の一国だと自認していたつもりのこの日本「国」が,実は,最近ではすでに「G7から外したほうが好ましい」とまで語られる程度の国柄にまで評判を落としていた。
経済学者野口悠紀雄は2021年に執筆した記事のなかで,日本はG7から外され,その変わりに韓国が入りうる可能性を唱えていた。
⇒ このリンク先・住所( ↑ )には日付そのものが明示されたかたちで表示されていないので,つぎのようにも表示しておく
⇒ 野口悠紀雄「G7メンバーが日本から韓国に代わる日が来る?」『DIAMOND online』2021年8月26日 4:15,https://diamond.jp/articles/-/280351
※-2「報道の自由度順位」でまったく冴えない日本の実情
そのあたりの問題に関連しては,参考になる図表をつぎにかかげておく。これは2017年の「報道の自由度」順位であった。その2017年までの順位を描いた図表もあったので,これも併せて紹介しておきたい。
この種の順位は,「【2024年最新】 世界の報道の自由度ランキング 日本の報道自由度は世界70位に2ランクダウンしG7最下位」『セカイハブ』2024年5月5日,https://sekai-hub.com/posts/press-freedom-index-ranking-2024 という「記事の表現(標題)」にも表わされていたように,日本はあいもかわらず「先進諸国の1国」としては「実にミットモナイ順位」を「堅持」しつづけてきた。
このように報道の自由度を実質「落下だけさせてきた日本の傾向」については,『東京新聞』がつぎのように関連する報道をしていた。これは「社説」としての主張であった。
※-3 日本の新聞紙はもはや「社会の木鐸」ではない
『東京新聞』という新聞紙は,前段で批判的に言及した『読売新聞』『朝日新聞』『毎日新聞』やテレビキー局各社のように,報道機関としては忖度精神において萎縮はしていない新聞社から発行されている。
けれども,それら以外の主なほかの大手紙の,それこそ「社会の木鐸」としての基本理念など,いまではどこ吹く風となっている各紙は,小池百合子の学歴詐称疑惑に関しては,ほぼいっさいなしと判断されていいほど無視を決めこんでいる。
なぜそうなっているかといえば,大手紙はいまでは,あまりにも露骨に体制派のなかに完全に組みこまれており,いわば,私企業である新聞社経営の根幹を「営利追求の基本的な立場」そのものに,完全に左右されるほかない経営体質になりはてていたからである。
2020東京オリンピック開催(コロナ禍のため1年後れたが)にさいしては,大手紙の全社が揃いも揃ってその協賛(スポンサー)企業になって資金提供をするなどといった共同的な参加をおこなったがために,
オリンピックという〈仮想の美名〉のもとに展開されている,この「〈汚倫卑苦〉のみぐるしい内幕」をとりあげ,批判する報道機関が消滅したがごとき様相になっていた。本当にみっともない言論界(マスコミ・メディア)の病的な惨状を,各社みずからが創りだしていた。
以前であれば,原発広告を出していた新聞社や放送局が原発問題を批判することができなくなってしまい,この深刻な問題に対して金銭的利害の算盤勘定で手足を縛られたごとき状況にはめこまれていた事実を,このさい同時に比較検証しながらでも,よく思いだしておくべきである。
※-4 都庁が伏魔殿で都政がブラックボックスならば小池百合子は「▲女」的な都知事としてそのボックスを弄んできた
小池百合子は2016年に都知事選で選ばれるさい,その選挙の段階から都庁は伏魔殿だとか,あるいはその意思決定過程をブラックボックスだとか痛烈に批判していた。
が,あにはからんやというまでもなく,その後においては,「その種の批判を繰り出していた百合子自身」が,その「伏魔殿の奥室に鎮座まします人物」になりかわっていた。
しかも,そのブラックボックスのなかにお隠れになる当人自身にもなりはてていた。こういう経過をみせつけられた本ブログ筆者などは,小池百合子という氏・名に引っかけて「黒百合ウンヌンの都政」とみなした議論までしながら,彼女を徹底的に批判せざるをえなくなった。
小池百合子自身のウソ八百的な人生模様は,たとえば最近では『X』に投稿していたつぎの動画からも,その実例のひとつが馬鹿正直にも浮上させられていた。
なお,このユーチューブ動画の題名はこうであった。
「【判明! 小池の隠したかったシーン】 取り下げた投稿を一部カットして再投稿。削除されたシーンには,小池知事が見せたくなかった,隠したかったことが…! 驚きの理由を飯山教授に解説してもらいます。」
この動画「飯山あかりちゃんねる」の主である「飯山あかり」のいいぶんは,小池のアラビア語「風」になる,その初歩的以前であったデタラメな言語遣い(?)を一刀両断に粉砕している。
小池百合子なりにであるが,お話にもならない程度のアラビア語運用の実力,つまり,その実力などほご皆無(2~3歳レベル)であった「小池のアラビア語の実力」は,飯山あかりによってズタズタに切り刻むように批判されている。
この小池百合子がしかも,カイロ大学卒業を首席で卒業したとか,留年もしなかったとかいいはり,2年に編入学させてもらってから3年にさえ進級できずにそのまま退学していたにもかかわらず,以上のように指摘・批判されたごとき大ウソを世間に流し続けてきた。
日本でまさに公職選挙法に抵触する履歴詐称そのものである犯罪を,小池百合子はいまもなお,正々堂々と引きずりながら生きている。この厚かましさときたら,それじたいだけは本当に超一級品であり,その意味では鉄面皮的な破廉恥女性知事が小池百合子である。
以上のごときに,東京都知事選「3選」をめざす小池百合子の「特級品であった厚顔無恥ぶり」に対しては,以前,元都民ファーストという政党のなかで小池のブレーン役を果たしていた小島敏郎が6月18日,経歴詐称の件で百合子を刑事告発していた。
よく考えてみるまでもなく確かな事実であったが,この「小島敏郎による小池百合子に対する重大疑惑問題の提起」は,大手紙や主要放送局がまったくといっていいくらいとりあげていないのは,実に奇怪千万の経過である。
なぜか? 神宮外苑の再開発問題をめぐってはすでに,新聞業界や放送局などまでが,三井不動産を主とする開発業者との,いわば業務提携あるいは共同企画になるこの事業を展開する時代になった時代状況のなかでは,すでに他人事ではなくなっていたのである。
新聞社やテレビ局は以前から,小池百合子が東京都知事の立場からくわわっていた「神宮外苑の緑の破壊」計画とこの実施の状況に対して,これに批判的な報道をすることなど全然できなくなっていた。
ところで小池百合子は,つぎのような「the ド・ヘリクツ」を披露していた。昔からの「緑の狸」がこのように語り(騙り)はじめたとなれば,この都知事の時代精神(というか時間感覚)のマヒぶりだけ(つまり顧みて他をいう話法)は,たいそう感心させられると否定的にだが,評価しておく。
要は無節操,無理念,無哲学の自己顕示欲だけで自分の人生を生きてきた小池百合子の立場にとってみれば,このようにコロコロと変わっていく自分の姿であっても,実際において披露しうる真顔なのであったゆえ,他者から自分に向けられる批判など,それこそ屁のかっぱ。
ウソが本当で本当などウソなのだから,もうなにかんだか,なにも分からなくなっていた小池百合子自身が,この自分の人生が記録してきた矛盾や自家撞着など,別にたいした問題ではなく,それもこれも「私の人生力」の発揮であったことになる。岸田文雄がよく使った表現「異次元の・・・」のその一種が,小池百合子においては成就していたのかもしれない。
この記述の末尾には,本ブログ筆者がこのブログサイトで公表してきた小池百合子「批評」関係の記述を一覧してあるが,安倍晋三が国会内で公認された「118回の虚偽答弁」などまだカワイイと感じられるほど,小池百合子の人生はその行路の両脇を「ウソ・嘘・うそ」で満艦飾に装飾されてきた。
ここまで論じてくると,彼女の顔面さえ緑色一色にみえてしまうような錯覚さえ覚える。実際にやることはこの人も,ブラックボックスのなかに逃げこんだような采配ばかりであったが……。
この小池百合子の「綠」論は欺瞞に満ちていた。新しく「綠を創る」という提言そじたいは,まだいい。だが,現存する神宮外苑の緑を,なんだかんだといっては切り倒したうえで(移植するとはいうものの),
なんと,これから「100年先の東京の緑を育てていこう」のは,これまで1世紀をかけて綠を育ててきて,ここまで立派な外苑の綠をわざわざ矯める(枯らす・殺す)ような施策は,まるで「綠のなんたるか」を皆目理解できていない「ド素人の殺伐たる見解」であった。
低層住宅しか許されていない地域を高層ビルを建築し,金儲けができる地域にしたいという三井不動産には,すでに都庁の幹部職員が多数天下りしていた。この事実をしっていたら,小池百合子に都知事を続けさせることをすなおに認められる人などいるわけがなかった。
『東京新聞』は「外苑再開発,ついに始まる… 樹木伐採して高層ビル建築へ 規制緩和は東京五輪で進んだ」という見出しの記事を,2023年3月23日朝刊で報じていた。この記事は該当の工事について概要を説明してた。ひとまずこの内容を読んで理解してほしい。
--神宮外苑の緑は,明治神宮の延長線上の特定の地帯に人工的に創られた「綠に富んだ」地域にある。さすがに神宮〔内苑〕じたいには手を着けられない(もっとも現在は宗教法人の支配下にある場所)のだが,外苑のほうはいまでは,資本の論理で営利追求のためであれば,どうにでも手を入れられる地域にされている,という寸法になっている。
前段の『東京新聞』記事からはつぎの段落を引用しておく。
そもそも,神宮外苑の再開発事業を大々的に興そうとした企図は,2020東京オリンピックじたいの開催を「手段=理由として悪用するかたち」をもって,それも小池百合子とは本来犬猿の仲であったはずの,あの森 喜朗が企んだ計画そのものであった。この事実を忘れてはいけない。
この森 喜朗は,自民党裏金問題にとって闇将軍的な地位にいる(まだ生きている),それも自民党の為政(そのひどい悪政)対しては,院政を敷いているつもりの,これまた日本という国家にとってはひどく有害無益な「世襲3代目の政治屋」であった。
となれば,小池百合子という「緑色の毛」を生やした牝狸と,いまだに金銭欲面で我利我利亡者である森 喜朗という超古狸とは,いまとなっては絶好の間柄(ザ・ワースト・コンビ)を誇れるまでになっていた。
以上の議論をしたうえで本ブログはとくに,小池百合子に関する批判的な吟味をくわえた記述を,すでに以下のように何編も公表していた。これらのリンク先・住所を一覧に挙げることで,本日の記述を終わりにしたい。
以下は,新しい日付から逆順に掲示してある。なおすべてそれぞれ,だいぶ長文ゆえ,題名だけでものぞいてもらえればと希望したい。
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【参考記事】-『文春オンライン』から-
権力に守られて選挙活動をする小池百合子の姿は哀れ。
つぎの記事も紹介しておきたい。事後の追加分となる。
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