【勉強のやり方】年齢に応じた頭の使い方をしよう【仕事のやり方】


はじめに


更新が遅くなってしまい、申し訳ないです。


実習やグループ活動等で忙しく、毎日を必死で生きるのに精一杯でした。


忙しくて気持ちに余裕がなくなったときは、2年くらい前から一緒に住んでいるテーブルヤシを眺めてぼーっとしてました。


最近は話相手にもなってくれていて、朝は「おはよう」夜は「おやすみ」と言ってくれます。


いつもありがとう。


年齢は学びを諦める理由にならない


20代前半までと比較して思うのは、確実に単純暗記が苦手になっていることと、情報処理のスピードが落ちていることだ。


医療系の学生あるあるだと思うんだけど、医学系の勉強って用語を1対1で記憶することが大きなウェイトを占めているんだよね。


入試で合否を決めるのは理系科目なんだけど、入学後は文系に近いような勉強が大半だから、入試の成績と入学後の成績は相関しないってのはガチだと思う。


年齢とともに単純暗記と情報処理に欠陥が現れ始めるのがアラサー前後だと思うんだけど、それは学びや成長を諦めていい理由にならない。


年齢に応じた頭の使い方に切り替えるだけで、新しい知識や技術の習得が可能だと私が実証(n=1)したから読んでほしい。



【超重要】暗記事項はストーリーに乗せて記憶せよ



記憶には種類がいくつかあるんだけど、ここでは


  1. 加齢とともに低下するとされる記憶

  2. 加齢による影響が少ない記憶


があることをまずおさえてほしい。


まず1についてだが、この代表例としては<エピソード記憶>がある。エピソード記憶とは、「いつ」「どこで」が関わる記憶で、「昨日、家に帰ってから鍵どこに置いたっけ?」みたいな記憶である。自分の経験からしてもアラサーになってからずいぶんとエピソード記憶ができなくなったと感じる。


次に2についてだが、これには<意味記憶><手続記憶><短期記憶>が該当するんだけど、


  • 意味記憶:「いつ」「どこで」に関わらない事実に基づく記憶(人名など代替不可能な記憶は衰えるとされる)

  • 手続記憶:やり方とかに関する記憶

  • 短期記憶:少ない情報を短時間保持する(電話番号を復唱するときとかに使う)記憶


とざっくりこんな感じで定義されている。


勉強で例えると、


「教科書の〇〇ページに〜っていう記述があった」


っていう記憶は加齢とともにできなくなっていくんだけど、


「食事の際、体は消化活動を活発にするため副交感神経が優位になって、唾液アミラーゼをはじめとする消化酵素の分泌が亢進して、中でも耳下腺は平常時と比較して活発に働くタイプの唾液腺だ。耳下腺はサラサラした唾液を耳下腺乳頭から放出する純漿液性の器官で組織学的には脂肪細胞を多く含むんだったな。そんで耳下腺乳頭までのパイプになってんのはStensen管とかいうんだった。交感神経優位で唾液の分泌が低下するから抗コリン薬の副作用で口腔乾燥症になっちゃうことがあるんだなぁ」


っていう記憶(意味記憶)は加齢によって衰えずむしろ増強されるとも言われる。だからアラサー以降の勉強に意味記憶を使わない手はない。


特に有効だと思うのは関連領域について人と語り合うことだと思ってる。


声としてアウトプットするということに先んじて、情報を統合して意味づけする作業が行われているから自然と記憶に残る。


私は意味記憶を「ストーリーに乗せた記憶する」と解しているんだけど、これを意識してから解剖学以外の試験で困ったことがない。


解剖学は位置的な情報で、人名に近い雰囲気での単純暗記だから苦労した。記憶→想起を反復しまくるのと生理学に関連させて勉強するしかないっていうのが現時点での答えだ。


複数の書籍・資料を読んで比較せよ


千葉雅也さんの著書である


勉強の哲学


で書かれているように、勉強には『有限化』が欠かせない。


どうやるっかて言うと


  • 教員の話を聞く

  • 教科書を読む

  • その他の関連書籍を読む


なんだけど、これって独立してやるんじゃなくて「先生もこれについてしゃべってたし、教科書にも関連書籍にも太字で載っているなぁ」的な比較・検討が大事。


複数の書籍を確認するメリットとしては同じようなことが異なる着眼点で書かれていたりするから記憶が整理しやすいし、スキが発生しにくくなる。


試験で不合格になる理由って、他の受験者の多くが抜かりなく準備しているような重要事項や論点にスキがあって試験で問われて失点したパターンがほとんどなんだから、逆にスキを作らず得意な分野でしっかり得点すれば不合格になる可能性はゼロに近づいていくはずだ。



教科書とか書籍を1冊や2冊をさらっと読んだところでアラサーの頭に書いてある文面が残る訳ないんだから、複数の本を読んだり動画を視聴したりして理解を深めるのを推奨する。


仕事で言えば、自分の担当業務の全体的な位置付けや役割を理解することで、新たな業務内容にも適応するのが上手くなるし、不慮の事態への即応も可能となると考える。


不動心を貫け


読者のみなさんは誰かに腹が立つようなことをされたり言われたり、理不尽な目に遭ったりしたときどんな気持ちになるだろうか。


どんな人も一瞬は「うっわしんどいなぁ」って思うだろうけどあまりにも落ち込みが深かったり長く落ち込んだりすると生命に関わるし、メンタルがぶっ壊れてるときって勉強どころじゃなくなる。


アラサー以降の勉強って基本的には孤独な戦いを強いられると思うんだけど、特に大学は学生のほとんどが20歳前後だから悩みを溜め込みがちであると思う(今の私がそうであるということ)。


Z世代以降の若者に対してアラサーが理解を求めるとか合理的配慮を求めるとか無理な話なので、「それはよくないんじゃないか?」的なことがあっても過剰反応せず「まぁそんなもんか」で済ませたほうが良いし、バイアスがかかった人とは議論にならないので半分おもしろがる(まともに相手しない)感じでないとメンタルが持たない。



大学でなくとも人事異動で若者だらけの部署に放り込まれたときなどにも応用が効くと思う。


敵意を感じたら、うまくかわして守りを固めて反撃に備える。やられっぱなしだと調子に乗せてしまうのでその時は然るべき手段を用いて反撃の意思表示をするべきだ。


子どものまま大人になってしまったような人も一定数おるから仕方ない。ノイズは極力排除して自分の人生に集中すべき。人生は短い。


一回メンタルぶっ壊れた人って躁状態になって気づかないうちにやらかしてしまいかねないから、「いつも楽しく笑顔で」みたいなブラック企業のお客様対応マニュアルに書いてそうな気持ちでいるよりもむしろ、気分はロー気味で安定させておいた方がいい。元気すぎてもよくない。


https://mdmd.riken.jp/bipolar/


リンクは双極性障害(躁うつ病)について理化学研究所が出している記事。よくまとまっているので一読していただきたい。


若い人のなかで孤独に耐えつつ結果を出し続けるのは容易でないし、そのようなストレスから身を守るのはもちろん大事だが、守りきれなかったストレスは早いとこ運動とかで発散するべき。運動後のプロテインは本当に美味しいし一杯あたり100円くらいだからアルコール類と比較しても非常にコスパがいい。



平日も祝日も、昼食後と夕食後はウォーキングといった軽い運動をするようにしてるんだけど、メンタルの回復力が高まったような気がする。


心の栄養失調には十分注意せよ。


心の栄養に不可欠な健全な趣味についての記事もあるのでそちらも参照されたい。

おわりに


最近はコーヒーを淹れるのにハマっています。


エチオピア系とかブラジル系の豆を好んで買って家で挽いてドリップしています。



みなさんのお気に入りの珈琲屋や珈琲豆をコメントフォームから教えてください。


それじゃ、また。


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