【鉄は】複利で増える努力の効用【熱いうちに打て】


20代は一瞬で過ぎていった。


30歳にもなって二度目の大学生活を送っていることに恥ずかしさを感じている。


高校の部活の同期が結婚式に呼んでくれて、久しぶりに顔を合わすことができたのは本当に嬉しかったが、埋め合わせられないほどのライフパスの差を痛感して焦燥感を感じずには居られなかった。


結婚式前に大学の教員から助言を受けていたこともあるが、みんなが気を遣うと良くないからと披露宴が終わり次第すぐに帰路に着いた。


しかしすぐにキャッチアップされて二次会に参加することになった(マジの金欠だったし減量期で腹半分も食べれなかったが…)。


結果、気を遣ってくれたのかどうかは置いておいて非常に楽しかったし、みんな立派に頑張っていて刺激になった。



6年間というと小1が中1になるくらい気の遠くなるような期間であり、日々をこなすような生き方だと途中でダレてしまうだろう。


せっかくの貴重な時間なのだから、必要な知識はもちろんのこと技術と情緒を磨き、理想の目標に近づきたいと思っている。


治験に参加しつつ本を読みまくった



割に合わないバイトに貴重な若い時間を費やすのは愚の骨頂であると以前の記事で述べたが、治験は本当に割に合うと思う。


BMIの基準値があったり、献血からの経過日数に制限があったりするが、投薬日以外はデイルーム等で自由に過ごせるし食事も出るから手軽にニート生活を経験できる。


マンガも豊富に揃っていたが、持参した「ゼロから始めるジャック・ラカン ――疾風怒濤精神分析入門 増補改訂版」を読んだ。


ビジネス本やハウツー本以外は分け隔てなく読むんだけど、最近は哲学的な本をじっくり読むことが増えた。


小説でない本を読む場合は特にインプットに偏りがちなんだけど、哲学書は読み進めるのに知的体力を使う。


哲学に興味を持つきっかけを作ってくれ、また本を薦めてくれたり貸してくれたりしてくださる先生に深謝している。いつもありがとうございます。


読書は頭が柔軟なうちにやった方がいい。特に独身のうちに良書をできるだけ読んで脳のOS(オペレーティングシステム)をアップデートしておくべきだ。


もちろん歳を重ねた後も読書習慣は大切だが、考え方や生き方を最適化する観点から言えば若いうちに多くの本に触れることのメリットは計り知れない。



食習慣を見直した


治験参加のため体重を3週間くらいで3kg落とす必要があり、直前期は運動が禁止されていた(筋肉痛になると血液検査で引っかかるらしい)ので食習慣を見直した。


計量3日前までは


  • 糖分を控える

  • 揚げ物を控える

  • 一日の摂取カロリーを概算して2,000kcalまでに抑える

  • 良質な脂質を摂る

  • 野菜果物を普段より多めに摂る

  • 食物繊維を普段より多めに摂る

  • リンゴ酢を飲む



計量3日前から計量までは


  • 摂取カロリーでなく摂取質量を意識する

  • 塩分(ナトリウム)を控えてバナナやプルーンを積極的に食べてカリウムを多く摂る

  • 水を飲む(計量前日からは摂取量を少し減らす)


を行った。


ナトリウムを控えてカリウムを多く摂取するのは直前の水抜き(体内の水分量を減らすこと)の効果を上げるためである。


結果、計量をパスして治験に参加できた。



一回のワークアウトで消費できるカロリーは知れているから太らないためには基礎代謝が重要なんだけど、小学校から大学まで続けた野球を通して涵養した運動習慣と基礎体力がここ一番の減量に役立った。


20代前半で筋トレと出会いキャプテンファルコンみたいになるまで体を鍛えたりフルマラソンに挑戦(4時間くらいで完走)したり20代の勢いがあったからだ。


運動習慣と筋肉量を維持しつつ食習慣に留意してデブなおっさんにならないように頑張る。


今日が人生で一番若い日


前の記事にも書いたけど本当に人生あっという間だからやることとやらないことを決めて、淡々とやるべきことをやって生きる。


最近話題の社会学者の言葉を借りれば「社会は凸と凹の埋め合わせ」なのだから、各人が勝てそうなところで強みを生かして勝負するほかない。


強い部分や尖った部分で価値を生み出す。周囲と協調しつつ個性を発揮する。


人生は意外とシンプルなのだ。



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