【日本で生きるための】公務員試験勉強のススメ【教養】


標題の件について、公務員試験勉強の概要およびメリットとデメリット等についての周知を行う。


公務員試験勉強の内容とそのメリット


これって私の感想なんだけど、なんかそういうデータとかも特にないんだけど、公務員試験勉強と面接対策は20代でやっておいてよかったことランキングで上位にランクインすると思う。


私は以前、地方上級・市役所・警察官・国家一般職、国立大学法人の一次試験をクリアして、そのうちどっかの官庁の面接試験もクリアして内定をもらった経験があるが、そのレベルであれば学歴フィルターなどは全く感じなかったし、専門試験も教養試験も奇をてらった問題は少なく、公人に求められるレベルの知識量や判断力を測れる良問が多い印象を受けた。


試験科目は行政(事務)であれば


教養択一:文章理解・数的処理・人文科学・自然科学・社会科学


専門択一:憲法・民法・行政法・経済原論・財政学・社会学・国際関係etc.


で、場合によっては刑法とか労働法も勉強しないといけないんだけど、公務員試験が複数受験になることを考えると、多くの人がこのへんを中心に勉強することになると思う。


教養の勉強を通してロジカルシンキングが演練される。


専門の勉強を通して社会についての理解が深まることで、SNS等でキャッチーでセンセーショナルだけどナンセンスの極みな投稿を見ても上から目線で俯瞰的な情報の判別が可能になる。


公務員になれなくとも(ならなくとも)これらのスキルは各自の専門性を下支えする社会人基礎力になるため、このブログの主な顧客である30代くらいまでの層には是非一度勉強してみてほしい。



具体的な書籍の紹介(主に教養対策)


ここからは実際に私が使った書籍の中から良かった本を紹介する。


教養試験で肝となるのは数的処理(数的推理ならびに判断推理)なんだけど、これはマジで頭の体操になるし、解けるようになると楽しい。


家事や育児、仕事の合間に数的処理の過去問を解くと、リフレッシュできること間違いない。

公務員試験新スーパー過去問ゼミ7 数的推理 地方上級/国家総合職・一般職・専門職/実務教育出版/資格試験研究会 posted with カエレバ   楽天市場 Amazon   公務員試験新スーパー過去問ゼミ7 判断推理 地方上級/国家総合職・一般職・専門職/実務教育出版/資格試験研究会 posted with カエレバ   楽天市場 Amazon  

知識問題は大学入試の現代社会の参考書で対応できる。


公務員試験合格を目指すのであれば配点の大きい数的処理から勉強するのがセオリーなんだろうけど、数的処理の難易度も高いしそもそも受験するかわからんって人も多いだろうから、私が本記事で1冊だけすすめるとしたら村中和之さんが書かれた大学入学共通テスト現代社会の点数が面白いほどとれる本 0からはじめて100までねらえる/KADOKAWA/村中和之である。

大学入学共通テスト現代社会の点数が面白いほどとれる本 0からはじめて100までねらえる 改訂版/KADOKAWA/村中和之 posted with カエレバ   楽天市場 Amazon  

時事対策は定番の参考書を直前期に読めばOK、でも本当は週末だけ十分なので近くの図書館とかで勉強や仕事の合間に新聞を読んでほしい。

公務員試験速攻の時事 教養・専門のあらゆる科目に対応! 令和5年度試験完全対応/実務教育出版/資格試験研究会 posted with カエレバ   楽天市場 Amazon  

本ブログの読者で公務員試験ガチ勢は1割もいないだろうから、専門試験ついて詳細は割愛する。


主たる科目は憲法、行政法、民法になんだけど、日常生活に関わる民法は知っておいて損は絶対ない。

面白いほど理解できる民法 超入門! 第4版/早稲田経営出版/民法研究会 posted with カエレバ   楽天市場 Amazon  

公務員試験勉強のデメリット


公務員試験勉強はアラサーまでの早い時期に一通りやっておくことで後々の人生で役立つことが多いしコスパは高いとおもうんだけど、なにせ科目数が多いので時間が取られるし心が折れそうになる。


就活生であれば、公務員試験を受験しない人たちに比べてインターンシップやOB訪問の時間が少なくなるし、もし公務員試験勉強に時間を割きすぎて集団討論や個別面接で重要視されがちなコミュ力やプレゼンテーションスキルが伸ばせなかったりした場合、予後は不良となることが多い。


いわゆる「ガクチカ」で公務員試験勉強について話すと高確率でアウトだと思うので、他に打ち込めるものを持ちつつ他の業界についても調べたりインターンに参加したりしつつの公務員試験勉強がちょうどいいのスタンスと言えるであろう。


就活生じゃない人が公務員試験の勉強範囲をさらっていくのは、やる気があればあるほど就活生以上にモチベーションの維持とともに時間の確保が課題になる。


周囲との良好な人間関係を構築・維持しつつ、うまく時間を作って効率よく勉強する必要がある。


公務員試験勉強の消極目的と積極目的


騙されることがないよう暇つぶし感覚で緩く勉強するのも全然いい(ギャンブルやアルコール等にハマってしまうより健全的だし経済的)と思うし、「よしやるぞ!」と奮い立って勉強するのであれば、公務員試験勉強を足掛かりに他の資格試験(簡単なやつでもOK)で努力の成果を形にするのも素晴らしいと思う。


勉強の親和性が極めて高いところで言えば法律分野では宅地建物取引士試験行政書士試験が挙げられるし、ITパスポート試験は経営学の範囲が一部重複しているのでステップアップにちょうどいい。


目的がある人もなんとなく興味があるだけの人も、今やってる勉強がタイパ・コスパともに最強クラスであることを信じて自己の成長の糧にしてほしい。

いいなと思ったら応援しよう!