サッカーキッズと周りの大人のストーリー①
(登場人物の詳細は前の記事を参照下さい😊)
隣家のはじめくんがまだ小学生の頃、逆側の隣家に住むロンドとゆさまると3人で庭でよく遊んだ。
はじめくん小6,ゆさまる小2、ロンド年長さんの夏のことだった。
我が家の庭は人工芝が敷いてあり、組み立て式のゴールを置いているので、サッカーを習っている3人にとって我が家は恰好の遊び場だ。
いつも通りに賑やかに遊んでいるところに、わたしがラムネを出した。
ゆさまるは最初は炭酸を飲むとむせていたけど、この頃は少し飲めるようになって、それが大人の階段を一段登ったような気になっていて、
「炭酸を美味しく飲めるオレ」
に酔っているところがあった。
ゆさ旦那ゆさおもわたしも炭酸を好まないので、常備しているわけではなかったけれど、たまたま懐かしいラムネを発見して買いおきがあったのだった。
「やったー、炭酸」
喜ぶゆさまるとロンドに冷ややかな目のはじめくん。
「ダメです。炭酸は毒なのです」
と、胸の前で✕のポーズ。
「毒⋯」
固まるゆさまる。
「毒って美味しい?オレはコーラが好き」
まだ毒を知らないロンド。
はじめくんはしっかりしてるな。
体にいいもの、悪いものが分かっているんだ。
しめしめ(笑)
母の言うことはあまり聞かないけれど、大好きなはじめくんの言うことなら聞くかもしれない。
炭酸を買って!と言わなくなるチャンス到来!
と思ったら、
「毒なんか入っていないから!」
と怒り始めたゆさまる小2の夏。
炭酸は体に毒の意味が分かり始めた小4の夏。
小5のいま、ほとんど炭酸は飲んでいない。