vagueness

回り続けるメリーゴーランド　
動かない秒針
乱高下するジェットコースター
動かない何か

人は妄想の中に
時として生きている

過小
過剰
誇大
なんとかかんとか

お気に入りを装備して
始まりから終わりを
見つけようとして迷子になる

感情を揺さぶられたくない
そんな日もある

自身で揺さぶられにいく日もある

曖昧にしておけば
明日も明後日も
ただ時間は過ぎてくれるけれど

わからないなら
分かろうとするしかない

わかりたくない日もある

明日なら
すんなり分かるかもだし

白黒つけてばかりじゃ
毎日が大変すぎる
絶妙な曖昧さがほしい

曖昧さを楽しめる余裕

答えより過程
1＋1は2で
1×1は1で
１-1は0でじゃなくて

そんな薄っぺらさじゃなく
深く知りたいから
答えを急がない日がいい

明日のわたしが
泣いていたとしても
笑っていたとしても
明日になれば分かること

答えは明日に
分かることもある
だからこそ
考えすぎないで
ゆらゆらと曖昧な
時間に身を委ねてみたい

どうにも生き急ぐ癖がある

止まっても変わらない景色を
無理矢理にでも
安心できる景色にしたくなる
あしたに保険をかけたくなる

誰かが踏んでくれるブレーキ
誰かが踏んでくれるアクセル
ニュートラルに
いれられない自分

人生の運転がうまいひと
方向音痴じゃないひと

気づいたら
ガソリンいれ忘れる人
emptyにきづかない

点滅するランプをみたくない日

だけど見なきゃいけない時がくる
いつか傷つくなら
今のうちにと先に傷ついて
更にちゃんと後から
順番通りに傷がやってくる

あの人がまぶしいから
目を背けたのではなくて
あの人の影まで
見たくなかったから
目をそむけた

本当のことは
いつだって後だしで
前もって準備していた答えと
正解したことより
過程から間違っていた日がある

不足がないと思えば
心は満たされるけれど
みたされたくない自分がいる

だからといって
エネルギー満タン
ガソリン満タンなわけもなく

こうやって
取り留めのない思考を
書きつらねるだけで

暇なのだろうな頭の中が

夢中になるのも
どこかでブレーキをかける

より何処ってやつを
明確にしたら
失った時がまた怖いから
やっぱり曖昧がいい

日を愛して
日を未て

ぼやけている輪郭を
まだみぬ未来として
ゆっくり呼吸をしたい

そういいながら
明日のわたしを
予想してしまいながら

おやすみなさいと
今日をおえよう

あした
また会おう
できるなら
笑っていて