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人間の四大欲求 part2

僕たちの行動原理、つまり、生きていく意味みたいなものがもしあるのだとすれば、それは単純に、この

「本能を満たすこと」

ではないだろうか。
至極当然のことを言っているようで少々恥ずかしいが、改めて考えてみる。

本能を満たすことが、生きている上で最も欲求を満たしていることは言うまでもないが、言い換えると、その本能を満たせない状況に陥ると、途端に行動欲求が湧き起こる。
ご飯が食べられない時代、たとえ賞味期限切れのバイト先の残飯でも喜んで口にするし、
朝方まで飲んでどんなに眠くても、路上で寝ることはなく、ネットカフェにでもカプセルホテルでも、とにかく駆け込むだろう(季節が冬だったりするとなおさら)。
ニュースで目にすることもあるが、犯罪を犯してでも性欲を満たそうと人は行動するらしい。

この本能を満たせない状況を、ここでは「危機感」と表現する。

では、承認欲は一体なんだろう。

承認欲は、他者承認と、自己承認の二つに分類される。
他者承認は、相手に感謝されること。これは、仕事でもそうだし、趣味でもなんでも良いが、相手がいて相手を喜ばせることができた時、相手の期待に応えられた時、相手から「ありがとう」と言われることだ。
親の期待に応えた時、友達との約束を守れた時、お客さんに期待通りの商品を提供できた時、感謝を得られると、なんとも気持ちの良い感情が湧き上がる。
逆に、自分の存在が否定された時、周りからいじめを受けた時、お客さんにクレームを叩きつけられた時、非常に不安定になる心を自分では支えることが難しくなる。
人は、他者に自分の存在が認められる時、生の実感を得られるのではないだろうか。また、認められない時、生の必要性を感じなくなってしまうのではないだろうか。

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