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地元で評判イマイチの幼稚園に5年間通って見えた、人生で大事なもの。

この春、次男が幼稚園を卒業し、2歳差の兄と含めて、
5年間同じ幼稚園に通いました。

実はこの幼稚園、地元では評判がイマイチ。

勉強面には力を入れておらず、外遊びが中心、さらに給食費や、保育料も高い・・・・。これといった特色もなく、駅に近い好立地な場所だけが評判のような幼稚園でした。

ではなぜ、私はここを選んだのか。

それは、長男の幼稚園選びをしているときに、次男は0歳。

あれこれと調べる余裕がなく、さらに預かり保育での送迎などを考えると、私にとって【家から近い】は譲れない条件であったこともあり、結局近さで幼稚園を選びました。

周りをみても、○○幼稚園の方が
・有名な学習会が課外に入っていて、勉強をさせてくれるらしい
→結果、小学校に入学したら、アドバンテージがある?

・有名なスポーツクラブが、体育を教えてくれるらしい
→結果、スポーツを通して、自己肯定感が高まる?

・○○幼稚園は建て替えたばかりで、施設がきれいらしい
→結果、きれいな施設の方が、気持ちよく通えそう?

などなど、近隣の幼稚園の方が評判がよく、近所のご家庭もわざわざ遠くの幼稚園に通わせている方が多いことも事実です。

しかしいざ、幼稚園に入園をしてみると、とにかく【人】に恵まれた5年間でした。

これは評判とかではなく、入園した人にしか分からない、実生活や体験を通して、心で感じるものなのです。

結局二人の子どもを5年間通って思うことは、二人とも一度も幼稚園に行きたくない!といったことがないほどに、とにかく楽しく通えました。

実はこれは幼少期に置いて、非常に大事なことではないかと、卒園した今、改めて思うのです。

施設がきれいとか、学習面が充実しているとか、有名なスポーツクラブが入っているとか、そんなことよりも遥かに大事なことではないかと。

結局、どんな先生がいるのか、どんなお友達がいるのか、どんなママがいるのか、大事なことは【人との巡り合わせ】であること。

そして通っていた幼稚園のママたちが口を揃えていうのは、「これといった特色のない幼稚園だけど、子どもを通わせてよかった」と。

学習面では幼稚園は期待できないことは分かっていたので、毎日短時間ですが、幼稚園時代は必ず勉強時間を設けて、子どもにドリルなどをさせていました。

結果的に、幼稚園では勉強していなかったけど、自宅で補うことで、小学校前に勉強習慣がつきました。

通っていた幼稚園で、課外授業のサッカーを始めて、現在でも同じクラブに通い、今でも楽しく続けられていることも、大きな収穫です。

地元で評判イマイチの幼稚園は、たくさんの副産物を、親子ともに与えてくれました。

そして改めて思うことは、人生はやはり一番大事なことは【人との巡り合わせ】。

どんなに環境が整っていても、人間関係がぶれると、時に大きく崩れてしまうことがあるのです。

これは人生を歩む上で、何よりもベースであり、大事なもの。

息子たちと5年間の幼稚園生活を通して、学んだことです。






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