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"とりあえず付き合う" から卒業したい

うーんやっぱり慣れないな。それまでほぼ毎日LINEしあって、ほぼ毎週末一緒に遊んでいたのに、別れた途端に一切の連絡が途絶えてしまうなんて。

事実上の死別だよね。いや、連絡すればいいだけなんだけど、きっと返信はしてくれるんだけど、もうたぶん一生会う日は来ないんだろうな。

それまで一緒に思い出を紡いできたのに、今度はその思い出たちが、不意に、それも乱暴に、僕を掴んで離さないんだよね。4ヶ月経った今でも、彼のぬくもりをどこかで探してる。

でもね。そんなこと言いながら、別れる直前には、たぶんもうすぐ別れるんだろうなとか、いっそ別れた方が自由になれるんじゃないかとか、そんなことも考えてた。矛盾した気持ちが時間差で表れてるみたい。嫌になっちゃう。

別れた後の寂しさと勢いだけで関係を持ってしまったセフレには、彼の代わりは務まらなかった。その後告白されて勢いでOKしたんだけど、空き時間と生理現象としての性欲しか満たされなくて、 別れを切り出されて、別れた。

人当たりが良すぎるのかな。その気もないのにLINEに丁寧に返信したり、ちょっとオーバーにリアクションしたり、告白されたらOKしたりしちゃうんだよね。自分の気持ちよりも、相手を傷つけたくないって気持ちが勝ってしまって。そのうち相手と毎日LINEして毎週会ってると、それが"日常" になってきて、今度はそれを壊したくないって気持ちが強くなってくる。

別にそんなに相手のことは好きじゃないのに、この日常が壊れると、自分がひどく傷つく気がして、日常を守るためだけに、僕も好きってことにしておこう、みたいな。自分が傷つくのを避けるために、惰性で付き合ってるみたいな感覚。どうしてここまで、傷つくのを恐れているのか。ここだけで一大テーマになりうるので今日は一旦パス。

カレシというステータスが欲しいのか、性欲を満たしたいのか、自分の孤独を埋め合わせたいのか、暇をもてあそぶコンテンツが欲しいのか、恋人いる友達への嫉妬心なのか、本当に何がしたいのか自分でもよく分からなくなってきた。本気で全部当てはまる気がして、流石にゲスの極みすぎないか。

別に子供を作るわけでも家庭を築くわけでもないし、生き急ぐ理由なんてどこにもないのに、親友たちの彼女との惚気話を聞いてると、純粋に羨ましいなと思う。そんな自分に負い目すら感じる。YouTubeやインスタでたまに流れてくる、何年も何十年も一緒に添い遂げてるゲイのカップルたち。自分もこうなりたいなと夢見てるんだけど、いやぁやっぱり難しくないですか。愛し愛し合うってほんとにキセキですよね。

どうすれば素敵な人と出会えますか。アプリじゃ限界がありますか。やっぱりそういうサークルや二丁目に足を運ばないといけないんですか。オフラインの出会いの方がいいんですか。ゲイの先輩の皆さんどうされてますか!笑

そもそも "素敵な人と出会いたい" という考えが、王子様を待つシンデレラみたいでダサいですよね。受け身の発想というか、自己中心的というか。

恋人を作るって目標は一旦置いといて、そもそもシンプルに出会いが少ない気はする。普通の生活の中では当然出会わない(出会ってたとしてもゲイだと確証できない)わけだから、自分からコミュニティに属さないと出会いなんてないわけで。友達なんてできるわけないし、いわんや恋人をや、って感じなわけで。

とりあえず今年は、色んな新しい人と出会う一年にしようかな。アプリとかもいいんだけど、勇気出してオフラインのイベントとかにも参加してみようかな。同年代いるかなぁ…

あとは、自分の気持ちに正直になって、ちゃんと愛に向き合うこと。

最後に宇多田ヒカルの『Find love』からの一節を。
愛を分け与える人をちゃんと見極めようって言ってる(たぶん)。

Do I dare be vulnerable?
What if I lose all control?
But I don’t wanna be alone
Every day of my life.

So I gotta watch out
Who I share my affection with
Until I find love

Cuz I’m way too affectionate
Not gonna park my desire
Til I find love

宇多田ヒカル 『Find love』

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