バリアフリー旅行彦根① かんぽの宿から亀の井ホテルへ
車椅子、気管切開の母と彦根旅行に行ってきました。このような状況ですが、私が運転しないことから、毎回公共交通機関利用です。今回は新幹線米原駅からタクシーでお宿まで約15分でした。
かんぽの宿彦根として今までに2回泊まっていました。今年4月に完全リニューアルということで、やはり出来立てホヤホヤの時に行っておこうと思い計画しました。このお宿を今まで利用していた理由は、介護ベッドと障がい者でも利用しやすい貸切温泉があることでした。
まず入口入って、あまりにも素敵な色使いのリニューアルにちょっとテンション上がりました。そしてロビーにはフリードリンクもある!
今回のお部屋は、バリアフリールームから、アクセシブルフォースという名前になり、HPには、段差のない室内で、ご高齢の方や車椅子ご利用の方にも快適にお過ごしいただけるお部屋ということでこのお部屋を予約。チェックインするとお部屋もいい感じにオシャレに。トイレ洗面は公衆トイレっぽかったのも、ピカピカ新品便器に!
そしてお部屋からは琵琶湖が見える!
しかし、介護ベッドは無くなっていた。しかもベッドが高め。巻き尺は持っていかなかったので、イメージであるが高いと感じるということは高いんだと思う。おしゃれにするとこういうベッドになるのかなぁなんて思いました。
そして貸切温泉へ。母は気管切開の管が入っているため保護のエプロンするため、やはり人の目もあるので貸切が好ましい。そして、足が不自由であるので、段差のないところ、介助がしやすい浴槽。なかなかこれが難しい。貸切温泉はかんぽの宿の時と変わっていなかったので良かった。しかし、かんぽの宿時代には、障害者手帳や要介護状態の人の利用は無料だったのが、なんと1時間4400円。これは高い!身体の不自由な人は、同性介助でない場合もあるため、温泉に入るためには、やはり貸切でないといけないこともある。また大浴場には段差があったり、入りにくい浴槽も多い。あと天井走行リフトも無くなっていた。これは部屋にもあったが部屋もなくなっていた。
かんぽの宿は全国的に見ても、バリアフリールームがあり、障がいを持っていても入りやすい貸切温泉があるということで、父の介護の時から利用していました。バリアフリーというとどうしても段差がないことだけになりがちですが、やはり身体の不自由な人は起き上がりにも、リクライニングは必要であったり、母の場合はフラットだとむせやすくなります。今回もベッドマット持ち上げて傾斜作りました。夜中にベッドマットを一人で持ち上げて💦ホテルのベッドマットって分厚いんですよね。押しつぶされそうになりながら毎回持ち上げてます。ちなみに私150センチ女子です(笑)毎回ホテルで優雅な気分味わいたいのに、重労働で何やってんだかとツッコミたくなります。
介護ベッド、ないものを入れることは大変だと思いますが、あるものをなくすということは、このお部屋は一般の人も泊まることを考え、きっと介護ベッドはオシャレさをなくすと考えられたんだろうなと思うと悲しい。バリアフリーと素敵な空間は共存できないのだろうか。それはあまりにも悲しすぎるなぁ。
お宿の否定を書いたわけではありません。素晴らしい景色とお食事。また投稿しますね。
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