第27話 コーヒーと軽食とおやつと"みんな"のために

蝉の声が聞こえ始め、夏休みの3文字にウキウキ
する頃になりましたが、皆さん暑さに負けて
いないでしょうか?

第3回目となる今回の取材は
芸工大前の公園をまっすぐ降ると見えてくる
小さなプレハブのお店
「Coffee stand Pile(パイル)」さんに
お邪魔してきました。


実は初めての取材でドキドキだったんですが、
オーナーである沼沢さんが明るく迎えてくださり、その瞬間もうほっとしてしまうほど温かい
方でした。

やっぱりまず気になるのはお店を
始めたきっかけじゃないですか?
沼沢さんはもともといつか自分のお店を持って、
自分が出したいもの、作りたいものを届けられ
たら楽しそうだなと思っていたそうです。
2人のお子さんのお母さんでもある沼沢さんは、

「まだ子供たちもママがお店してるー!と
喜んでくれるんじゃないかな?やるなら
今しかない!」

そんな思いで、始めたお店も今年で4年目。
今では、お子さんに駄菓子コーナーの文字を書いてもらうなど参加してもらっています。

店名である《パイル》という名前は、
タオルなどのパイル生地と同じの【Pile】。
そこには積み重ねる、折り重ねるという
意味があるので少しずつ積み重ねていけたら
という気持ちが込められています。
【Pile】パイル 響きもとってもかわいくて
馴染みやすいですよね

そして、建築を学んでいる身として気になったのは建てたときや店内のこだわりです。
滝山地区でお店をやりたかったのもあり、
庭にスペースあるし、家でやってみても
いいのかな?と自宅を立ててくださった
工務店さんに相談し、考えた結果プレハブに
決まりました。外から見るとガリバリウム合板で無機質だけど中に入ると木目調で温かい空間で、
外観からは想像できない木の温かさを
感じる落ち着く空間でした。

この時期のぼりがでるかき氷も子供たちが
公園でガチャガチャ食べるのが良くて、
手頃の価格で提供しています。
なので、小学生が一人で来て、駄菓子とかき氷を買ってくれるのは嬉しいと笑顔の沼沢さん。

もともとはコーヒースタンドでもあるので、
大人がコーヒーを飲みにくるイメージだった
みたいですが、家族でも来れて、お子さんも
親御さんもみんなが楽しめるように駄菓子や
かき氷を始めました。そして、店内の机には
さまざまな雑貨も販売しています。
とことん、だれでもどんな年代でも楽しめるようにこだわられていて、とっても素敵でした。


パイルさんのインスタグラムを覗いたことは
ありますか?
「パン焼きあがりました!」ととっても
美味しそうなストーリーが投稿されています。
何かこだわっていそう!と
思っていたので大切にしていることなど伺うと
食べても安心なものをつくりたいという思いが
あるそうでお店で出している食パンも、
乳や卵が不使用で中にはすりおろしニンジンが
入っています。

すべての商品わが子のように大切で
こだわっていて、サンドイッチやパンなら、
ポテトとかサイドメニューも欲しいなとどんどん
増えていったみたいです。
ポテトは手割ポテトとざっくりした大きめのもので、ナゲットもお肉たたくところから始めて、
オートミールなど組み合わせてヘルシーに
つくられています。これも、もちろん乳卵、
小麦も不使用!
沼沢さんの甥っ子さんがアレルギー持っている
ことや、最近小麦アレルギーの子も増えてきて
いることがきっかけだったみたいです。
オレンジがかっていて食欲のそそる色にして、
ママさんにも
「少し野菜とれているから大丈夫!」
と感じてもらいたいという思いが伝わって
きました。

最後におすすめの商品の紹介です1
お店の名前にもなっている『パイルサンド』
この中のフルーツは、季節ごとに変わるので、
行ってみてのお楽しみ?!
ぜひ、味わってみてください。


気軽に入ってほしいし、芸工大生は
せっかく近くなので関りをもてたらと
沼沢さんはおっしゃってくれました。
何かあったら来て、頼ってほしいし、
子供たちと同じように行ってらっしゃいと言って
あげたいと、とっても優しい言葉で終わった
今回の取材。
楽しく続けたいから、自分を追い込まないように
している沼沢さんの優しい雰囲気が、人柄にも
お店にもあふれていました。
初めての取材を、沼沢さんにできたこと
感謝しかありません。



(文章)千葉栞
(写真)Coffee stand Pile(パイル)沼沢さん、斎藤花音
店名 Coffee stand Pile(パイル)
営業時間 毎週火~土 10:00~16:00
住所 山形市上桜田5丁目2-19
インスタhttps://www.instagram.com/coffeestand_pile?igsh=eW9zZmI4djVjd3c


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