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映画『マガディーラ勇者転生』の悪役について
注意事項
映画「マガディーラ 勇者転生」のネタバレ100%だけど映画レビューではない。ラグヴィールちゃんを讃えよ、な文章。
ネタバレを含みます。
ラグヴィールちゃんの特徴をおさらい
映画「マガディーラ勇者転生」の悪役。前世は将軍。槍が大好き。人殺しだけど一途な男。ゴーラちゃんと仲良し。
かっこいいラグヴィール
お顔もハンサムでスタイル抜群。豊かな胸筋の持ち主のラグヴィール。お城住まいのセレブ。ファッションもゴージャスでエレガント。よく分からないけどすごく上質そうな美しい布地が使われたターバンと服。ジュエリーもたっぷり身に纏う浮き世離れした男。さすがラグヴィール。こんなオーラの男は滅多にいない。しかも槍投げの腕は超一流。夜の城、青い月明かりの下で何度も槍を投げるラグヴィールは夢のように美しかった。
とても賢いラグヴィール
殺人のハードルがやたらと低いけど賢い。インドゥとの出会いは突然だったはずなのに、叔父と和解してインドゥと一緒に暮らす作戦を一瞬で立ててしまうラグヴィール。邪魔な父親は速攻で始末するラグヴィール。多分死因もうまいこと偽装して普通に葬式出したに違いない。
インドゥのパパを殺害するときのラグヴィールも賢い。急に訪ねてきたハルシャに対応して、またしても瞬時にハルシャとインドゥの仲を割く作戦を思い付いて実行してしまうラグヴィール。手下との連携も完璧。あの短時間で的確に指示して実行させたラグヴィール天才。
意外と人望があるラグヴィール
目の前で散々人殺ししてるのに、なぜ手下たちはドン引きで逃げ出さないのか。逃げ出さないどころか、終盤のヘリのプロペラ攻撃のあたりとか、手下たちも指示待ちじゃなくてボスのために積極的に動こうって気持ちが伝わって来る。もしかしたら、すごく待遇が良かったりアフターフォローが完璧だったりするのかもしれないし、単純に好かれているのかもしれない。
ゴーラちゃんも完璧にラグヴィールの味方。わざわざ城まで来てくれるし、アドバイスくれるだけじゃなく毒の吹き矢で参戦してくれたりラグヴィールに親切すぎるゴーラちゃん。よく分からないけどなぜか仲良し。というかラグヴィール坊っちゃんの恋路の協力者の多さ。人望あるよね。
愛の奇跡ラグヴィール
前世では姫を我がものにしたい欲望丸出しでミトラ姫にドン引きされていたけど、現世では好きな人の前では猫を被ることができるラグヴィール。前世のことを思い出す前から前世の失敗に学んで行動しているようにも見えるラグヴィール。きっとインドゥへの想いが不可能を可能にさせたんだろう。とてもロマンチック。さすがラグヴィール。
表情豊かなラグヴィール
猫を被っているとき以外は顔に感情がだだ漏れでとても分かりやすいラグヴィール。悔しいとき、腹立たしいとき、変に取り繕わず感じたままを顔に出す素直な男。終盤、ハルシャに前世の頭蓋骨を砕かれたときのあの苦悶の表情、インドゥを道連れにできず一人で腕を切られて落ちて行くあの恐怖の表情。あの顔を見ていくらかハルシャとインドゥも溜飲が下がったんじゃないだろうか。安らかに眠れラグヴィール。
圧倒的なラグヴィール
褒めるところがこれだけあっても、圧倒的に気持ち悪いという印象が勝ってしまうラグヴィール。多分誰もが認める気持ち悪い男。だけど君がいるお陰で映画が楽しい。ありがとうラグヴィール。