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お試し

その度に彼と2人で話をして
こうしよう、あーしよー。
ココがダメなのかそうやって自分達が努力しなきゃいけないところ、自立できないところをフォーカスし彼は仕事をきちんとする。
私は出来ない事を諦めない。
認めてもらいたくて必死でした。

パパはわかっていたんです。
私達が弱くて人を信じられない事を。
伝えたかったんだと思います。
【答え】を言うのではなく。
【自分たち】で気付きなさいと。

その答えを知る前に亡くなってしまったけど。

ここでは恥ずかしい事も書けるのでそのまま書くとすれば。
【愛】するとは。
【愛】とはなんですか?
ずっとそこを問われている気がします。

全てを失った時、一つ【愛】だけが残っているならば。それが答えのはずです。
失ってから気づくのか。
失いたくなくて気付くのか。
彼はきっと前半。
私はきっと後半。

彼は失ったから気付くのがいつものパターンです。
私は失いたくなくて気付きパターンです。

なので勘のいい人ならわかる通り、
すれ違いの人生です。

私の失う前に2人で気付けばお別れにはなりません。何度も2人で修正しながら何度もケンカして仲直りしてを繰り返し生きていけるんです。

彼のように失ってから気付くのは。
お別れをしないとどうにもなりません。

だからいつも私が我慢の人生だったと思います。

彼からしたら否定も言い分もあるとは思いますが
あくまでも私側からの視点です。

きっとパパはこう言うでしょう。
【愛した相手を信じろ】と。
【怖くないぞ】【手を握れ】【恐るな】

そんなパパだってこれにビビってたくせに笑

だからこそ願ったのかもしれません。

こんな環境で産まれ生きてきた私達2人を。
うちの父なりに最大限の愛情を私達に伝えてくれたのかもしれません。

私は嫌になるとすぐ投げ出すんです。
もういいもん!!ぷんぷん😠って笑
彼は黙りこむくせがあります。
だからお互い話さなくなって言わなくなって
勝手にこっちで決めつけて終止符を討ちます。
傷つけあっては存在の大きさに気付きこれを繰り返し、最終的には今これです。

彼のおばあちゃんも彼をずっとずっと心配していておばあちゃんがまだ生前、【おばあちゃん大丈夫だよ、私が守るから】そんな事を約束したら可愛い笑顔で安心していました。
でもその約束、守れませんでした。

この人と幸せになりたいと思ってたら自然とその人との幸せだけを思えて毎日幸せで溢れるでしょう?
私は不安になるんです。
だって1番願ってきた事だから。
【1番】が叶ったあと、どうしたらいいのかわからなくなる。
だから叶わないようにするんです。
ずっと【1番】が消えないように。
究極、嫌われてもいいんです。
それでも消えないから。

【1番】さえ守れれば2番以降は失ってもそんなに打撃がないから。
それ位の傷は慣れっこだから。

きっとそうやって私達はお互いを守ってきたんだと思います。
でもそれだけじゃ生きていけないから。

私は【子供】という最愛の存在を。
生き甲斐です。
生きていきたいとこの子がいるから生きなきゃと思える存在を。
彼は【仕事】という生き甲斐を。
仕事をする事で自信を富を得ることで自分の存在価値を。

彼の本心はわからないけど。

そうやって【1番】を守り
私達はそれぞれの生き甲斐と生きている。

ねぇ、彼さん。
ずっと守ってる守ってるって不満だったんだよ。
はぁ?って。この現状、守ってなくね?
誠実とかきちんととか逆やってんですけどって。

それは本当にそうなので私、怒ってるんですけど!それは置いておいて。

あなたの守るってさ、
私達のお互いの存在を守るって事だったの?
消えない様に。失くさない様に。
ずっとずっと大事に。

だとしたら。
あなたに送った内容は酷だったかもしれないね。

【記憶なんて思い出さない方が良かった】

あなたとの人生、全てを拒否したのと当然なのだから。

それなら理解できる。
【あなたの事は存じ上げない】
【知らない】と拒否をしたあなたの気持ちが。

とは言え、全く私は後悔してません。
正直、良かったと思ってる。

いつもどうして彼に関わる事だけが記憶を失くすのか。
【一番大事】だからだよね。

必ずいつもここに辿り着く。

いつもこんな時思う。
兄弟も親でも友達でもないんでもない。

私達だけしかわからない。

【愛】が1番わからない私達が
1番【愛】を求めている。

随分と遠回りしちゃった。

そして思うんです。

どうか彼が笑っています様に。
どうか幸せでいてほしいと。

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