縁【パパ編】
ツイン彼を忘れようにも忘れられるわけがないかと半ばお手上げ状態の中。
ふと思い出した事がある。
うちのパパは私みたいにツインレイみたいな人と若い頃に恋におちた。
一緒になりたくてもうまくいかなかった。
守りたくてもきちんと守りきれなくて
沢山傷つけたんだと思う。
私はその存在を知らなくて。
【みやこちゃん】が最高のパートナーだと思っていたけど。みやこちゃんは知っていたんだと思う。
沢山の出来事が交わりゆく中でパパも
彼と一緒で一緒にいる事で守れず傷つけるのなら
離れて相手の幸せを願う。それを選んだ。
私は女性側だから相手の方の気持ちが理解できるけど。
パパは彼が私の特別な人になる事をずっとわかっていた気がする。
だから彼以外の人なら反対もしなかったし
別れると自分の薦める相手と結婚させようとした。
パパ自身がツインレイと出会って辛さをわかっているからだったんだって。
私は覚えてないけど。
パパと彼のパパはずっと同業者で常に一緒にいた。
彼のパパはうちのパパの下だったけど。
カッコ良くいったらパートナーみたいなもんだったのかな。良くわからないけど。
でもいつも彼パパが色々やらかしてその尻拭いをしていた。
だから私の周りでは彼パパは評判も良くなかったし私も酷い目に合わされた。
【何でこの人いっつもパパに迷惑かけるの?】
って思ってた。
私が女だったから周りは守ってきてくれたけど。
結局、年頃になった私は彼の2番目の兄とその仲間、そして彼パパの手助けの中、性犯罪の被害者になった。
今でもハッキリ覚えているのは
ハンカチで口を抑えられ車に乗せられ
目が覚めたらもう見覚えのない倉庫みたいな場所で。ドラマが何かにでてくるみたいでしょ?
こんなの平気で書いてるわけじゃないけど
それでもしっかり生きてる事で誰かの希望になれればと思ってる。
何度もパパの子供だからこんな目にしかあわないとか思って恨み憎んだ事もあった。
でも今もハッキリ言えるのは。
パパが大好き。
そして一番愛する女性と一緒になれなかったけど私を授かりきちんと籍も入れ認知もし
きちんと責任を取ってくれた。
【当たり前】の事だけど。
逃げても何をしても良かったはず。
そのあとも結局、色々と私を育て一緒に生きてくれたのは産みの母ではなくパパだった。
パパとは同じ苗字に戻さなかったのは
周りに子供がいるとバレると私が危ないから。
だからパパじゃなく周りが反対をした。
高校卒業してから家族をやり直す決意をしたのに。パパが亡くなった。
パパが亡くなるまでは。
パパは彼の事は嫌いじゃないけど
男女の関係になる事だけは良い顔しなくて。
彼パパとママだけは勧めてたっけ。
私は小学生の時に彼と児童養護施設で会ったのが初めてだと思ってたけど。
赤ちゃんの頃から私と彼は会っていた。
パパも大好きな人がいてその人と一緒になりたかった。
それを聞いても今なら理解できるよ。
私はみやこちゃんが大好きだったから
パパに嫌悪感抱いたけど。
その人が亡くなってみやこちゃんに出会った。
パパの弱さも脆さも全てわかった上でパパを選んだ。そして私のことも。
彼にも彼に関わる色々な運命があって
そこと私の運命が色々と混じり合う。
【普通】じゃあり得ない事ばかり。
きっと私達しか理解できず。
話しても信じてもらえない。
だから話さない。
今私が描いてる事を信じてない人もいるし
ただ素直に読んでくれる人もいると思うし。
勘繰る人もいる。でもそれでいい。
その怖さの中で生きていくほど、
びくつきながら生きてもいたくない。
パパは。
きっとだから彼が弱い事をしっていたんだ。
自分がそうだったから。
そして娘がそんな想いをしていくのが父として反対だったんだ。だから違う相手を私に早くから進めて結婚させようとした。
父が亡くなってから。
凄い速さで彼と接近していったんだ。
結婚まで意識するほど。
パパが亡くなる少し前位から。
彼ときちんと付き合って。
反対してるパパに認めてもらうには
どうしたらいいのか自分達なりに行動してみた。
口だけだったから。
でも今思えば。
ツインレイの運命を。
ツインレイとしての人生を。
一番わかっていたのはパパで。
だから教えたかったんだろうね。
彼の人生の中でパパのツインレイの女性が
大きく関わっている。
彼の人生と私の人生は。
私達だけのものじゃなくなっていた。
今もきっと。
乗り越えられるのか。
試されているのだろうか。
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