私のパパ
少し経った頃、彼Sのお家に遊びにいったら知らないおじさんが遊びにきた。
名前を聞かれたので
『⭕️⭕️⭕️』と答えたら『おじさんの子供と同じ名前だ』と笑って答えた。
そう。目の間にいるおじさんこそ、
私のパパだった。
彼パパと私のパパは世間では後ろ指さされる様な事をしていた。
私のパパが上。
彼パパがその下。
兄と弟という形だろう。
日本全国、あちこち飛び回り、転々といてたのかな。
少し経ってから私が娘だと気付いたんだろう。
そして私もパパと認めたのだ。
パパが私を引き取ると施設が出し、
私も知らないおじさんと住むより、パパが良かったからパパとの暮らしを選んだ。
彼の家族もいたし。
そんな幸せも長くは続かない。
パパが一緒に暮らせなくなった。
結局私は母と養父と暮らす。
山梨へ向かった