壱護に学ぶ「正しい頑張り方」 - 【推しの子】 #13 -
みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。
令和という「タイパの時代」に
提唱する連続哲学シリーズ
「マンガは令和の哲学書!」
今回は【推しの子】シリーズ 第13弾!
前巻から引き続きの「映画編」
前巻に続いて さりなと
天童寺家のエピソードも
考えさせられたし、
何より本巻はついにアクアがルビーに
過去を打ち明ける場面が見もの。
生まれ変わった真相を
知っている読者としては
これまで何度も
もどかしい思いをしてきたけれど、
前世のような仲の良い関係に
戻れたことは安心したもの。
(ツクヨミの言葉は引っかかるけど)
このシーンに心打たれた人も
多いんじゃないだろうか。
ひとつ大きな壁を乗り越えて
本格的に映画制作に
進んでいくわけだけども、
私は個人的に この13巻では
前社長の壱護が戻ってきて
ミヤコをサポートするシーンにも
非常に考えさせられるものがあった。
アイが旧B小町を
ドームライブ寸前にまで
導いた手腕を持つ壱護を失い、
不慣れな中で苺プロや
新生B小町たちを守ろうと
必死に奔走するミヤコ。
彼女の仕事っぷりはアクアはもちろん、
私の目から見ても心配になるほど。
「頑張る」ことって大切だし
必要なことであるのは
確かだけれども、
なんでもかんでも
頑張ればいいかというと
そうでもないわけで、
これがなかなかに難しい。
「頑張る」にも質的なものと
量的なものがあるだろうし、
質を求める頑張りも
辛いといえば辛い。
ただ手を動かしただけではダメだし、
技能的なものや知的な仕事だと
時間をかければ どうにかなると
いうものでもない。
私も設計チックな仕事を
したことがあるけれど、
考えた時間と成果が比例しないのは
なかなか辛いものがある。
ただ、肉体的に辛いのは
おそらく量的な頑張りだろう。
次から次に舞い込んでくる仕事や依頼、
気を配らなきゃならないあれやこれや…
しかも仕事ともなると、
不思議なことに
なぜか多忙な人のところに
新しい仕事が舞い込んでくる悪循環。
あなたも経験はないだろうか?
上司や先輩からやむことのない
「これやっといて!」
あるいは顧客やクライアントからの
「もっとこうしてよ!」
断るに断りにくくて
「…分かりました」と結局 承諾。
遅くまで働いて、家に帰ったら
風呂と食事を済ませて寝るのがやっと。
「ワークライフバランス?
何それ、おいしいの??」
なんて、ぼやきたくなっているかもしれないね。
今回は 壱護とミヤコの
やり取りの中から、
「頑張る」ということについて
考えていきたいと思う。
これを読んで、あなたも
「正しい頑張り方」を身に着けていきましょう。
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