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" 引き立て役 " に目を向けよう - 【推しの子】 #7 -

みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。

令和という「タイパの時代」に
提唱する連続哲学シリーズ
「マンガは令和の哲学書!」

今回は【推しの子】シリーズ 第7弾!

第7巻も前巻に引き続き
「2.5次元舞台編」

前巻より初演本番を迎えた
舞台「東京ブレイド」

第6巻では メルト の渾身の
演技が見どころだったけど、
7巻では私の好きな かなちゃん が
中心になっていて個人的には大歓喜!

かな に対抗心を燃やす あかね が
挑発的な演技でかかるも、
当の かな は柳に風とばかりに受け流す。
(少し迷いはあったけど)

あくまで自分は「受け」中心、
周りを引き立たせて
全体のバランスを最優先に演技をしようとする。
(そんな健気なところが また素敵✨)

ここからの展開が面白かったのは、
アクア と あかね が本気で かな の演技を
引き出しにかかろうとするところ。

姫川 のアシストも加わって、
一転 アクア が受けて かな を
メインに引き立たせる。

メインに引っ張り出された後の
かなちゃん の魅力は言わずもがな。

一世を風靡した
「目を焼く程に眩い太陽の様な巨星スターの演技」!
イキイキとした かな の表情は
画面を越えて読者までをも魅了する。

この かな を中心とした大転換は、
マンガでありながら
ダイナミックで心が躍ったよね。

さて、ここまでで
自然と繰り返し出てきたワードだけれど、
今回のテーマは「引き立て役」

これを読んでくれている方々には
演技をやっていない人が多いとは思うけれど、
「誰かを引き立てる」というのは
何も演技の世界に限ったことじゃない。

今回は普段 話題の中心を
譲ることが多い彼らについて、
フォーカスを当てて考えていきたい。


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