第36回 社会福祉士国家試験の感想
第36回社会福祉士国家試験受験のみなさま、おつかれさまでした。
無事、過去問の解答が終わりました。自己採点で115点です。
1年間、やっていた勉強はこの過去問解説を作ることでしたので、率直な感想は、まだまだ自分の力量不足で、やっぱり社会福祉士のカバーする範囲は広いなです。
試験の内容や関わる分野は本当に多岐に渡り、ひとつひとつの分野の問いは、ポイントを押さえてはいますが、細かいひっかけ問題は少なく、あっさりでもきちんと知識があることが大事だと思います。
共通するケースワークは基礎の考え方をしっかり持つことと、知らない分野をなくすことが社会福祉士国家試験を乗り切るコツだと思います。
特に実務を広くやってきた人にとっては、何とかなりますが、社会福祉学を座学のみでやっている人にとってはただただ覚えるだけになるので、大変だと思います。
合格のためには
・ポイントを押さえるだけでいいので、全分野を勉強する。
が大切と感じました。
確かに、社会福祉士と言う共通の資格はあったとしても、それぞれ業務にあたって社会福祉士が必須になっているのは、地域包括支援センターのみです。あとは、社会福祉のいろいろな分野で、資格を持ちながらそれぞれの業務に根差して活動をしています。それぞれの分野で実際に活動をしている人にとっては、深い知識が問われていないと感じると思います。
社会福祉士の資格の本質も、国家試験にあると思います。
それぞれの分野で共通に必要なことは、自分の分野だけでなく、社会福祉全体にかかる広い知識と事例に対する姿勢が社会福祉士の本質だと思います。それは社会福祉の対象が人であり、人は生涯をかけていろいろな経験をするし、様々な分野の経験や知識を得ますし、失敗もします。その特定の分野のアドバイスだけでなく、どう生きていくのかを支援していくのは、広い知識が必要ですし、深い知識もあればいいでしょうし、あわせて面接をする力が求められていると思います。
社会福祉士を志す受験生に、過去問解説が役に立てばと思いますので、第36回分の過去問解説も徐々に作っていきます。