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【蜘蛛の糸】

これからの生き方について考えてみた。

ミクロとマクロの視点に分けて考える必要があると思う。

前提として、まず個人として自分の人生を最適化するために出来ることはしていく必要がある。倹約、節約、副業を含めた働き方、NISAなどを利用した資産運用、心身の健康管理...。

とはいえ、今の賃金上昇をはるかに上回る物価上昇や税金、社会保障費の増額、不安定な政治的・社会的状況といったことを踏まえれば、個人で出来ることには限界があるように思う。このままで行けば、ちゃんと自分の老後資金を確保出来る人は少数ではないかと考えている。

であるならば、今一度、“人”とは何ぞや?と考えてみる必要があり、それを踏まえて自分の生き方を見直してみる必要があるように思う。

抽象的な言い方になってしまうが、お互いに支え合っていけるコミュニティを大切にする生き方を今から考えていくことが大事なように思う。

芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」をご存じだろうか?

ここ最近までの世の中一般の生き方は、まさに「蜘蛛の糸」のストーリーに出てくるように、他の者を蹴落として、一抜け、二抜けしていくことを目指すような生き方であるように見える。

しかし、ここまでの社会的情勢を鑑みれば、自らの目の前で糸が切れるように、それはもはや難しいように思う。勝ち組と思っていた者がいつ何時それでなくなるかわからない世の中だ。

であるならば、この一見地獄のように見える世の中をいかに支え合って変えて行くのかを考える必要があると思うし、そのためにコミュニティを大切にする生き方は大事なように思う。

ここまでは個人に関するミクロ的な視点の話だ。

とはいえ、一個人や一企業で出来ることには限界がある。「合成の誤謬」といってそれぞれが合理的に動いた結果、社会全体としては不都合なことも生じる。

日本全体を考え、それぞれの不都合を調整するのはやはり“政治”の力だと思う。

“今の政治には期待出来ないではないか”と言われる。

そのとおり、今の政治には期待出来ない。だからといってこのまま放置していても、地獄は地獄のままだし、私たちの子々孫々に明るい未来を残せない。
先の大東亜戦争で命懸けで戦った方々の思いを考えると、一段と考えさせられる。

時間はかかるが、今から動き出す必要がある。30年も失われたのだからすぐに変わるとは思わない。
まずは、経済の話もできる強い野党が必要だ。それができる候補者を育て、応援、支援し国会に送り続け、国会に緊張感を与える必要があると考えている。何でもいいから集まって烏合の衆みたいな野党は賛成しない。

私は、これからも政治・経済をウォッチしていきたいと思う。

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