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本当の自分ー名前も知らない友達に裏切られてー横アリを目指すアーティスト

2022年12月26日一本のMVが公開された。

アイドルグループBLUEGOATSによるYouTbe、「アオヤギチャンネル」から上がったそのMVのタイトルは「私は大学を辞めた、友達のせいで」である。( https://youtu.be/5plyqL3ou9o )

アイドルの音楽を普段から聞いている人もいない人も是非チェックしてほしい。音楽のジャンルという障壁をも越えて多くの人の心に直接響くような曲であると、視聴者ながら確信している。

人によって色々な感じ方があると思うが、私なりの感想をここに書きたいと思う。

①歌詞の魅力(1)
この曲を語るうえで無視してはいけないのは、メンバー、ダイナマイトマリンによる歌詞の描写力である。
「6畳の部屋の片隅 一人きり机に向かう」から始まるこの曲の歌詞はストーリーテリングのような形で話が展開されていく。
この歌詞のもととなる体験をしたチャンチーと作詞者であるダイナマイトマリンによって何度も話し合いが行われたらしいが、その集大成のようなものをこの歌詞の中からは多く感じる。実際に体験してみないと描けないような”リアルさ”がこの歌詞にはある。そんな表現たちが聴く者を歌詞の中の”リアル”な世界へ連れて行ってくれるだろう。もしMVの漫画映像も合わせようもんなら、涙なくしては見られないだろう。1本の映画を見たような感覚、いや、チャンチーの体験した世界を疑似体験したような、映画よりもさらに”リアル”な感覚になることができる。

①歌詞の魅力(2)
(1)では描写力の話をしたが、そんな話ばかりしすぎるのは逆にナンセンスなのではないかと思ってしまう。もちろんこの曲というのは(1)のような描写力があってこそではあるが、そんな分析じみたことよりも、まず第一に心に来るものがこの曲にはある。この曲は頭で聴くものではなくて、心で聴くものなのだろう。だからこそ私ははじめてこのMVを見たときに自然と涙が出てきたのであろう。この物語の詳細はMVを見るのが一番歪みなく伝わると思うので敢えて控えておく。このMVを見なければ共有することができないような感動を味わうことができる。

②MVの魅力
先ほどからMVの話をちらほら出してきたが、この曲のMVはダイナマイトマリンの歌詞と相乗的にこの曲のメッセージを伝えてくれる。
このMVの作成に10か月かかったというがその重みが伝わってくる。

③ライブ映像
このMVが公開される数日前に公式LINEにてライブ映像が限定配信された。
これはこの曲に限った話ではなく、BLUEGOATSのライブ全部に共通して言えることだが、いい意味でアイドルじゃないみたいだ。BLUEGOATSは自分たちの経験をもとに、自分たちで作詞や振付を考えている。自分たちの言葉だからこそ、そこに魂がこもっていて、心に直接語り掛けてくるようである。音源を聴いたとき「最強にかっこいい!!」と思っていても、ライブを見るとその最強が簡単に覆される。キラキラ輝くアイドルの面ももちろんたくさんあるのだが、BLUEGOATSのライブでは人間味、人間らしさのような、他ではあまり見られないような、アイドルに対する勝手な偏見を覆すような、そんな姿を見ることができる。見る者を本当に感動させ勇気づけてくれる。アイドルじゃないみたいという序盤の言葉に矛盾するようだが、その意味では誰よりも本当にアイドルなのだろう。
https://youtube.com/playlist?list=PL8oN0g0p3lV1G1yyhKNzWMfSB_9Zpwv4e )

最後に
BLUEGOATSは3年で横浜アリーナに立つことを目標としている。
もし自分だったらおっかなくて口に出すこともできないような大きな夢をかかげて活動している。そんな大きな夢を大きな声で言えるのは、彼女たちが果てしないような努力をしているからであろう。そんな彼女たちの頑張る姿は、応援している私たちに元気と勇気と、そして笑顔をくれる。
そんな彼女たちの大きな目標が叶ってくれることを心から願っている。
BLUEGOATSにはこれからももっと日本中を明るくしてほしい。

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