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2023年2月2日 09:27

ノチ　ユキコ

お仕事
AEA上級認定エステティシャン
耳ツボジュエリーセラピスト
美容健康アドバイザー
ハンドメイドアクセサリー作家

プロフィール
福島県福島市出身。
TBCエステティシャンとして6年勤務。
”やるなら1番”を掲げ、努力の末サロン売り上げNo.1になる。
将来は自宅でサロンを持つことが夢だった。

2011年東日本大震災で被災し、旦那は仕事のため福島に残り、当時1歳の長女と2人で新潟へ避難。
知り合いも頼る人もいなく、生活がガラッと一変した。その後次女も出産し、幼い2人の育児に追われ、仕事ができる環境ではなかった。

そんなときに、たまたまママ友に誘われたエステ会で耳つぼジュエリーを知る。また美容に携わりたい、社会復帰したい！の一心で資格を取得しアクセサリー制作も学び、イベント出展を開始。
徐々に軌道に乗り始めたところで1人の女性と運命的な出逢いが起こる。

夢だったホームエステも開始し、今まで延べ10000人以上に触れてきた施術の経験を活かし、美容健康アドバイザーとしても活動を開始。現在は新潟だけでなく、地元福島から東北へと仕事のエリアを広げる。

ラジオ出演
・工藤淳之介 3時のカルテット - ラジオ - BSN新潟放送に出演

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ストーリー

福島県福島市出身。
３姉妹の長女で幼稚園までは人見知りでのんびりした子供でした。小学校２年生の時に下の妹が生まれたのをきっかけに性格も勝気に変わり、一度決めたことはやりきるストイックさも兼ね備えました。
長所として自負できるくらい笑顔でいることも大切にしていました。

小学生のときはマーチングバンドを4年生〜6年生まで。土日も夏休みも練習練習の日々、そのお陰で国体にも出場できました。中学では鬼コーチのもとでバレーボール部を必死に頑張りました。
その後、美容に興味を持ちエステを志すようになったのは高校2年生のときです。ここでも希望の専門学校に行くために、学年で数名しか選ばれない特待生を目指して取得することができました。

目指すは1位

社会人になり、念願のエステティシャンとして仙台のTBCに勤務。表向きはノルマはなかったものの、現場は数字の世界でものすごく厳しかったです。
でもやるなら1番という思いで売上No.1を目指しました。サロン内でも営業活動は大変でしたが、接客が好きだったので不思議と嫌いではありませんでした。とにかく無我夢中で体調を崩し、耳が聞こえなくなることもありました。朝起きると「耳が聞こえないな…」と思って、病院に行ったら突発性難聴の診断で原因はストレスと疲労でした。
頑張った甲斐もあって見事に1位を達成でき、会社からハワイ旅行に招待された事もありました。

人生を変えたあの日

結婚を機に福島に戻り、家族ができて子供も生まれて充実した日々を送っていました。
そんなときに起こったのが、2011年3月11日の東日本大震災。被災がきっかけで子供の身体や将来のことを考えて旦那を福島に残して、私と子供で新潟へ行くことに決めました。

新潟での過酷な日々

TBCの仕事は大好きでした。ですが土日は稼ぎ時で休めず、平日も仕事で帰りが遅く、子供のことを考えると転勤して続けることが難しく退職を決意。当時はワンオペで仕事ができる環境ではありませんでした。

そんなときに新潟で知り合ったママ友にエステ会に誘われました。そこで受けたのが耳つぼジュエリー。また美容に携わりたい、お客さまに触れ、喜びを与えられる仕事ができるかもしれないと思い資格を取得。ただ資格を取っただけではすぐに
人に施術はできない。知識も技術も追い付かない。
当時は、子育ての合間に暇さえあればYouTubeを見てイメージしたり、猛勉強してました。

今でこそ耳つぼは8年くらい経つので、耳つぼといえば私（笑）みたいなのは築いてこれたかなと思ってます。

でも当時は頼れる人がいない状況だったし、なんとか自分一人でがんばらないとという想いで、「新しく資格取ったんだ」と声をかけて、ママ友や知り合いに耳つぼの施術をさせてもらってました。
友人のお店でもイベントをさせてもらえるようになり、知り合いからのイベント出展の誘いも増え、少しずつお客さまも増えていきました。同じタイミングでアクセサリー制作も取り入れて、イベント出展をメインに活動していました。
社会復帰できた喜びでいっぱいでした。

出逢いで変わった新潟への想い

もともとは仙台で働いていて、気候も街も大好きでした。それに比べ新潟のグレーの空が好きになれず、仙台で家を購入しようと計画中でした。

そんな時、耳つぼのイベント開催時にお客さまとしてある女性が来たのです。施術をして、アクセサリーも購入いただきました。話が弾み私が被災してきたことを伝えると、同じ福島出身でした。寺井社長は健康美容産業で自社を立ち上げており、後日話しを伺いビジョンや想いに共感し、素直にこの方と一緒に仕事がしたいと感じました。
取り扱っている製品を子どもにも使用し始めたところ、実際に変化を目の当たりにしました。

あきらめていた夢をつかむために覚悟を決めた

「この商品を扱って自宅でエステをしたい！」そう感じた私は、仙台で考えていた土地の購入を取りやめ、新潟に決め、家族を説得し、そこから3か月後には自宅の契約をしました。

エステの仕事を始めた20歳の頃から、いつか自宅でエステをしたいと思ってきました。しかし震災で諦めざる終えなくなってしまった夢、一度はあきらめた夢が新潟で叶えられると感じたのです。

寺井社長に出逢った1年後には家が建ち、
自宅でのエステサロンもオープン。

嬉しい反面、内心不安だらけ…。
旦那とは７年間別居していて、福島で20年勤めた会社を辞め、新潟で転職活動。私もまだイベント出展がほとんどで安定した収入もありませんでした。
今思い返すと本当にかけだったなと思います。私も覚悟を決めていたので「私が稼ぐからこっちに来て」と伝えたんです。これで決まりましたね(笑)

私を信じて新潟に来てくれた旦那には感謝しかありません。

今でこそお友達とご飯に行ったり、お酒の席にも行けるようになりましたが、それまでの7年間は飲みに行ったこともほとんどありませんでした。
上の子はよく体調を崩し熱も出し、アトピーや喘息もあり、看病に追われしんどい日々でした。私自身自由が全くない環境で「この生活はいつまで続くのかな…」、「安定した日々はいつ来るんだろう…」と不安でした。当時を振り返ると、常にもやもやしていて、こんなに人生悩むんだなって思ってました。