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健康マインド(宮沢賢治のイーハトーブ❗)雨にも負けず

宮沢賢治と言えば(雨にも負けず)を思い出します。
農地を歩く賢治の姿を思い出します❗
私は、その背中が好きです。
カタカナ表記は読みづらいのですが、読みづらいところにこの詩の魅力があります。

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ


この後に
南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩
とありますので、(法華経信仰)が厚い作品なのです。

私は(法華経信仰)に知識と理解がありませんのでこの詩と信仰の関係性は判りません。
ただ言葉の重みを感じるだけです。
多分私は小学高学年でこの詩に出会ったのだと思いますが、今でも、この詩の言葉が持つ重みを感じます。
「そうゆうものに わたしは なりたい」の「そうゆうもの」を探す旅は終わっていないと思います。

1931年11月の手記に「雨にも負けず」がありました。

終わり。

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