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健康マインド(心に残る言葉❗)江波杏子「私は手を握っただけでその人の大体のことがわかる。」

2018年公開の「娼年」三浦大輔監督 松坂桃李主演作品
石田衣良の小説の映画化。
大学生リョウはボーイズクラブのオーナー静香に誘われ、「娼夫」の仕事を始める。

色々な「男性を買う」女達との出会いをするリョウの20歳の夏の体験物語「娼年」❗

リョウと男を買う女達

女に買われる男(娼夫)を正面から取り上げた作品は珍しく、松坂桃李の好演が光ります❗

女達の中で私が印象に残ったのは江波杏子。配役は老女となっていますが、江波杏子の遺作になりました。

江波杏子の遺作になった「娼年」

その日は彼女の誕生日で70歳になった。「私は手を握っただけでその人の大体のことがわかる」女性だ。「あなたのことを聞かせて」とリョウの手を握り頼む、彼女は話を聞きながら恍惚とし、リョウの手を握りしめたまま達する。
しかも2回も。

1年後彼女はリョウを指名し、とあるホテルで再会する。
今度は手を握らずローションを差し出し、帯を解き、肌を重ね合う。
その事でリョウは、女性もつまらないと思っていた自分から、女性の欲望を解放することで、新たな自己像を手中にしたと感じる。

リョウの手を握って恍惚と果てる女性役の江波杏子
2018年10月に76年間の生涯を閉じます。

江波杏子と言えば「女賭博師シリーズ」を思い出します❗

「女賭博師シリーズ」は1966〜1971年7作品製作されました。

本来の江波杏子さんは、

(現実逃避的に)女優になったと言う❗

江波さんならセリフ「私は手を握っただけでその人の大体のことがわかる。」も納得してしまいます。



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