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健康マインド(日本の固有種❗) ニホンザル③ 群の論理

自然界は弱肉強食で常に争いが繰り広げられてると、想像しがちです。肉食動物が獲物を捕るのは当然てすが、仲間同士の喧嘩は大人の対応です。
病院がなく、お医者さんも居ない自然界では、少しの傷が死を意味します。だから相対した時には相手の実力を察して傷つける前に勝敗が決します。
無駄な喧嘩で傷つかない知恵があるのです。
それはライオンでもワニでもサイでも、ニホンザルでも一緒です。

その意味では人間は大人になりきれていません、知恵が少ない生き物ですね❗

サル山の順位は、基本年齢で決まります。 
あまり下剋上は起きない様ですから小さな小競り合いはありますが本気の喧嘩は無いようですね❗

例えば「高崎山のサル山」始めてのメスザル「ヤケイ」9歳が群のトップになった経過です。
この若い体力も知恵もある「ヤケイ」は677頭の群に居て、メスザルのトップになるのですが、きっかけは順位2位のオスに求愛された事で、その時のトップ(母親)に替わってメスザルトップになりました。

右がトップになった「ヤケイ」・左は求愛した「ルフィ」

9歳は人間だと30歳前後で気力も充実していて「ヤケイ」はメスザルトップになった3ヶ月後オスザルトップの「ナンチュウ」をねじ伏せます❗他の4頭の幹部が高齢で順位5位に若頭的な屈強なオスがいたのですが、幹部は屈服したので反抗せずに「ヤケイ」が群のトップになった様です。偶然もあったようですが1953年の開園以来68年間で始めての出来事でした❗

サルの群の順位は(餌を食べる順番)で確認できます。
ボスとしての部下への指示や恫喝は無いのでメスのトップもあり得るのですが、これまではオスとメスが分離していてメスのトップがオスにチャレンジする事がなかった様です。
たまたま、「ヤケイ」にオスの順位2位が求愛してメスのトップになり、見渡すとお爺さんばかりだったのでちょっかい出してみたら、ヨボヨボだったとゆう経過の様です。

今年2024年の4月時点ては「オオムギ」と認定されています。
経過は「ヤケイ」の後でリーダーになった19代リーダー「ゴロー」が群から離脱した事により2位の「オオムギ」と「ヤケイ」の返り咲き決戦があった様です。
「オオムギ」22歳・「ヤケイ」11歳で、2頭がずば抜けて強かった様です。
4月に行われた「ピーナッツテスト」で5回中4回ピーナッツを最初に取った「オオムギ」がリーダーと認定されました。
伝説のボスザル「ベンツ」以降のボスらしいです。

B群C群共通のボスになった「オオムギ」

続く。





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