健康マインド(日本春歌考①)「ずいずいずっころばし」
歌いながら握りこぶしに穴をつくり、順番に指先で穴に指を突っ込み、歌が終わったときに当たった子供が次の鬼となる手遊びの鬼決め唄。
このわらべ歌の歌詞は〜
♫ずいずいずっころばし
ごまみそずい
ちゃつぼにおわれて とっぴんしゃん
ぬけたら どんどこしょ
たわらのねずみが
こめくってちゅう ちゅうちゅうちゅう
おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも
いきっこなしよ
いどのまわりで おちゃわんかいたのだぁれ
この歌詞の隠された意味は❗
「ずいずいずっころばし」とは、「春をひさぐ婦女子を突いて、突いて、突いた」という意がある。
「♫ちゃつぼにおわれて どっぴんしゃん」
「茶壷」は女陰、コツボ(子壷)は子宮を指す。やがて短縮され「茶」が女性器そのものをあらわす秘語となり、毛の生えていない女陰を「お茶碗」という。
「茶壷に追われて」の意は、「遊女が勢い激しくイチモツを求める」ことをあらわし、性戯の主導権を握るさまを連想させる。「ドッピンシャン」は、和合の最中の音をあらわす❗
「♫たわらのねずみが こめくって」
タワラはタナ(棚、店 たな)で「貸家、長屋」の意。ネズミは、他のライバルである春をひさぐ女の客の相手を短時間、相手をする女郎(ヌスミ:盗)か遊女、あるいは、ネヅレ(夜這い)の隠語。
米食っては、あまりの情欲の凄まじさを「込め狂って」。つまり色情に耽った挙句、辿り着いた恍惚状態を指す。
「♫ちゅう ちゅう ちゅう」
人が鼠の鳴き声のようにおちょぼ口でチュウと発するのは接吻を擬音的にあらわすだけでなく別の意味合いがある。
「チュウ チュウ チュウ」と、続けて三回律としてチュウが繰り返されるのは、女が忘我の境地に達し絶頂を迎える様子を表現している。
「♫おっとさんがよんでも おっかさんがよんでも 行きっこなーしよ」
ふたりだけの世界に入った若い男女が隠れて性戯にふけっていれば、誰が呼んでも、止められるはずもなく、聞く耳ももたない。だから呼ばれても反応しない。
「♪井戸のまわりで お茶わんかいたの だぁれ」
井戸(いど)は一般に居所、居処であるが、ここでは尻を指す。「井戸のまわり」は陰門の淵(ふち)。
「茶碗」は無毛の女陰で「かいた(欠ける)」は割る。無毛の女陰を割るとは、つまり処女を犯すこと。それを「だぁれ」と第三者的な立場ではやし立てている。
こんな裏読みをする文献もあります。
続く。