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健康マインド(心に残る言葉❗)山本有三「心に太陽を持て」

この写真だと、誰だか判りませんよね。
こっちだと見たことあるでしょう❗

文藝春秋写真資料部より「山本有三」

1887年産まれの文豪「山本有三」です。
今日11月3日は「文化の日」ですが、参議院議員として文化委員長を務めていた時に日本国憲法公布日を国民の祝日として残したいと主張して「文化の日」に決まりました。

かっては11月3日は明治天皇の誕生日「明治節」として知られていたため、戦後のGHQ体制下で(軍国主義の再燃になる)と祝日にする事を反対されました。
山本は平和憲法の公布日を祝日としたい意向で「文化の日」として残しました。
1948年の参議院文化委員会で山本は以外の様に説明しています。
「憲法において、如何なる国もまだやった事がない、戦争放棄を宣言した重要な日でありまして、日本としては、この日は忘れ難い日なので是非ともこの日は残したい〜自由と平和を愛し、文化を進める、そういう(文化の日)と我々は決めたのです。」
山本有三の熱い思いが伝わりますね❗

「心に太陽を持て」初版本

「心に太陽を持て」は新潮社より発行された「日本少国民文庫」第一回配本で1935年11月に「心に太陽を持てー胸にひびく話二十篇」で刊行されました。
収録作品は何度も改訂されましたが、新潮文庫版での収録作品は以下。

心に太陽を持て
くちびるに歌を持て
パナマ運河物語
ワインスベルクの女たち
海底電線と借金
スコットの南極探検
キティの一生
一日本人
バイソンの道
動物ずきのトマス
傷病兵の手がみ
フリードリヒ大王と風車小屋
ミレーの発奮
油断
ライオンと子犬
どうせ、おんなじ
製本屋の小僧さん
ナポレオンと新兵
エリザベスの疑問
見せもののトラ
リンゴのなみ木
ミヤケ島の少年

「心に太陽を持て」はドイツのツェーザル・フライシュレンの詩で、ドイツ文学者(高橋健二)が1935年にラジオドイツ語講座を担当した時のテキストに使いました。
山本有三の「心に太陽を持て」は訳詞にアレンジを加えた作品になっています。

「勇気を失うな。くちびるに歌を持て。心に太陽を持て❗」

山本有三のまっすぐなメッセージが心に残ります。


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