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「あおぞらの党」 昭和の芸能界

昭和の芸能界は、ブラック業界でした。

美空ひばりの記者会見に同席する田岡一雄

「神戸芸能社」の社長として美空ひばりの記者会見に同席する田岡一雄はひばりの(塩酸事件)以後ボディーガードを強化した。
元々「神戸芸能社」は地元吉本興業と関係があったが、田岡が美空ひばりに惚れ込んだ事でひばりの地方巡業にも同行し地元ヤクザとの調整のためにも山口組を巨大化する必要があった。
当時の歌手・お笑い・プロレス・ボクシング等の地方興業には地元ヤクザの手助けが必要だった。
相撲巡業も同様で、アメリカでもジャズシンガーとギャングの関係はルイ・アームストロングとアル・カポネに代表されます。

テレビの人気者が地方巡業で稼ぐ構造は今でも継続されており、歌手や漫才興業やサーカスやイベント興業には地元ヤクザに挨拶する必要があります。
今でもそうです。
だって、やってる最中に妨害されるの嫌でしょ❗
それを防止するのに、費用がかかっても仕方ないでしょ。
そんな感じでした。

今回テレビ局の組織の問題で、フジテレビの女子アナ接待が問題視されています。
当然ですが、女性の人格を否定する様な行為は糾弾されるべきです。
しかし、女性アナウンサーという職種が様々な性被害に遭いやすい職種で、自己防衛の意識を高く持つべき職種です。
容姿や経歴をさらして多くの人達の前に立つ仕事ですから、様々な危険性があり、その分活動内容に多様性があり高収入に恵まれています。
それは女性タレントや芸人さん、水商売の女性、看護婦さん、介護職も職種によっての特殊性があるのと同じですね。

中居君の行為の内容は不明ですが、示談が成立しているのでこの問題は終わっています。
終わっている事案に対しても糾弾があり、自分だけでなくテレビ局にも迷惑かけた事で中居君が芸能界引退するのも彼の判断です。
個人的にはジャニーズ問題の渦中の人ですから被害者でもあり共犯者でもあるので、ジャニーズ問題が公になった時点で長く芸能界には居られないと思っていたのでしょうね。
でも、テレビ局にまで批判がこれ程集まるとは予想できなかったのだと思います。

CMスポンサーがフジテレビを糾弾して、CM差し止めをしているのは、世界基準のコンプライアンスを要求しているのだと思いますが、日本のテレビ局には無理ですね〜❗
ジャニーズ問題の時に良く判った事ですから。

これから日本の芸能界がどう変わってゆくのか見守りたいと思います。
続く。


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