実験! 進化思考 / 名著 進化思考のLogicを 実験で確かめる(その5:番外編/粘菌の能力に学ぶ (Eテレ・サイエンスZEROより) -2)
粘菌の行動を 整理してみる
前回、サイエンスZERO の ”粘菌番組" を記録したが、ここからは 迷路実験 で粘菌の取った進化行動を トレースし、進化プログラミングのヒントとしてみる。
ただし、事実確認まで追えないので「粘菌の気持ちになって」粘菌が取った行動を 妄想してみる。
行動手順
大まかに 粘菌が取った行動を整理すると…
探索範囲を拡大する
触れた物を食べてみる(餌かどうかを 確認する)
餌で無い場合は 1. に戻る(探索範囲を拡大する)
餌で有った場合は 食べる。 食べるとは、自身全体に養分を行き渡らせる為に 体内の管に 餌の栄養分を通して 体全体に行き渡らせる。
行き渡らせると同時に 効率良く 栄養分を取り込む為に 管を太くする。
同時に 餌が無い部分では 管を細くする。(行動エネルギーの効率化 = 最小エネルギーで 餌を吸収する為?)
1. に戻る(探索範囲を拡大する)
→ こうして 餌を体全体に行き渡らせて 徐々に成長して行く。
ここで もう1つのパターンで "異常事態/飢餓状態" になった時、例えば 上記の 1.~3. で ずっと餌が見つからない 等の時は、「"変形体" を作って 次世代に託す 延命行為を行うパターン」を考える。
フローとしては、上記 3. の部分で、
3.1. 餌で無い場合は、"エネルギーカウンタ" を デクリメント(-1)する。
3.2. "エネルギーカウンタ" が、10(数値は 適当)以下となった場合は、"変形体作成モードに入る"。
[変形体作成モード]
10.餌の探索を中止し、変形体作成準備を行う。
11. 体をキノコ状にして 胞子を作る準備を行う。
12. 胞子が出来たら 胞子を拡散する(飛ばす)。
13. 自らは 活動を停止する。
これらの行動パターンを フローチャートにしてみる。
(正しい フローチャートの記述方法から 逸脱している部分は 御容赦下さい)
では、次回は これを 簡易プログラミングして、餌が有る部分の管が太くなる現象が再現出来るか? 確認してみる事にする。
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