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「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第3話 信長、蝦夷上陸
信長とのランドデートから一夜明けて私は大学に赴いていた。 「ランおはよ」 いつものようにみっちょんが声をかけて来た。だが今の私はそれにチャラチャラした女子大生として返事をすることはない。 「で、あるか」 「え?なにその濃い表情。キモいんだけど」 「何って合戦に赴く前の武将の顔だよ!みっちょん!」 「全く意意味わかんないわよ」 やはり平和ボケした今の現代人にはわからないか。愚かな。 「愚かなっていう顔止めてくれない。愚かなラン」 「え!?みっちょんって心の声読
「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第2話 信長との初デート
一瞬死んで降り立った恐山の山頂には黒い炎を纏っている鳥が一匹いた。 『なんすか?』 物凄く巨大で、一度触れてしまえば消えることはない黒炎を纏った鳥が羽ばたいておった。 『マジかよ。普通ここまでくる?怠いわ~』 「ノブナガ~。『火之迦具土神』がちょっとイメージと違うんだけど~」 「、、、大体こういうのはイメージと違うもんだ」 「マジ!?じゃあ私はこの若干イラっとする鳥と契約を結ばないといけないの?」 「しゃーないだろ。というかどうせ鳥なんだ。基本的にイラつくだろ」
「信長の覇道Online~現代にタイムスリップしてきたノブナガはどうしても天下統一っぽいことがしたくてVRゲーム廃人になる~」第1話 信長、タイムスリップ
私の名前は大森蘭。花の女子大生。しかも二年で文学部。この世で最も楽とされているポジションだ。 今日も仕送り片手にショッピングにしゃれ込もうと思っていた。なのに、、、。 え?なんで?何で渋谷に織田信長倒れてんの? いや、待って。まだ織田信長と断定するのは早いわよね。髪はロン毛、着物は本能寺帰りっぽく燃えてる。あと単純にかっこいい。 「人間~五十年~」 うわなんかうわ言で信長っぽいこと言ってる。 「あの~、すいません。こんなところで寝てると警察呼ばれちゃいますよ~。ね