AIで楽がしたい
対話型AIの登場以降、文章の書き方は大きく変化したと実感している。以前は、文章を1から10まで自分で書き上げていたが、今では頭の中にある箇条書きをそのままテキストボックスに入力し、AIにまとめるように頼むだけで、大きな破綻もなく文章を仕上げてくれる。この技術は大学の課題提出にも非常に役立っている。しかし、こんなに楽をして単位をもらってもいいのだろうかと思わずにはいられない。
ここで、私が実際に行っている、AIを活用した楽な課題提出までの過程を、詳しく説明したいと思う。まず、講義の資料と自分の簡単な感想をAIに送り、清書するように依頼する。するとAIは、講義では深く言及されていなかった点を追加したり、白々しくてつまらない締めの文章を勝手に付け加えたりするため、かなりの文章量をカットする必要がある。しかし、ここで完成とはいかない。
教授はAIによって生成された文章を見極めるチェッカーを使っているという情報があるため、こちらもそのチェッカーを使って、AIと判定されなくなるまで文章を推敲する必要がある。「ここで時間をかけない=教授にバレる可能性が非常に高い」ので特にここには力を入れていく。具体的には、あえて言葉を崩してみたり、表現方法を平易なものに直してみたりする。他にも、もう一度講義の資料やノートを読み直し、矛盾点や見落としがないかなどもチェックする。こうして文章が完成したと思いきや、大体のケースではここに到達するまでに文章を削りすぎてしまい、指定された文字数に届いていないことに気づく。
この問題を解消するために、再び自分の簡単な感想を書くという最初の工程から繰り返すことになる。これを何セットか行い、さらにオリジナリティーを出すために、私自身の体験と授業内容を結び付けた文章をAIを使わずに書き加える。こうして、あっという間に課題が完成する。
いや…自分で全部書くのとそんなに労力変わらん!
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