コミ障のママ友問題 小学校編④
我が子を天使という母親とのトラブル二日目
Kさんのお子様はよくうちの子のものをとる。
ランドセルにつけていた祖母のお土産の星の砂キーホルダー。
ガラス瓶のフタのコルク栓にKの子供の歯形と噛みちぎられた跡。
よっぽど、星の砂が欲しかったのか。
そして、今回は私のマジックが出来る消しゴムと消しゴムケース。今では原型なき無惨なお姿。
何でも母の物をこっそり学校へ持って行き、盗られたので
星の砂のキーホルダーみたくされるくらいなら自分で壊してでもあの子のものにしたくない。って。
激しい性格しとります。
そして子供よ。その消しゴムはそもそも私の私物である。
一番の被害者は私じゃないか。
学校ってとるかとられるかのサバイバルなのか。
一言で言うなら何処が天使やねんである。
全てを信じているわけではないが
これをふまえて話したところで理解されるか不安しかないな。
大荒れの予感。
「すみませんが昨日のことでお電話いたしました。」
「早く謝りなさいよ。」
「きっかけはどう考えても、Kさんのお子様ですよね。昨日、お聞きになられましたか。自分のお子様に。」
「誤りの電話じゃないの?」
短絡的思考回路。謝ることの有意義性皆無。
「きっかけは私の消しゴムです。うちの子が学校に持っていってしまって。Kさんのお子様が自分のものだって言い張ったらしいのですがご存じですか。」
「じゃあ、うちの子のものだったんじゃないの。」
そうくると思いました。
「何処でお買い求めされたんでしょうか?」
「主人が買って来たんじゃないのかしら。」
「いつ頃ですか?」
「そんなのいいじゃない。何処だって。」
「よくないです。いつ頃ですか。」
「先月だったかしら。」
「どちらで。」
「近所のスーパーだったかしら。」
「本当ですか。」
「本当よ。」
「お間違えないですね。」
「ないわよ。」
「そうですか。もう一度、ご主人にお聞きになった方がいいのでは。」
「何でよ。」
「勘違いということもありますから。人間ですし。」
「逃げる気。」
「逃げませんよ。とにかく、もう一度聞いてみて下さい。」
と受話器を置きました。
だって、売ってないんだよね。
これ。売ってたらプレミアもんですよ。
十何年も前の漫画雑誌の付録なんですから。
意地悪だと思われるかたもおられるだろうが人間、時には正直さも必要だと思う。