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ほきくんのリハビリ記録㊲  ~凹凸~

私は<脊髄小脳変性症>という難病を患っています。
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<脊髄小脳変性症>・・・
・ある<動き>について、脳からの指令が出ます。
「この動きに関係する部分、例えば足・指・口などは、動きなさい!」
・その指令が徐々にうまく受け取れなくなります。
<歩行時のふらつき><手の震え><呂律が回らない>等・・・
・進行性の難病です。
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進行が進み、ほとんど歩けなくなりました。
 
それでも無理やり「前に進む」ことはなんとかできます。
ただ、足はほとんど上がっていません。
 
 
その結果、点字ブロックの凹凸に足をすくわれて、よく転びました。
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転倒の一番の原因が<点字ブロック>です。
 
1cmくらいの凹凸で目の不自由な方の安全をできるだけ確保しようと、
街中に敷かれている、あの黄色いブロックです。
 
 
 
多分、<点字ブロック>の存在は皆さん知っているのではないでしょうか。
 
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でも、
<点字ブロック>が街のどのあたりにあるのか
を具体的に知っている人はほとんどいないはずです。
 
 
 
 
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◇6月20日のリハさん 「居酒屋 かつ善」                 
◆利用駅:「総武線 新小岩:10・41駅目」、                                   
◆ホーム間隔:A                                   
◆出発駅から片道:397円
◆ほきログ:○ 
・「焼肉定食1100円」
・豚ロース肉が4枚、ガリバタソースで焼かれている。  
・お肉は1枚1枚が大きく・ぶあつい。ソースもたっぷりで食べ応え十分。                                   
◆店の出入りくち:フラット。
 
・平日なのに、ほぼ満員。店内は大変狭く、歩行器を使用するには工夫必要。
パートの方々がサポートしてくれたので、全く心配はなかった。 
  
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この日のリハさんでのことを紹介します。
 
~エレベーターを使用する際の一場面~ 
①    私と一人の若い男性がエレベーターを利用しようと、ドアの前で待ってます。
②    エレベーターのドアが開き、まず、その男性がエレベーターの中へ入ります。
③    次は私の番。でも歩行器歩行、スピードが驚くほど遅いです。
④    ドアが閉まりそうです。その瞬間!
⑤    先にエレベーターの中に進んでいたあの男性が、ドアを抑えて私が中に入るのをまてくれたのです。
 
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私が紹介したいのは、この後の男性の一言です。
信じられないかもしれませんが、本当です。

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