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ちょっくらシルクロード横断してきます 〜中東・アジア旅行記⑧〜
三十路センチメンタルジャーニー
ep8,リアルトルコ行進曲はキラーチューン 2006.11.⑧
若い女子とお茶をして癒やされたあと、せっかくこんな所まで来たのだからと、ここからそんなに遠くない軍事博物を目指した。高級な通りを抜けていくと庭に大砲が鎮座している軍事博物館に到着だ。
この軍事博物館の目玉は、なんと言ってもトルコ軍楽隊による、リアルライブなメフテル(トルコ軍楽)演奏。軍楽隊の服装もかつてのオスマン帝国衣装で、見応え十分である。
オスマントルコの軍楽隊は現在各国の軍楽隊の先駆けである。戦闘時の兵士を音楽で鼓舞し、士気を高めるための部隊だ。そして、この楽曲のメロディーが半端じゃなく癖になる。ちなみに私達がトルコ行進曲と聞いて、頭に思い浮かぶのはモーツァルトやベートーベンだが、これらはメフテルの曲をヒントに作曲されている。つまりこの軍事博物館で聴くことができるのは元祖リアルトルコ行進曲ということになるのか。
実際に演奏が始まるとなんとも言えない管楽器の節回しで、ヨダレが止まらない。ちなみにこの曲5回聴いたらもう頭の中でいつの間にかリピートしまくりのジャンキーキラーチューンなので要注意。
また、かつての精鋭トルコ常備軍イエニチェリの衣装や装備も見ることができる。イエニチェリはオスマンに捉えられたキリスト教徒の子息をスルタン直轄の奴隷とし、トルコ語教育と軍事教練を施した泣く子も黙る外人部隊である。奴隷のため、家族を作ることは許されなかったようだが、その分お給金がよく、羽振りのよい生活や肩書を手にしたようだ。私達の想像するライトノベルの異世界モノに登場するエロい感じの奴隷キャラとは雲泥の差である。
その他にも約9000点のオスマントルコ時代からの軍事展示品があり、終わった頃にはもうお腹いっぱい。ただ、日本ではあまり馴染みのない中東の中核を長期に渡って担ったオスマン・トルコの歴史を軍事面の視点から見ることができるのは嬉しい。
イスタンブール軍事博物館
軍事博物館公式HP
読んでくれた人へ
今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったらよってみてください(^^)