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ちょっくらシルクロード横断してきます〜中東・アジア旅行記ep 90

第11章 コーカサス編 
三十路センチメンタルジャーニー
ep90 トラブゾンと横浜

 朝起きて飯を食べる。その後、ベランダから表を眺める。そうここは売春街のど真ん中。ベランダから外を見ているだけでいろいろ見えてくる。目の前のホテルから大量のコールガールがでてきたと思うと散り散りにご出勤していく。そして2時間ぐらいするとホテルに戻ってくる。今日も推定60歳のコールガールから声が掛かった。還暦のコールガール.....ガールじゃないでしょすでに。

 ここのロシア人コールガールのことを地元のトルコ人はナターシャと呼んでいる。他にもアルメニアやグルジア、アゼルバイジャンなどから出稼ぎに来ているようだ。コーカサスそれぞれの国は、政治的な問題で紛争していたり互いに罵り合っていたりしているようだが、ここにいるコールガールの人たちはそんな国籍を超えてみんなで協力して支えあっている。

 昨日ファックミーと声をかけてきたおばちゃんからまたファックミーと声がかかる。ギャグでしょって顔をするとフォアイと帰ってくる。それを見ていた別の還暦コールガールが笑ってる。そして私はどうだの顔・・・。

 ベランダから外を見ているとちゃんと若いコールガールもいる。でも声がかかってもロシア語で全く言っていることがわからない。なぜか40歳以上のコールガールしか英語を話さない。これも年の功なのか。1日ベランダにいるだけでトルコ人親父の好みも見えてくる。中東近辺ではどうもわがままボディ系が人気のようだ。

 話は変わっって明日はいよいよ悪名高いグルジアのトリビシに向かう。噂では夕方以降は外に出てはダメということらしい。なんでもドラッグのプッシャーやなんちゃってカジノのような店しか開いていない上、半端じゃなく治安が悪いということだ。

 今日はオトガル(バス)乗り場に行き、明日のチケットを手に入れるのだが、ここトラブゾンではオトガルといっても通じず、旧ソ連名のティフリスと言わないと通じなかった。出発は20時到着は8時という12時間コースだ。
本当は昼の便でゆっくり景色を見ながら、国境もできるだけ昼に超えたいと思っていたが、何せトリビシの治安が著しく悪いため、着くのが夜は自殺行為のためこの時間を選択するしかなかった。
しかし、これが後で裏目に出た。

 チケットをとった後、仲良くなったチャイ屋にいって親父どもと談笑。
ここでは皆に何杯もチャイをご馳走になりほんとにお世話になった。実はこのおじさまたちは、地元の私服警察官でどうやら売春街を見張っているらいいのだが、このチャイ屋には還暦コールガールや、若いコールガール、それからヒモの男たちまで、みんな顔馴染みのようで、警察官は特にお咎めをするわけでもない。正直仕組みはよくわからなかった。でもそれぞれの立場なんか関係なく、本当にみんなに仲良くしてもらい、みんな町であっても挨拶してくれるようにになった。

とりあえず、いい人たちで仲良くしてもらったので、目元は隠しときます

 なんか海に、港、外国人、売春婦に潮の香り....生まれて育った横浜を思い出した。すごくなつかしく、また、そんな場末のチャイ屋さんが素晴らしく心地よく感じられた。

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)

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