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親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメを読んでみた(後半)

40代になっても父親へのイライラに心を奪われそうになる私。
なんでこんなに父親とうまくいかないのか。
もう大人だし離れて暮らしているのだから、会う時だけうまく受け流せば良いと思っていたのだが、、、。
母が他界し、家のことをほぼ母に丸投げだった父が残された。実家に帰る機会が増え、そこには全く受け流せない自分がいた。
これから父とどうやって関わっていくべきか、父親との関係性が、再び私の人生に関わる大問題に引き上げられてしまった。

さて、そんな私が今回手にしたのはこの本。

前半はこちら
親子の法則 人生の悩みが消える「親捨て」のススメを読んでみた(前半)|えむ (note.com)


ワークやったら号泣した

この本では8つの親捨てワークを体験できる。
結果から言うと、号泣した。
ワークでこんなに感情があふれてくるのかと驚いた。

私が体験したワークの一部だけ書いてみる。
全てのワークを順番通りに進めることが大切だと思うので、ぜひこの本を読んでワークを体験して欲しい。

・ワーク2 不幸の手紙

親へ不幸の手紙を書くワークは何とも気持ちが良い。誰にもみられることがないノートに、これでもかと親への恨みつらみを書き続ける。
書いていると止まらない。
ワークの前半で、私がどんな風に親を想っているかを言語化して再認識することは本当に大切だと思う。一度頭と心にあるものを吐き出すのだ。
これをせずに無理に「良い体験」に変換するのは、黒い塊を綺麗な包装紙でラッピングするようなもの。黒い塊が自分の中に残るだけでなく、いつかそれは腐敗し匂いを放ち、綺麗な包装紙にも、そしてその周りのものにまでも滲出していくだろう。
ただ、この手紙だけは決して親の目に触れさせてはならない。

・ワーク7 愛されていた証拠集めをする

さ、このワークで号泣。
ワーク6までの流れがあってこそのこのワーク。
愛されていた証拠がどんどん出てきて涙が止まらなかった。
私は愛されていたんんだ。私はこんなに愛を与え続けられていたんだ。

・ワーク8 感謝の手紙

感謝の言葉があふれてきた。
父へも母へも感謝が止まらない。
私は、生まれてきたことに感謝している。
生んでくれた両親に感謝している。あの二人がいなければ私は存在しないのだから。
人の悪いところにしか目を向けないと、悪いところばかりが見えてくる。
良いところを見ようとしてこなかったのは私だったんだ。

自分の中の親ブロックは母にもあった

私は父親にイライラしていて、父親こそが毒親だと思っていた。
でも、私の中には母親に対する様々な思いがあったことに気づかされた。
「お父さんがダメだっていうから」
「お金がないから離婚できない」
父が言うことが絶対で、何も意見を言えない母。
男がうまくいっていると女もうまくいき、男がうまくいかないと女も全てがうまくいかない男女関係の構図。
私は母の姿に自分の将来を重ねていたのかもしれない。
結婚を、家族を、呪縛でしかないと感じていたのだろう。
だから必死で働いたし、男に私の人生を渡してはいけないと思っていた。
恋愛はたくさんしてきたが、結婚が近づくといつもうまくいかなかった。

ワークを終えて

私は母の姿に自分を重ねていた。
だから父親の母親に対する態度にいつもイライラしていた。
でもあの2人にとってはそれぞれの愛の形があったのだ。
そして、私に対する愛もそこにはたくさん存在していた。
私は生まれてきたことに感謝しているし、何よりも宇宙一出会えて良かったと思える姉がいる。
あの父と母が生み育ててくれたお陰で、私はここにいるのだ。
今まで私が「得てきたもの」に気づき、生きてきて良かったと感じる。

これからの私

私は初めて自分がいかに多くのエネルギーを親問題に費やしていたのかに気づかされました。

本文より引用

私は長い間、親に対する怒りや恨みの感情にエネルギーを費やしてきた。
父親にイライラして何も手につかない日もあった。
ワークを終えたこの瞬間、私は心が穏やかであることを感じた。

「親捨て」が完了すれば、あなたは自分の人生を歩むことができます。本当の望みがわかり、自分が生まれてきた意味や使命、進むべき道を知ることができるのです。

本文より引用

今まで親を否定することばかり考えていた。
「お前のせいでこの程度にしかならなかったぞ!」本文にこんな一文があったが、まさにその通りの人生を歩んできた。
幸せになったら、成功したら、親を認めることになってしまうと無意識の葛藤を繰り返してきた。

でも、もう大丈夫なんだ。
幸せであることを素直に祝福できる。
今後一切父にイライラしないなんてことはないと思うが、それでも私がそれに飲み込まれることはないんじゃないかな。

これから、私の人生は私が変えていく。


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