カメラ選びが難航する4つの理由
前回の投稿で『季節性カメラ欲しい病』に罹患している話を書きました。
詳しくはコチラ
毎年、運動会の季節になると「季節性カメラ欲しい病」に罹患する私。
とうとう今年こそカメラを購入したいと思い、様々なカメラを物色しています。
しかし、未だこれ!と思うカメラが見つかっていません。
なぜカメラ選びが難航しているのか、理由を考えてみました。
理由その1 カメラの種類とメーカーが多すぎる問題
スマホやパソコンなら大体のメーカーや機種が分かりますが、カメラに関してはほとんど無知の私。
過去にデジカメを購入したのも、確か15年以上前だと記憶しています。
コンパクトデジカメでしたが、今その画像を見ると「ガラケーの写真?」と思うほどの画質の粗さです。
その後はスマホのカメラでしか写真という物を撮影したことがないので、カメラの種類もメーカーの名前も分かりません。
たまにCMで「フジフィルム」や「Nikon」など国内主要メーカーの名前を見る程度です。
しかも、それぞれのメーカーが技術と総力を結集して最高のカメラを作るので、もうどれを選べば良いのか分からなくなってしまいます。
理由その2 カメラのレンズの種類の多さ
カメラのレンズにこんなにも様々な種類があるとは、想像もしていませんでした。
なぜなら、コンパクトデジカメやスマホのレンズは取り替えが出来ませんし、選ぶ余地もないからです。
買ったカメラやスマホについて来るカメラを、せいぜい拡大や縮小、フィルターをかけるなど、設定を変えて工夫するしかないのです。
しかし、一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラは、カメラ本体とレンズを取り外して用途に応じて様々なレンズに取り替えて撮影します。
主なレンズの種類
単焦点レンズ
標準レンズ
ズームレンズ
望遠レンズ
広角レンズ
その他、魚眼レンズや星を撮影するための超望遠レンズなど。
それぞれに数値や種類があり、さらに一眼レフ用とミラーレス一眼用に分かれており、メーカー毎に使用できるレンズが変わってきます。
もう、素人の手には負えない種類の多さです。
そして、高価なレンズはカメラ本体よりも高額になります。(なんで?)
カメラの使い方を覚えるよりも先に、カメラの種類やレンズの種類を見分けられるようにならないと、自分の撮りたい写真を撮るためのカメラを購入することが難しいのです。
もちろん、カメラ屋さんで専門のスタッフに聞けば、それはそれは立派なお高い最新のカメラをおすすめしてくれるでしょう。
しかし、スマホカメラの高画質化と円安に伴う部品の価格高騰により、カメラの値段はどんどん高くなっている印象です。
20万円、30万円、中には100万円を超える高級機種も発売されています。
さすがに、素人が趣味程度に写真を撮るために20万円以上の出費をするのは現実的ではありません。
プロやセミプロ、プロを目指している人などは、投資として高い金額を出しても惜しくないかもしれませんが・・・。
そして、カメラの価格ばかり眺めていると金銭感覚が麻痺してくるのも事実。
「へぇ、このスペックでこの価格なら買いかも?」
「いやいや、予算の何倍もするじゃないか!ムリムリ!」
この感覚。覚えがあると思ったら、家を建てる時の感覚と似ています。
0の数が増えていくと、全く現実味のない値段でも買ってしまいそうになります。
理由その3 販売店毎の値段の差と中古市場の拡大
カメラの販売店には多くのチェーン店があります。
カメラ専門店や家電量販店、リサイクルショップなど。
さらにオンラインショップには様々な販売店が存在しています。
それぞれに扱うカメラの種類や値段設定も違っており、アフターサービスや保証、メンテナンスなどどの販売店で買えば良いのか分かりません。
また、カメラの中古市場も拡大しておりネットではたくさんの中古カメラが販売されています。
ネットで中古カメラを購入する際に気を付けなければならないのが、状態を確認しにくい点、返品しにくい点(そもそも新品ではないので初期不良での返品がどこまで可能なのか不明です)、実際に手に取って見ることが出来ない点です。
カメラを使ってみると分かるのですが、外観に問題がなく説明と相違ない商品だとしても、思っていたよりも使いにくかったり持ちにくかったりという不具合は多い物です。
安い買い物ではないので、本来なら実際に試してみてから購入したいところですが、オンラインショップで中古を購入するとなると難しいでしょう。
実は、実際にメ○カリで中古のカメラと望遠レンズを購入したのですが、実際に届いてみると思っていたよりも望遠が効かず(これは私がレンズに対する知識が乏しかったせい)さらに一眼レフカメラの一番の醍醐味である「背景のボケ感」も弱く、泣く泣く再度売りに出しているところです。
望遠レンズに至っては、買ってみたら「オールドレンズ」という昔のレンズだったことが判明し、今巷で流行っている「写ルンです」風の写真になってしまいました。
私は実際に「写ルンです」を使ってきた人間ですので、今更写ルンです風の写真を見ても、エモくもなければ「逆に新しい」という感想も持たないわけです。
「あぁ、ぼんやりした色味のピンボケの写真だな」としか思いません。
私が撮りたいのは、遠くの物もハッキリくっきり、鮮明に写っている写真なのです!
理由その4 レンタルカメラというニュースタイル
世の中はサブスク産業が溢れ返っています。
映画や音楽などの知的財産はもちろん、事務所や古民家などの不動産(賃貸ではなく月単位での定額制)、貸し倉庫、レンタルスペース、子供のおもちゃなどなど、必要な時に必要な分だけレンタルすることが可能です。
カメラにもサブスクリプション(定額制のレンタル)の波が来ており、まだ数は少ないもののイベントや旅行の必要な時だけカメラをレンタルするという選択肢があります。
もちろん、自分が購入したい機種をレンタルしてみて気に入ったら購入するという「お試し」という使い方も出来ます。
ただ、借りられる機種にランクがあり最新の人気機種になるとサブスク料金が高くなるようです。
その料金をレンタルで掛けるなら、買ってしまいたいと思うかもしれません。
調べれば調べるほど奥が深いカメラの世界。
オタク心をくすぐるのも理解できます。
コレクターがカメラにハマると、貯金を食い潰すことになりかねません。
カメラを購入する際は、予算と必要なスペックをはっきりと決め、さらに予算を大幅に上回るカメラに手を出さないという自制心が必要になります。
たかがカメラ、されどカメラ
いつの日か私の元にお気に入りのカメラがやってくることはあるのでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
やっと秋らしい気候になってきました。
寒暖差で体調を崩さないよう、お気をつけてお過ごしください。
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