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神戸観光おすすめスポット2選

はじめに

神戸と言えば、言わずと知れた「おしゃれな港町」
京都、大阪に並ぶ関西屈指の観光都市です。
今回は、秋に訪れたい人気の観光スポットをご紹介します。

1.神戸の中華街「南京町」

南京町の歴史

入り口にそびえ立つ「長安門」

日本最大規模の中華街「南京町」
その歴史は地元民にも意外と知らない人が多いのではないでしょうか?
私も兵庫県で生まれ育ち、学生時代は神戸に通っていた時代もありましたが、南京町の歴史については恥ずかしながら知りませんでした。

南京町の誕生は、明治元年(1867年)の神戸港開港からといわれています。当時の清国は日本と条約非締結国であったため、外国人居留地に住むことが出来ず、その西側に隣接する現在の「南京町」のあたりに居を構え、雑貨商、豚肉商、飲食店などを始めたことから、中国人が多く住む町として「南京町(なんきんまち・なんきんちょう)」「南京街(なんきんがい)」と呼ばれるようになったそうです。

しかし、昭和20年の神戸大空襲で元町一帯は全焼。戦後はバラックが立ち並ぶ闇市となり、やがて外国人バーが林立する裏通りに変貌してしまいました。
昭和50年代になり、南京町一帯が神戸市の区画整理事業の対象となったことから、商店主たちが「南京町を復活させよう」と南京町商店街振興組合を設立。かつての繁栄を取り戻すために中華街としての町づくりをスタートさせました。名称を「南京町(なんきんまち)」に統一し、ハード、ソフト両面にわたって整備を重ね、今の「南京町」を作り上げたのです。

https://www.nankinmachi.or.jp/about

昭和20年の大空襲から昭和50年の今の南京町が出来るまでの30年間という長い期間、バラック小屋が立ち並ぶ裏通りだったという事が驚きです。
昭和の中頃までは、神戸のみならずあちらこちらにバラック小屋や整備されていない裏通りがあったのは事実です。

現在の南京町の様子

今の南京町は観光客で混雑し、在日中国人が営む中華料理店や中国雑貨を取り扱う店舗、店先でフィンガーフードを売り捌く露店などで賑わっています。
フィンガーフードには、北京ダックや中華ちまき、油条と呼ばれる中華風の揚げパンなどがあり、異国情緒を漂わせています。
お昼時になると、各店舗のスタッフが道に出て、
「いらっしゃいませー!中の席空いてますよー!ゆっくり食べていってねー!」
と、中国語訛りの日本語で呼び込みをします。
フィンガーフードを買って食べ歩きをするのも良いのですが、今回は呼び込みのお姉さんに誘われて店内でランチをいただく事にしました。


中国らしい色使いです
笑来福さん
ランチタイムは11時から15時まで

夜は中国バー、昼間はランチのみの営業の様で、店内は少し夜の雰囲気が漂うネオンサインが配置されており、メニューにも青島ビールや紹興酒などが並びます。
私は「油淋鶏定食」をいただいたのですが、フカヒレスープ、サラダ、春巻き2本、ザーサイ、鶏もも肉を一枚丸ごと揚げた油淋鶏がセットになって980円!
本格的な中華料理のお味を楽しめて、お腹いっぱいになるボリュームでした。

2.umie ハーバーランド

南京町がある元町から歩いて15分ほどで、umieハーバーランドに到着します。
案外近くにあるのに驚きました。

メリケンパークを通過します
MOSAIC

週末のumieはカップルや家族連れで賑わっています。

波止場ではマーケットが開催されていました

umieには、様々なショップが立ち並び、一日中楽しむことが出来ます。
映画館、レストラン、カフェ、お土産ショップ、ゲームセンター。
週末には波止場でマーケットが開催され、パフォーマーが大道芸を披露しています。
若者や子供向けのお店だけではなく、大人も落ち着いてくつろげる「にしむら珈琲」や「Morozoffカフェ」などもおすすめです。
神戸らしく大人のリッチな気分を味わう事が出来ます。

終わりに

神戸は山や海に囲まれ、風光明媚な異国情緒溢れる素敵な町です。
2024年11月現在、NHK朝の連続ドラマ小説「おむすび」の舞台になっており、全国から注目されています。
関西にお越しの際は、ぜひ一度訪れてみてください。
今回ご紹介した元町南京町やumie以外にも、三宮やポートアイランド、少し足を伸ばして須磨浦海岸など、見どころいっぱいです。

日に日に寒くなってまいりました。
今年も残り1ヶ月、元気にお過ごしください。

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