私の好きなアジアの男前たち【後編】
前編では①香港②韓国をお届けしましたが、後編は以下の2つに分けています。④の方は比較的最近見始めたので、今後もどんどん開拓していきたいですね♪
③台湾
台湾は2003年に日本で放送された
『流星花園(花より男子)』’01年
これがキッカケですね。そして私は花沢類が好きなので、台湾版でもやっぱり花沢類役をした周渝民(ヴィッ・チョウ)さん推し。仔仔(愛称)は香港のニコちゃん同様にいい歳の取り方をしているなと思います。
デビュー後は短期間でたくさんドラマに出ていた仔仔。ほとんどが日本漫画原作のドラマでしたがあの顔だから似合っていましたね。
その頃のドラマでおすすめなのが
『戦神〜MARS〜』’04年
惣領冬実さんの漫画を実写化したもので仔仔が樫野零と聖の2役。仔仔が2人とか最高じゃん。明るく元気なバイクレーサー零だけど危うい部分も持っているという、それまで演じたことのない役でしたがとても良かった。このドラマはOSTもお気に入りでアルバム買った。
私は原作を読んでいないので比べることはできませんが思いのほか暗いです。大好物です。そして仔仔がこんなダークで起伏の激しい役が出来るなんて思ってなかったからビックリしました(失礼)。
柴智屏Pと蔡岳勳監督という布陣で、蔡岳勳監督こだわりのYAMAHA&鈴鹿。そして何より花より男子のつくしと類が再演等々、見所が多い作品ですので是非見ていただきたいんですが配信されてないです。何ででしょう?
(※確認したらアマプラさんで見れるみたいです!)
先ほども書きましたがこのドラマはOSTが良くてですね。柯有倫さんが歌うOPの「零」がロックでカッコいいんです。そして、仔仔とキラ役の徐煕媛さんが歌ったED「譲我愛你」がまた良くてね。いいドラマにはいい曲があるんだなー
もう一つおすすめなのが
『痞子英雄〜Black&White〜』’09年
もうコレは本当に好き!オリジナルの脚本で最後は壮大な話になってたけど、蔡岳勳監督の気合いの入れようが凄い作品。俳優さんも演出もロケーションも音楽もどれも素晴らしくて本当に台湾ドラマ!?って感じです(失礼)。これまた主題歌&エンディングが良いんだよね。
なんか適切なあらすじが見つからなくて…
まぁ確かに簡単には表現出来ないストーリーなんですよね。痞子(ごろつき)と英雄がコンビになって事件を解決していく、その頃の台湾ドラマでは珍しい本格アクション刑事ドラマなのです。
でもそれだけじゃなくて、仔仔演じる陳在天の謎が解き明かされていき、それと共に相棒の方もまさかの真実が!みたいな?
俳優さんが皆んな良いんだけどやっぱり仔仔が最高に素敵。陳在天という遊び人なのに検挙率No. 1の刑事で、周りに翻弄されて黒にも白にもなっていく役。あの役を演じ切った仔仔が主演男優賞を獲れなかったのいまだに根に持ってるからw
ビジュアルも良くてね。黒髪が良い。柄シャツも黒シャツも似合う。ダメな要素が一つもないんだけど?あの仔仔を知らないなんて人生損してるよお客さん!
そしてロケ地の高雄が素敵!綺麗な空と街で見ていて気持ちが良い。行きたいと思いつつ高雄にはまだ行けていないので次に台湾行く時は絶対行く。そして行く前にドラマもう一回見る!(DVD持ってる) こっちもなんで配信されないんだろう?いろんな人に見てもらいたいのに…
キッカケとなった『流星花園』も上の2つの作品も全て蔡岳勳さんが監督。そして監督の秘蔵っ子の修杰楷(シュウ・ジエカイ)さんが『戦神』と『痞子英雄』に出ています。好きなんですよね〜最近どうしてるのかしら。
この作品以降は大陸でのお仕事が多くてしばらく追えてなかったのですが、そんな仔仔がついに戻ってきた作品↓
『追撃者〜逆局〜』’21年
でもこれは結構グロくて挫折しそうになった。仔仔は暗いしなんかよく分からん奴だし。事件が色々起きる上に過去の事件も捜査するし。大忙しだよ。
凶悪で猟奇的な事件が起こりすぎなのよ。嫌だよこんな街。しかも韓国ドラマでも良くあるけど、警察が一番信用ならないから。絶対内通者いるし、証拠隠滅するし、警察官死んじゃうし。でも面白いのよね。
プロデューサーは、映画『セデック・バレ』のチェン・リャンツァイさんで、演出は『次の被害者』を手掛けたデヴィッド・チュアンさんとチェン・グァンジョンさんらしく、重くて暗い良いドラマとなっております。(『セデック・バレ』しんどいけどオススメ)
仔仔が素敵なのは勿論、相棒役?の朱軒洋(ベラント・チュウ)さんもかっこいいです。背も高いし濃いめの良い顔。次は『暴走外科医がやってきた』を見ようと思っています。そして隊長!李銘順さん好き。マレーシア出身の方なのですね。渋くて良い隊長でした…
全体的に重くて暗いしグロい部分が多いし、相変わらず一番重要なところでうっかりミスする人が多いので、おいおいってなるけど、良くあるよね!な精神で見てください。
そして現在の台湾は結構良いぞ。日本漫画実写化ではなく台湾オリジナルで攻めてる。
『悪との距離』’19年
『いつでも君を待っている』’19年
この辺りから見応えある作品が増えてる感じ。今見たいのは最近台湾で終わったドラマ↓
『美食無間』
チラ見した程度だけど美味しそうなご飯がいっぱい出てくる。プラス刑事ドラマなのかな?不思議な話ですが“見たい”じゃなくて“食べたい”ドラマですw
是非とも日本で見られますように!
④中国大陸
香港・台湾・大陸ってそれぞれ個性があるのでとりあえず3つに分けてみました。本当にそれぞれカラーがありますね。
大陸のドラマを見るようになったのはコロナ禍。ありきたり過ぎてごめんなさいなコレ↓
『陳情令』’19年
50話ありますからねあらすじも長いけど結構要点押さえてる感じじゃない?ありがとうWikipedia。
2021年に配信がスタートし速攻視聴。学生の頃に三国志を元にした小説を読んでいたので、姓名+字+通り名&阿〜等、呼び方が色々あることに対して抵抗がなく、むしろ世家ごとに服の色とか紋様とかあってめちゃくちゃ分かりやすかった。
にしても15話くらいからもうずっと悲しくて悲しくて。魏嬰が一回死ぬって分かってるからそれまでの過程を見るのが辛かった…
でも蘇ってから最後までがあっという間。過去の話の回収が物凄い勢いで進んでいく。だから結局50話なのに速攻で見終わってしまった。空耳で主題歌「忘羨」が聞こえるようになり、その上キャラソンまで履修して作品にどっぷり。物語を理解した上で再度視聴。
え、待ってここでこれ出てたの?
え、これも伏線だったのね…
いや違うのそうじゃないの!
待って皆んなお願いだから話を聞いて!
そして重要なことは話さないんだよね君たち!
あぁ師姉すーじぇー泣
みたいな感じでした。
ところであのキャラソン、師姉の「意難平」以外使われてないの何なん?あんなに良い曲たちなのに。江澄の「恨別」と藍曦臣の「不由」を聞いた時は声が良すぎて震えたし。ドラマの中では配音なのが本当に悔やまれるわぁ…
『陳情令』はブロマンスと聞いていたので見るまでドキドキしていたんですが、私的にはブロマンス感は特に感じず。どちらかというと家族愛とか兄弟愛、そして「情」と「恨」みたいなものを感じました。
「恨(ハン)」というのは韓国語を勉強した時に先生から教わったものなのですが、
このような韓国の概念らしいのです。ドラマを見た時、これがピッタリだなと思いました。中国にもこういう概念があるのかな?
それにしても小道具が綺麗でねー
公式YouTubeで美術特集があるのですが、見応えがあります。というかもっと見たいです。
もちろん好みは分かれると思いますが、大陸ドラマの初めましてが『陳情令』で良かったです。
ただその後がイマイチ自分の好みのドラマが見つけられず…ガッツリCGで興醒めしたり、全体的な色味?で見る気が失せたり、とりあえず顔が好みじゃない(酷い)等々。なんとなく気が乗らなかったのですが昨年ようやく出会いました。
『猟罪図鑑』’22年
似顔絵捜査官だけど観察眼が凄すぎて時たま似顔絵関係ないっぽくて面白い。一応それなりに理由はあるんだけどもw
ドラマ自体は各事件をしっかり描くと言うよりも、沈翊がどう事件を解くかを見せたい感じ。もうちょっと事件の内容を最後までしっかりやっても良かったような…結構考えさせられる事件が多かった分そこはちょっと残念。日記の男の子の話とか、DV男の事件とか結構気になったよ。そして犯人の女性たちが皆んな美人でね。だから余計にその後が気になったな。
それにしても映像が綺麗。陽の光とか淡い色合いが綺麗で少し映画みたいな感じがします。“絵画”を扱っているからですかね?色味とか構図みたいなのにこだわっているのかな?と思いました。それにしても本当に陽射しが綺麗に撮られています。オープニングはそれと真逆な感じですけどww
そしてこのドラマをキッカケに檀健次(タン・ジェンツー)さん、通称「けんじくん」にハマる。キリッとした顔も良いけど、バラエティーのへにゃら顔も良い。ちょっと小さめだけどそこが可愛い。でもステージではカッコいい。あと声が好き。落ち着いた良き声。
そんなけんじくんを堪能できるドラマがこちら↓
『長相思』’23年
と言っても内容が苦手な感じなのでYouTubeにあったWeTV台湾さんの「“夭柳”感情線(上・下)」約5時間を視聴しただけ。なのでドラマの感想は何も言えないのですが、とりあえずドSでキャラ大渋滞の美人相柳万歳!(9つの頭を持つ蛇の妖で軍師で血吸って防風邶で…て1人でキャラ抱えすぎw)
そんでもって「夭柳5時間」では内容がサッパリ!
今月から衛星劇場さんで放送されるようなので、契約してちゃんと見ようかなと思ったんですが今回は我慢する!契約してるWOWOWさんで来月から『蓮花樓』放送されるんでそっちを先に見ることにします。
暫くは「夭柳5時間」とけんじくんの歌で我慢しておきます。もう「等不到的等待」がたまらなく好きだからね。そして楊紫さんと歌う「偏愛人間煙火」も好き。この2曲を含めてけんじくんの曲は他にも好きな曲が色々あるので、檀健次歌曲合集をエンドレスで聞いて過ごします。
あとは張凌赫(ジャン・リンホー)さんが好き。シンプルに顔が好みです。
『探偵麗女』’20年
ピンク色でおかしな邦題は見る気が失せる人なのに、気まぐれで見てみようと思ったやつ。これが意外と良かった(失礼)。事件と過去の真相を追うことがメインでラブコメじゃなかったからセーフでした。
『雲之羽』’23年
こちらは内容置いといて全出演者のビジュアルだけで見ると決めたやつ(iQIYI でちょっとだけ見た)。りんほーくん含め皆さんのお顔が大変よろしゅうございます。にしてもりんほーくん見るとなんでか韓国のイ・ミンホの若い頃を思い出すのは私だけ?笑ったりお芝居してる時のふとした表情とかがさ。私だけか?
にしてもけんじくんもりんほーくんも直近で配信された(配信待ち)ドラマ多過ぎない?どれもこれも見たいんですが日本で見られますかね?iQIYI たちの日本語字幕はさっぱり過ぎるのよ…宜しくお願いします。
はぁーいっぱい書いたー
もう思い残すことはないw
韓国もですが中華圏は人口が多い分、層が厚くて素晴らしいですね!ここに挙げた方々以外にも気になる方やドラマがたくさん。
今年前半は舞台観劇をちょっと控えるので(後半に大型が控えているため)、その分ドラマを見まくりたいと思います。配信で簡単に見られる世の中になって嬉しい限りです♪